【アンクロ塾】隼さんお誕生日祝い＋フォロワー数1000人超企画

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春「わぁ…。凄くエレガントな空間になってるね」 海「凄いだろー？見てて飽きないわ、これ」 春「あとで朝がゆ分けて貰おっと」 海「あ、俺も食いたい。腹減ったぁ…」 春「朝食は食べてください。ほら、共有ルームへ行こう？」 海「へーい」

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隼「はぁ…朝がゆも、お茶も美味しかったよ」 始「ありがとうございます」 隼「えーっと、今日のスケジュールはどうなっているのかな？」 始「本日のスケジュールは、午後からお出掛けの予定でしたが、どうやら雪が降るそうなので、少しリスケを……」

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海「でかけるなら俺が車だしてやろうか？新しいスタッドレスタイヤに変えたばかりだから雪道も大丈夫だぞ？」 隼「最高の運転手がいるから大丈夫かな？」 始「ご配慮ありがとうございます。それでは時間になったらお迎えに参ります」 隼「それまで共有ルームで皆とお喋りしていようかな」

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始「結局巻き込んでしまって悪いな、海」 海「気にするなって。それで？魔王様をどこへ連れて行けばいいんだ？」 始「赤坂にある神社と、都内にある庭園に行こうと思っていた」 海「神社と庭…。珍しいな」 始「まぁな。俺なりに考えたサプライズってことだ」

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春「俺も一緒に行ってもいいかな？」 始「別に構わないが…付いてくるなら、しっかり仕事をしてもらうからな。 春ペディアさん？」 春「説明役なら任せておいて？」 海「それじゃ、地図を頭に叩き込んだら車の準備しておくわ」 春「俺もドライブの準備しよーっと」

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始「ご主人様、そろそろお出掛けの準備を」 隼「はーい」 始「コート、マフラー、手袋はこちらに」 隼「はーい」 夜（あんなイケメン執事にお世話されたら…って考えたらお腹が痛くなって来た） 陽（お前だったら『じ、自分でやりますから！』って言いそうだな。目に浮かぶわ）

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海「よーし、しゅっぱーつ！」 隼「ふふふ、年長の四人でおでかけなんて、嬉しいなぁ」 春「四人で車移動はあっても、オフで出かけるって事が少ないからね。今日はいっぱい楽しもうね」 隼「という事で、始も、ほどほどに楽しんでくれたら嬉しいな。これは、ご主人様からの命令ね？」

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始「………努力する」 隼「よろしい♪。という事で…始！写真撮っていいかな！横顔だけでも100枚は撮影したい、撮影させてくれるよね！だって僕はご主人様なんだから！」 始「今のお前は隼だろう？俺の主人ではない、却下だ却下」

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海「こら、二人とも。あんまり暴れるなよー？」 春「通常モードになってきたね、ふふっ、よかった」 隼「もう朝起きた瞬間から、僕の心は乱され、掻き乱され…はぁ……………尊い」 始「だ、大丈夫か？大丈夫なのか？」 海「あー…、いつもの事だから、気にしないで良いぞ、始」

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始「足元には十分お気をつけください」 隼「ありがとう。えっと、ここは？」 春「赤坂にある神社だよ。この辺りの地主神様として崇められていて、厄除け、安産、縁結び、商売繁盛、社運隆昌の神として崇敬されているって」 海「さっそく大活躍だな、春ペディア」

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隼「凄く大きな…歴史を感じるね。京都にも沢山歴史のある場所があるから、こういう場所は不思議と落ち着く気がするよ」 始「後でご案内したい場所がありますので、まずはお参りを」 隼「そうだね、土地神様にご挨拶をしようか」

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春「静かで気持ちがいいね」 海「少し…寒いのが難点だがな」 始「こちらです」 春「うわぁ…鳥居がいっぱい…」 海「えーっと？稲荷参道っていうのか」 隼「これは圧巻だね」

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春「伏見稲荷の千本鳥居みたいだね…。東京にも場所があったんだね…凄い」 隼「なんだか、昔の思い出が蘇ってくるような…不思議な気分だ」 始「寮から遠くないから、また来るか」 海（気になったヤツは『日枝神社　稲荷参道』で画像検索してみてくれ）

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隼「次は、どこへ連れて行ってくれるのかな？」 海「着いてからのお楽しみだな」 春「次の場所は俺も知らないんだよな、楽しみ楽しみ」 始「春、一応コレ読んでおけ」 春「えっと、初心者でも安心！入門 お茶の作法………なにこれ、お茶？作法？え、お茶席ですか？」

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海「おい！嘘だろ？！聞いてないぞ！」 始「言ってないからな」 海「お前なああー！日本庭園をみて終わりかと思ったら！こんな隠し玉があったのか！」 隼「日本庭園を見ながらお茶をいただけるのかな、ふふっ、嬉しいな」 春「海、短い時間だけど、最低限のマナーだけ覚えよう」

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海「坊ちゃま二人は茶席のマナーは熟知してるからな…！春、悪いが俺にも判るように読んでくれ！」 春「了解！まず、右手で茶碗をとり、左手のひらに乗せ、側面に添えて持ちます…」 始「ふふふっ、期末テストの朝みたいだな」 隼「頑張れ頑張れ♪」

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隼「素敵なお庭だね」 始「霜月の庭も綺麗に手入れしてたよな」 隼「専属の庭師さんが丁寧にお手入れをしてくれていたからね。睦月のお庭も、ほら、あの大きな木が魅力的じゃない」 始「あぁ、そうだな。またあの木の下で昼寝がしたいな。気が済むまで、静かに空を見上げて…」

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海「なんで茶碗を回すんだ？」 春「器の正面を避けるのが礼儀だからだよ？」 海「正面を避けて、三口で飲む、よし、わかった」 隼「海、和菓子の説明は聞いたかい？」 海「…これ以上は無理だ」 始「個室だから、気楽に飲めばいい」 海「そういう大事なことは！はじめに言え！」

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海「こういう和室、テレビで見たことがある…。床の間を褒めるんだよな」 春「本に書いてない知識が出てきてビックリだよ」 隼「ここならゆっくり庭園が見れるね。ほら、二人とも、座って座って」 春「あれ？始はどこ行ったんだろう」 始「…失礼いたします」

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春（うわぁあ、着物だ…！） 海（わざわざ着替えたのか…！） 隼（わあああ！始のお着物姿もかっこいいいいい！この状況で撮影したら失礼だから網膜に刻み込もう。というか寮にお茶室作ろう、着物も新調しようかな。帰ったら設計ry）※文字数

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始「………そんなに緊張しなくていいからな？足も崩していい」 春「いやいや、着物でお茶をたててくれる俺たちの王様に対して、足を崩すとか無理すぎる」 始「まぁ、無理はするなよ。さってと。お菓子をどうぞ。お召し上がりください」 隼「ありがとうございます。春、海、お先に」

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春「懐紙の使い方までマスターできなかったから適当に食べるけど…許してね」 始「あぁ気にするな。今度寮でも茶会をするか。作法は一から叩き込んでやる」 隼「そうだね、お茶の作法を覚えたら、いつでも睦月家、霜月家のお茶会に参加できる特典付きだから、みんな頑張ってくれるよね」

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海「胃が痛くなるような特典だな…。俺は寮でゆっくり茶が飲めればいい…」 始「何でも経験ってことだ。ほら、とりあえず和菓子でも食べて落ち着け」 春「隼の和菓子は氷の結晶で、海のは波、俺のはホケキョ君かな。わざわざ取り寄せたの？」 始「昨日作った」 海「万能か！」

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始「…グラビを始めてから、誰かが喜ぶ顔を見るのが楽しくてな…ふふっ」 海「良い子だ…、この子…良い子だよ…；；」 春「海ってば…、お、落ち着いて。涙を拭いて、和菓子食べて」 隼「甘さが程よくて、凄く美味しいよ、始」 始「ふふっ、よかった」

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隼「始、大変おいしくいただきました」 春「とっても美味しかったです」 海「ありがとうございました(土下座)」 始「こちらこそ、ありがとうございました。………茶会は終わりだから、もう思いっきり気を抜いてくれ」 海「はぁ………(大の字で寝転がり)」 春「ダイナミック！」