茂木健一郎(@kenichiromogi)さんの連続ツイート第1932回「ピコ太郎さんのPPAPがネット上で爆発的に広がった理由」

脳科学者・茂木健一郎さんの10月30日の連続ツイート。 本日は、感想です。
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茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート1932回をお送りします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。

2016-10-30 07:41:21
茂木健一郎 @kenichiromogi

ピコ太郎さんの「PPAP」(Pen-Pineapple-Apple-Pen ) youtube.com/watch?v=0E00Zu… が世界を席巻している。今朝はこのミームについて考えたい。

2016-10-30 07:42:19
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茂木健一郎 @kenichiromogi

Justin Bieberさんが「今インターネットではまっている動画」とツイートしたことが一つのきっかけだと言われているが、ネットのミームを集成するサイト knowyourmeme.com/memes/pen-pine… の流れを見ると、それ以前にネット上では広まっていたことがわかる。

2016-10-30 07:44:05
茂木健一郎 @kenichiromogi

鍵となるのは、「本家」であるピコ太郎さんの動画はもちろんだが、多くの「カバー」、「パロディー」が生まれて、それらの動画も多くのビューワー数を稼いでいった、という点にある。「本家」+「カバー」のパワーで、PPAPは一気に広がっていったのだ。

2016-10-30 07:45:04
茂木健一郎 @kenichiromogi

PPAPは、カバーやパロディーが、lip dub(口パク)で作りやすかった、ということも一つの大きなポイントかもしれない。ピコ太郎さんの音声トラックを用いて、さまざまな人がそれぞれのPPAPをつくったことで、ミームが一気に広がった。

2016-10-30 07:46:49
茂木健一郎 @kenichiromogi

「本家」であるピコ太郎さんの独特の存在感がブームに火をつけたことは言うまでもない。ヒョウ柄で、サングラスをかけ、ちょっと「こわそう」だけれども、意外とチャーミングで、ナンセンスなことを言う、そのギャップが受けたのだろう。

2016-10-30 07:47:42
茂木健一郎 @kenichiromogi

PPAPのミームは、ドリフターズの荒井注さんのThis is a penに始まる、日本人の拙い英語、という流れを下敷きとしているものの、世界でこの動画を見ている人たちは、必ずしもそのような文脈では見ていないようである。

2016-10-30 07:48:46
茂木健一郎 @kenichiromogi

PPAPを見た子どもたちの反応を集めた動画 youtube.com/watch?v=0ddgbY… を見ても、子どもたちは普通に「おもしろい人」「面白いおじさん」と見ていて、そこに、英語が苦手な日本人というローカル的な認識はあまりないようだ。そこがミームとして跳躍している点だろう。

2016-10-30 07:50:16
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茂木健一郎 @kenichiromogi

コピー、カバーのやりやすさから、PPAPはネット上に無数の派生動画を生み出しているが、9つの異なるスタイルでPPAPをやる youtube.com/watch?v=e_JX2m… の動画が私には面白かった。よく知らないミュージシャンもいて、そっちの勉強にもなったからだ。

2016-10-30 07:52:30
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茂木健一郎 @kenichiromogi

以上、連続ツイート1932回「ピコ太郎さんのPPAPがネット上で爆発的に広がった理由」をテーマに、8つのツイートをお届けしました。

2016-10-30 07:53:16