津波など災害発生時、「ケーブルテレビしか視ない勢」は情報弱者に転げ落ちる

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生命情報保存研究所 @rodan670

2016年11月22日早朝に発生した、福島沖を震源とする地震及びこれに伴う津波については、瞬く間にテレビチャンネルに影響を与えた。まず地上波各局は臨時ニュースとしてこれを報じ、BSのチャンネルも画面の多くの面積を、津波到達が予想されるエリアの地図や時刻、高さ等の情報にふり裂いた。

2016-11-22 23:44:42
生命情報保存研究所 @rodan670

画面内世界が非日常に支配される中、ケーブルテレビはというと打って変わって平穏だった。確認できた限りでは、ニュース系のチャンネルを除いて、地震、津波のテロップを表示していたのはディスカバリーチャンネルとムービープラスくらいであった。

2016-11-23 00:29:29
生命情報保存研究所 @rodan670

地上波やBSのチャンネルを視聴するのであれば、そのスイッチを入れた瞬間に何が起きているかは察することができる。PCやスマホに向かっていても同じことだろう。ネットに接続していれば何らかの経路で情報は漏れ伝わってくるし

2016-11-23 00:34:00
生命情報保存研究所 @rodan670

最近の携帯は大きな災害が生じた際には勝手にその一報が表示されるよう設定された機種も多い。さまざまな媒体の中にあって唯一ケーブルテレビが遅れをとっている。といっても、現地には行政サイレンという何より大きな警告者がいて、住民の命を守る任に当たっているわけだし

2016-11-23 00:41:11
生命情報保存研究所 @rodan670

ケーブルテレビのチャンネルには正確な災害情報を即座に流す情報網が備わっているわけでも、また本来要求されているわけでもないのだから、この欠点を責めることはできない。 ただ、もともと耳が聞こえなかったり、ヘッドホンをつけていたり、あるいは外部の音が伝わりにくい閉鎖空間にいるなどし

2016-11-23 00:43:57
生命情報保存研究所 @rodan670

防災サイレンを感知し得なかった人間は避難の面で不利になるかもしれない。また現地にいない人間の場合、サイレンなどそもそも鳴っていないわけだから、ケーブルテレビを見ている限りいつまでたっても災害の発生に気がつかないということになる。

2016-11-23 00:48:14
生命情報保存研究所 @rodan670

もちろん現地にいない以上、察知し得なかったところでその身が危機にさらされることはない。しかしその場に守るべき肉親、知人、資産、業務等が存在していたとするなら、すみやかに情報を得ることができなかったことに伴う初動の遅れは、やはり当人に何らかの不利益をもたらすことだろう。

2016-11-23 00:55:06
生命情報保存研究所 @rodan670

現代人は常に何らかの情報に触れていなくては心の平穏を保つことができない。だがこれは裏を返せば、何か充実した情報に接していることさえできればそれに満足、没頭し、他を忘れがちになるということでもある。

2016-11-23 01:00:25
生命情報保存研究所 @rodan670

近年は嗜好の問題からとかく地上波を避け、「ケーブルテレビしか視ない勢」が増えている。情報が多種多様化した時代における選択、適応、特化であるが、こと災害に関しては、思わぬ形で情報弱者に転がり落ちるリスクを抱えることとなる

2016-11-23 01:06:44