アスール戦記(VER:Twitter)01 -3

Twitterのアンケート機能で進行していく物語・アスール戦記(VER:Twitter)のまとめその3です。
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管理人 @OriginalRider

ぼくの目の前にはロボットがある。 燃え盛る炎の中、その上半身だけを覗かせている。20mはある。 「エオールに乗って、ここから逃げ出せ」 隣にいる紅い髪の少年はそう言ってここから立ち去ろうとしている。 ぼくは―― #アスール戦記_01_3

2016-11-11 21:15:59
管理人 @OriginalRider

君もここから一緒に逃げよう。 ぼくがそう言うと、紅い髪の少年は首を振った。 同時に足音が聞こえた。どんどんと近づいてくる。 #アスール戦記_01_3

2016-11-11 22:09:20
管理人 @OriginalRider

紅い髪の少年がぼくの頬をなでる。 「サ・カルデーーアスール、いつか遠くはないときにまた会おう……いいから乗るんだ。どちらにしろ、あれは一人乗りだ」 少年はぽんぽんとぼくの頬を二度叩くと、視線を銀色のロボットへと向けた。 ぼくは―― #アスール戦記_01_3

2016-11-11 22:15:42
管理人 @OriginalRider

ぼくは紅い髪の少年と抱擁をかわす。それが必要だと思った。 少年が微笑み返す。そして、再度ぼくにロボットへ乗る事を促した。 手すりに取り付けられたスイッチを押すと、ロボットに向かって新たな通路が形成されていく。ぼくはそこへ進み、ロボットに乗りこんだ。 #アスール戦記_01_3

2016-11-11 22:52:37
管理人 @OriginalRider

ロボットの操縦席に乗り込む。真新しい。無味無臭。一切に傷がない。 本当に乗っていいのか。戸惑いながら、ぼくはシートに腰を下ろす。 次の瞬間、大きく振動が起こった。 ロボットが一人でに動いている。画面には「AUTO RAUNCH」の文字。 ぼくは―― #アスール戦記_01_3

2016-11-11 23:02:03
管理人 @OriginalRider

「まだ行っちゃダメだ!」 ぼくは衝動的に声をあげる。 それと同時にロボットが静止した。ぼくの言葉を理解したかのように。 軋む音を立てながら、ロボットが静止する。 #アスール戦記_01_3

2016-11-11 23:25:27
管理人 @OriginalRider

視界の端に映る画面。そこにうつる少年が手を伸ばして笑っていた。 不意に視界が暗転。凄まじい衝撃がぼくを襲った。 ロボットが動き出したと悟る前に、ぼくの意識は途切れていた。 #アスール戦記_01_3

2016-11-11 23:28:48
管理人 @OriginalRider

……目を覚ます。意識が途切れる前と変わらず、ぼくは操縦席にいるようだった。 画面の映り方が変わっている。いくつかの画面に警告を示すメッセージ。赤いマーキングをされた何かが移動している。青い表示は、このロボットのようだ。 ぼくは―― #アスール戦記_01_3

2016-11-11 23:38:01
管理人 @OriginalRider

ぼくはロボットのマニュアルを探した。 見つけるのはさほど難しくはない。だが、内容を理解するとなるとまた別だ。 混乱する。どこを読み解けばいいのか分からない。 轟音。ロボットに衝撃が走る。 周囲の画面が赤く点滅を始めた。 #アスール戦記_01_3

2016-11-11 23:59:27
管理人 @OriginalRider

……To be continued.(NEXT 2016.11.14 21:00) #アスール戦記_01_3

2016-11-12 00:00:02