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菊地真の「気合」はネガティヴ感情を塗り替える手段である Bドームでは、想いを伝えることの挫折の悲しみを明るさ(=気合、“自分らしさ”)で塗り替え誤魔化した
2016-11-13 00:55:05ドーム成功END・真シナリオ総括
「これからも、ボクだけのプロデューサーで、いてください」「他の人に……目なんて、向けないでください」「もう絶対に離しませんから。やっと見つけた……ボクの、ボクだけの王子様!」 それに答えるかのような、プロデューサーのモノローグ 「本当の真を分かっているのは、俺だけなのだから」
2016-11-13 00:56:52他の存在を許さない、2人だけの世界。今までの王子様としての役目がつらくなかったのも、プロデューサーが女の子の部分をちゃんと認めてくれたから。 彼女のアイドル活動の意味は「行動でなにかを変えること」、真は何が変わったのだろう。
2016-11-13 00:57:24プロデューサーがいなくなったら逆戻り、では結局なにも変わっていない。失敗ENDを見れば、彼女がプロデューサーと離れてもアイドルを続ける胆力を手にしていることは分かる。だから失敗ENDはいいのだ。
2016-11-13 02:07:34「やっと見つけた」 彼女は王子様を探し追い求めていたのだろうか。そのような趣旨の発言は意外にもほとんど見られない。 そもそも王子様というのは「理想の異性」の比喩ではないだろう。なぜなら彼女の異性に対するイメージはかなり乏しいからだ
2016-11-13 02:11:47自らの女性性を預けられる存在、究極の個人的関係、押し付けられていた役割を代わりに担う存在…… いや、「ファンにはクールに、プロデューサーからは女の子扱い」の時点で話は決まっている。女性性を見せ、受け止めてくれる存在としての「王子様」だ
2016-11-13 02:11:56「男らしいとか女らしいとかより大事なことがある」 こう語った真はなんだったのだろう。プロデューサーの意思(プロデュース方針)を汲み取り、本当は女の子らしくなりたいのにあえてジェンダーフリーな存在たろうとしてきたということか?
2016-11-13 02:12:14秋の仕事2 twitter.com/salmonrisotto/… twitter.com/salmonrisotto/… twitter.com/salmonrisotto/… twitter.com/salmonrisotto/… twitter.com/salmonrisotto/…
2016-11-13 02:16:38嵐の中、真が新発売人形の着せ替え衣装を買いに行った話。まあいつもなら「ふーん、中身のないコミュだな」で終わるが、今回は季節の仕事。Cランク以上じゃないと発生しない…つまり、ある程度の信頼関係がPとの間に築かれているなかこのコミュが発生したことに注目したい
2016-11-12 23:20:36真は嵐の中事務所を飛び出した目的をなかなか明かそうとしていなかった。つまり着せ替えドールの趣味をあまりPにも積極的に教えようと思わなかったためだろう……それはなぜ?
2016-11-12 23:20:43第一に思いつくのが「子供っぽい」と思われたくないから。これは買った人形のタイプにもよるだろう。バービーやリカちゃん人形であれば確かに幼い子向けではあるだろうが、オタク界隈でも一二を争う「沼」のドールであれば…… しかし興味のない人間には、どちらも「子どものもの」と映るか。
2016-11-12 23:20:57だが「子供っぽい」と思われたくないのであれば「最近の人形って結構よくできてて〜」というような弁明をするようにも思う。そうでなくてもプロデューサー自体は「意外」としか思っていない。おそらく違う理由だろう
2016-11-12 23:21:04つづき twitter.com/salmonrisotto/… twitter.com/salmonrisotto/… twitter.com/salmonrisotto/… twitter.com/salmonrisotto/…
2016-11-13 02:17:58ここからはかなり推測の域に入る。少女が着せ替え人形で遊ぶ手法の代表例は「ごっこ遊び」、すなわち自己投影だろう。可愛い・綺麗な衣装を自分の代わりとして人形に着せて満足する。 単に「かわいいもの」として人形を愛でている可能性も十二分にあるが、ここでは検討しない
2016-11-12 23:21:10もしも人形遊びが「自己投影」だとすると、どのような説明がつくのか。自分の代わりに人形にかわいい衣装を着せたい、つまり「自分はかわいい衣装を着たいのに着ることができない」と真は考えていることになる。そしてそれは、女性をターゲットに置いたプロデュース方針と真逆のもの
2016-11-12 23:21:20彼女はこのプロデュース方針に現在ではある程度納得もしているし、「男らしさ/女らしさ」という枠組みが気にならなくもなってきた。 しかしそれでも、「かわいい衣装」への憧れはあるのだ。
2016-11-12 23:21:26もしもこの本心がプロデューサーに知られてしまえば落胆するに違いない……そう思い、彼女は(不自然になりすぎない程度に)人形趣味を隠そうとしたのではないだろうか。 Pとの絆が出来上がったからこそ、隠したい心もあるということだ(了)
2016-11-12 23:21:33つまりアレだな。SAドーム成功以外は誰にも本心(Pへの恋心だけじゃなく、今まで我慢してきたということ)を明かせないバッドエンドと同義ってことだな。
2016-11-13 02:12:44まとめよう。菊地真SAドーム成功ENDでは「プロデュース途中から隠してきたが、実は最後まで真は『女の子らしさ』を追い求めていた」ことが明らかになる。そしてそれを満たす手段がプロデューサーとの恋愛
2016-11-13 02:13:31あまり無印真シナリオを追い求めていない人には無難で予測できる展開と思われそうだが、彼女はB〜Cランクコミュでジェンダーの枠組みからは既に解放されているようにプロデューサーに対して演じているのだ。流石世界の演出家が絶賛する演技力。一番近くにいたはずのプロデューサーを鮮やかに騙した
2016-11-13 02:13:38「男女という枠組みに縛られない」という言葉で彼女を縛っていたのだろうか、プロデューサーは。なるほど、そりゃ「命令」だ。あっやばい繋がる。
2016-11-13 02:13:46「プロデューサーはこれまでの菊地真を不幸にし、これからの菊地真を幸福にする存在である」 これが俺の真シナリオの現時点での見解です(了)
2016-11-13 02:14:10弁明
Bランク~結論あたりはドイヒーですが、雑誌取材Cと12月の仕事と秋の仕事2あたりはいい感じのことが書けてたと思ってます
2016-11-13 03:42:33現在の俺の結論はもう少し明るいものになってます 来年のはじめあたり、せっかくなので箱マス10周年にでも書ければいいかなって思ってます
2016-11-13 02:20:37