奇跡のレッスン　車イステニス編（文字起こしと感想）

kingstone @king1234stone

「他人を頼りすぎて逆効果になりかねません。助けがないとやらない、という気持ちにさせてしまうのです」

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「そうならないためには『サポートする』姿勢が大切ですね。一人でできるようになるまでの間だけ少し手を貸し『サポートする』ということです。決して『助ける』ことはしません。やるべきことを提示してできるだけ任せます」

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「自分で判断し、行動することが大事なのです」

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（まあ「定義の問題」とも言えるけど、おっしゃりたいことはめちゃめちゃわかる）

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（レッスン最終日。6ポイント先取のトーナメント。準決勝（決勝？）で1歳年上のBさんと当たる。）

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Bさん「A君はずっと小さい頃から一緒にやってきて、去年までは圧勝で勝ってたから負けるのが本当に嫌です」

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（試合前日のBさんの様子。ミスも多く、自信無げ） 通訳「（Bさんは）試合のことを考えて頭がいっぱいになってしまうようです」 ダ「いつもうつむいて首を振っているね」

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（試合、A君がリード） 「（A君は）深いボールで返している。だからBさんは後ろで守るしかないんだ」

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（A君が勝つ） ダ「A君、おめでとう」（握手） A「本当に緊張しました」 ダ「すばらしいプレーだった。いいプレーをしているから大丈夫。自分のことを信じて頑張ってね」 （A君ニコニコ）

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（泣いているBさん。しばらく時間を置いて、しかしまだ泣いているBさんのところへ行って）

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ダ「Bさん、大丈夫かい。試合に負けて悲しいのは普通のことだ。でも結果は変えられない。ちょっと試合を振り返ろうか。今の試合で何が起きたのかな」 B「負けてもこれはしょうがないかなとか弱気になっちゃって。自分に負けてたから。その時点で試合は絶対負けてたと思う」

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ダ「Bさん、よく聞いてね。どんなに苦しい状況に追い込まれても、コートに立つと自分で決めたなら、最後まで力をふりしぼって戦うんだ。試合は悲しむためのものじゃない。そこから学ぶんだ。」

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「まず悲しみを忘れよう。この試合から学んだことを生かして次の試合を全身全霊で戦うんだ。前を向いて最善を尽くす。それだけを考えよう」

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（話が終わった時点で、Bさんは泣き止み笑顔も出ている）

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B「なんでも怖がらずに、ちゃんとやっていけそうだなと思いました。なんか、すごい、逆に、負けて成長できたなって、分かった部分がありました」

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（なんか、A君にしろ、Bさんにしろ、みんな、めちゃめちゃしっかりしたことを言うなあ・・・）

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「事故にあったり、不運にみまわれた人が、テニスと出会い、たった数か月で人生を取り戻す姿を何度も見てきました。新たな目標や喜びをもって困難を乗り越える。私にもすごい力を与えてくれます」

kingstone @king1234stone

（つまり・・・ダビッドさんも、「聲の形」に出てきたセリフで言えば「生きるのを手伝って」もらっている、と言ってもいいんだよね）