フィンランド戦車の塗装備忘録的まとめ

意外と1枚岩ではないフィンランド戦車の塗装 模型を作るときに便利なのでまとめておく
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ドベロフ @doberofu

何か超勘違いしているので自分でも覚えやすいようにまとめておく フィンランド戦車の塗装について

2016-10-18 23:44:38
ドベロフ @doberofu

フィンランド戦車の塗装は40年初め、冬戦争の結果獲得した赤軍の戦車を塗装することから始まった。塗装創成期は青いサインをフィンランドのトレードマークにするつもりだったよだ。冬季戦のため真っ白に塗装された戦車に青い蛇行ラインを引くささやかなものだった pic.twitter.com/RHzZuyZWtQ

2016-10-18 23:51:16
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ドベロフ @doberofu

しかし40年初めフィンランドの代名詞たる3色迷彩は実はもう登場していた。撮影場所を失念してしまったが40年4月ごろのに撮影されたボフォース37mmには夏季の湿地帯向けにあの3色迷彩が施されている まだ各国が迷彩の有用性に気づくちょっと前に夏季迷彩の可能性を探っているのは流石 pic.twitter.com/I2ilntxZFg

2016-10-19 00:12:07
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ドベロフ @doberofu

ただ3色迷彩が施されてるものは自国でライセンス生産していたボフォース37mmが多く、供与品や鹵獲品であった対戦車砲には43年まであまり見かけない おそらく37mmの工程に塗装が含まれていただけで工場を経由しない鹵獲品等まで手が回らなかったと見える pic.twitter.com/jQXJkLNGSh

2016-10-19 00:17:58
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ドベロフ @doberofu

初めて車両に3色迷彩が施されたのは1941年にラーペン ピタヤで撮影された(SAソースなので「らしい」にとどめておく)BA-20ですでにハカリスティが書き込まれている。ただその場で書き込んだのかは謎で同じ日に撮られたT-28には施されてないのでソ連側の迷彩の可能性が高いかもしれな pic.twitter.com/MQ9oVzrCGx

2016-10-19 00:30:07
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ドベロフ @doberofu

3号突撃砲たちは文献も持ってるので確認できる 手元の「Suomen panssariase」では43年7月10日にヴァルカウスに到着した発注第1陣から塗装が行われ湿地をイメージした3色が塗られたと記されている。 つまりフィンの3号突撃砲はみな3色迷彩が施されたとして間違いない様だ pic.twitter.com/ZXpNjsS1YI

2016-10-19 00:54:59
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ドベロフ @doberofu

さてタン色の蛇行ラインに点々とレッドブラウンが塗られたのがヴァルカウスで塗装されていたパターンだけれども、これ以外にも出所が分からない塗装パターンがいくつか存在する

2016-10-19 01:00:10
ドベロフ @doberofu

独立戦車中隊のBT-42はタン色の面積がかなり大きく、またレッドブラウンの点も大きい。そもそも独立戦車中隊は夏季迷彩が始まっていたはずの初陣43年6月時点では未塗装のまま出撃し、ヴィープリ攻防戦の前後から迷彩を纏って活動していたのが確認されていて塗装が行われた時期も謎なのだ pic.twitter.com/G05CODuTYY

2016-10-19 01:15:19
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ドベロフ @doberofu

Ps231-1 川に落としてしまうまでエリッキ・テッポ少尉の愛車だったこの戦車も塗装面がやたら大きく、ヴァルカウスの塗装パターンではない。 43年夏のラーペンラッタで行われた対戦車近接攻撃指導の風景から姿が確認できるがそれ以前は不明、その後アーニスリンナにも顔を出している pic.twitter.com/qzvgQT9Te3

2016-10-19 01:27:05
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ドベロフ @doberofu

とんで2年、43年6月には確認している中で初めて3色迷彩が登場する。 タヴェッティで行われた戦車の超壕実験で迷彩が施された戦車が使用されている。ヴァルカウスで小同じような塗装を行ってる写真が同年11月に撮影されているのでおそらく43年夏からこの迷彩がフィン兵器に施され始めたようだ pic.twitter.com/thiVCfKrIN

2016-10-19 00:47:53
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