シェアハウスエイト【安田編】

雨愛 @amaai_case

#シェアハウスエイト 1 「その時に亮が…」 仲良しの同僚。彼は友達とシェアハウスをしているみたい。 『仲良しだね…（笑』 「めっちゃ楽しいで！」 お昼ご飯、定食を2人で食べながらいつものようにお友達のお話。 もっと貴方の事を教えてほしいって思いながら。 安田章大/

ゆずなぎ @yuzukinagi_you

#シェアハウスエイト 2 お互い同じような仕事をしているせいか、分かり合える部分が多くて 『いいなぁ、私もそういうのしてみたい…』 相談してる内に、友達以上恋人未満な関係になっていた 「ええと思う！めっさオススメやし♪」

あみ @ami_qitt25

#シェアハウスエイト 3 『...じゃ、1度遊びに行ってもいい？』 なんて思うかなぁ... 図々しいって思われちゃうかなぁ？ ｢ええよ、じゃ次の休みに来たらええよ｣ ニコニコと笑いながら言うから 勘違いしちゃいそうなんだけど 『じゃ、次の休みに』 ｢おん、待ってる｣

雨愛 @amaai_case

#シェアハウスエイト 4 そんな流れで、安田くんの家にお邪魔することになった。 他のメンバーとはお仕事で一緒になった事もあるし、結構仲の良い方だと思う。 『あ…電話きた。』 一緒にいたらどこで誰が構えてるか分からないからって、安田くんの電話での指示で家に向かうことになった。

ゆずなぎ @yuzukinagi_you

#シェアハウスエイト 5 「いらっしゃーい♪」 玄関を恐る恐る開け中に入ると、明るく出迎えてくれる彼 「寒かったやろー？」 『ううん、大丈夫だよ』 リビングへ進むと 《あ、いらっしゃい》 そこには横山さんが居た 『こんにちは。お邪魔します』

あみ @ami_qitt25

#シェアハウスエイト 6 『ねぇねぇ、横山君だけリビング？』 安田君の部屋に入ると 一生懸命掃除しました感が満載で 袖を引っ張って聞いて見た 「ん？あれ、横ちょの部屋ねん… まあ、皆集まるけどな、、どうぞ」 『あ、はい』 言われるまま座ると 「なんか飲む？」

雨愛 @amaai_case

#シェアハウスエイト 7 安田くんは家の事を教えてくれた。 「部屋数が6しかなくてなぁ。横山くん1番お兄ちゃんなんやから、リビングでえぇやんな！？ってなってん。あ、紅茶？コーヒー？」 『紅茶。』 「待っててな？今持ってくる。」 そう言うと安田くんは部屋から出てしまった。

ゆずなぎ @yuzukinagi_you

#シェアハウスエイト 8 １人取り残され、なんだか落ち着かない かと言って、立ち上がってまで部屋の中を見回るのは失礼だし… 仕方なく座ったまま、キョロキョロと辺りを見渡した ギターをはじめ、あらゆる所にある物たち 普通なら、男の子の部屋には無いような美容系のものまである

あみ @ami_qitt25

#シェアハウスエイト 9 『なんか...凄い、、』 「え？何が凄いん？」 独り言のつもりで呟いたのに 彼が後ろにトレイを持って... 『え、いや、、なんか女子力高いなぁって...あたしより、、』 テーブルにトレイを置くと 「そんな事あらへんよ…見習ってるよ、君を」

雨愛 @amaai_case

#シェアハウスエイト 10 そう言うと彼がトレイをテーブルに置き、本棚から出て来たのは私が表紙の雑誌。 『あ…それ恥ずかしい…』 「なんでよ、君みたいに可愛くなりたい子にはこれ結構重宝されるで？（笑」 『美容の秘訣とか書いてあるけど、そんなやってなくて困ったんだよな…』

ゆずなぎ @yuzukinagi_you

#シェアハウスエイト 11 「それやったら、俺が普段してるやつ教えよかー？もしかしたら次の時でも役に立つかもしれんし」 『え、それはぜひ教わりたいっ』 「ほんなら、とりあえずコレ飲んでからにしよ(笑」 そう言って紅茶を差し出してくれた

あみ @ami_qitt25

#シェアハウスエイト 12 向かいあって安田君が入れてくれた 紅茶を1口啜る 『やだぁ、美味しい...え？これ、普通の紅茶？』 「普通のやけど、ちょっとコツがあんねん、あのな...」 彼の説明を聴きながら... もしかしたら彼は女の人なんじゃ無いかって…そんな事無いけど

雨愛 @amaai_case

#シェアハウスエイト 13 「って感じやなぁ…」 紅茶を飲み終え、安田くんが美容器具を見せてくれる。本当いろんな物使ってるなぁ… 私も揃えようかな… 「そんな見て…なに？（笑」 『あ、いや…さすがです。皆にも言われない？』 「最初の頃はな、女優がおる！って騒がれた（笑」

ゆずなぎ @yuzukinagi_you

#シェアハウスエイト 14 『なんか想像できる(笑』 「今はもぉネタみたいなもんやで(笑」 メンバーとの話になると、いつも楽しそうな顔になる 「LIVEで使われた事もあったぐらいやし(笑」 ふと頭をよぎる疑問 『安田くんは、みんなと暮らしてて困った事とかはないの？』

あみ @ami_qitt25

#シェアハウスエイト 15 「困った事...ん、、ない、、かなぁ」 随分悩んで出た言葉 『無いんだ、ほんとに好きなんだね…あ、でも恋人とか来たら？』 「恋人ねぇ、、 居らへんもん、だから困らへんよ」 ケラケラと笑ってからふわぁって微笑むから 『じゃ、来たとしたら？』

雨愛 @amaai_case

#シェアハウスエイト 16 「え…？」 『あ…ごめん、その、なんでもない。』 わぁ…私ったら突然何言ってるんだろう… 「彼女ができたら理解してもらう。」 『え？』 「そら、好きな子も大事にしたいけど、メンバーと一緒にいる今も大事にしたいもん。」 安田くんらしい答え…

ゆずなぎ @yuzukinagi_you

#シェアハウスエイト 17 でも、だからこそ“彼”なのかもしれない 「君こそ、どぉなん？」 『私？』 「もし俺らみたいにシェアハウスするとしたら…彼氏出来た時、どぉする？」 私だったら… シェアハウスをするくらい大事な友達と彼氏 どちらかだけ、なんてきっと選べない

あみ @ami_qitt25

#シェアハウスエイト 18 『...選べないょ どっちも大切だと思うもん、、』 呟く様に言ったあたしの頭に ふわぁっと温かな手が乗って 優しく撫でて 「優しい子やね…君は」 『違う、、安田くんが...』 「もぅそろそろ苗字で呼ぶんや無くて...」

雨愛 @amaai_case

#シェアハウスエイト 19 安田くんは少し眉を下げると、 「なんでもない。」 と、私の頭から手を離した。 『…章大、くん…とか？』 「え！？」 私が下の名前で呼ぶと、すごいびっくりした顔で私を見る。 『そ、そっちが言ったのに！なんでそんな反応するの！？』

ゆずなぎ @yuzukinagi_you

#シェアハウスエイト 20 「や、そぉやねんけど…まさかホンマに呼んでくれるとは思わんくて…」 『呼んで欲しいって言われたら、そりゃあ…』 「うん。でも嬉しいわ」 さっきまで、ふんわり笑ってたのに 「なぁ、もっかい呼んで？」 いつの間にか、見つめられてる事に気付いた

あみ @ami_qitt25

#シェアハウスエイト 21 『...章大、、くん』 照れて声が小さくなる だって... さっきまでのふわっとした雰囲気じゃ 無くて、なんて言うんだろ 男らしい... いや、男の人なのは分かってるんだけど 「なんか...ええね」 『え、、』 「君にそう呼ばれるん」

雨愛 @amaai_case

#シェアハウスエイト 22 特に意味がないとは分かってるんだけど… 2人しかいない部屋でこんな雰囲気になっちゃうと、ドキドキしないわけがない。 「ん？どうした？」 ドキドキしてるのに気づいたのか、顔を覗き込んできたから、顔を背けていたら、 （コンコン） ドアが叩かれた。

ゆずなぎ @yuzukinagi_you

#シェアハウスエイトエイト 23 「はーいっ」 ［ヤス、ちょおええか？］ そう言って入ってきたのは ［なんや、来客中かいな］ 『あ、お邪魔してます』 村上さんだった ［おー、久しぶりやな］ 「どしたんー？」 ［ちー、こっち来てへんか？］

あみ @ami_qitt25

#シェアハウスエイト 24 「チーちゃん？ 来てへんよ…居らへんの？」 村上さんは困った様な顔でちらっと部屋の中を見てから安田くんに視線を戻して ［見かけたら声掛けてくれへん、、 すまんな、邪魔して...］ あたしに向かって気まずそうに 目配せするとドアを閉めた

雨愛 @amaai_case

#シェアハウスエイト 25 「俺がよぉ部屋に連れてきてまうねん、チーちゃんかわえぇから（笑」 『そっ、か…』 あ、良かった。いつもと同じ雰囲気に戻った。 あのままだと…自分の気持ち絶対バレてた。 「あ、そういえばご飯って食べた？」 『ううん、まだ。』 「ほんなら…」