第67回 #1SS「C, céramiques japonaises contemporaines刊行記念」—フランスからみた日本の現代美術陶芸—
- tokiooutofplace
- 1443
- 2
- 0
- 4
#1SS ソフィーさん。フランスでも陶芸の評価は年々下がっている。ので、今回本を作ることにした。日本には7ー8年前から興味を持っていたが、当時フランスでは村上隆くらいしか知られていなかった。 ソフィーはこれまでに2冊本を作り、写真にフォーカスしたものを作りながら
2016-12-03 21:20:28#1SS 陶芸に興味を持ったので、日本中の窯元や作家を訪ねた。リサーチでは500名の候補がいた。そこからフランスに紹介すること。こんな陶芸もあるのか⁈という所から選りすぐった。
2016-12-03 21:23:50#1SS ヴァレリーさん。美術史家。本に関わってるメンバーはそれぞれスペシャリティが違う。当初はもっとこじんまりとした本にするつもりだった。
2016-12-03 21:28:06#1SS 歴史的もきちんと検証しつつ、紹介出来る様に気を使った。地理的なことや、窯元であったり、用途であったり。様々な角度から取り組んだ
2016-12-03 21:30:49#1SS フランスでも美術と工芸の問題があった。 欧米ではハイアートと日用品はきちんと区切られている。けど、日本は全然違う。
2016-12-03 21:32:24#1SS 金理有さん。自分も元々、現代美術から入っていたが、何処へいってもなぜわざわざ陶芸なのか?と聞かれた。
2016-12-03 21:33:34#1SS 焼物でないと行けないと思っている作家と、焼物でなくても良いと思っている作家。自分は後者
2016-12-03 21:34:17#1SS しかし作家として展示をしていると、大きな作品は無理だけど、器なら買えると言ってくれるコレクターさんと話していて、そこに拡張性を感じた。彼らは器で有ることより作品であることを尊重していた。
2016-12-03 21:37:58#1SS ミヤケマイさん。欧米ではアートは動物から切り離すものである。と考えている様だ。食べるとか…それは動物的行為。 一方、日本では動物的であることでも、アートに昇華させることが出来る。
2016-12-03 21:41:28#1SS 例えるなら、欧米は階級わけされたボクシング。 日本では皆同じ土俵にあがれる。 そう考えると日本には可能性がある。
2016-12-03 21:42:39#1SS ミシマさんとニシムラさんという方が本に載っている。いわゆる伝統的な陶芸が戦後からいきなり自由に解き放たれた印象がある。焼き上げることで、粘土でなくても陶芸になる。三島喜美代さん?
2016-12-03 21:46:59#1SS 日本人として見えづらい陶芸とアートの違いは?この本がどのように欧米で受け入れられたの?
2016-12-03 21:49:38#1SS 欧米ではこれまでに陶芸と現代美術には壁があったのだが、日本ではその狭間で中間的表現が有ることに興味がある。
2016-12-03 21:51:03#1SS ステレオタイプな選定は避けたが、それがオリエタリズムに回収されてしまうのかはわからない。ヴァレリーさん
2016-12-03 21:54:49#1SS 金さん。オリエタリズムの何が悪いのか?グローバリズムの世の中での注目はローカリズムで。 精神が肉体より優位である世界の幻想が21世紀になって崩れてきた。 肉体から離れられない、その物質感。そこに陶芸の面白さがある。
2016-12-03 21:59:44