茂木健一郎氏 @kenichiromogi 第1967回【時間資源の活用に、セグメント設定の意識を】連続ツイート
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脳は文脈に基づいてその活動を調整する。だから、たとえば、今は勉強をする時だとか、走る時だとか、リラックスする時だとか、お風呂に入る時だとか、そのような文脈設定に基づいて、その時々の活動が生まれてくる。
2016-12-11 15:03:44ある文脈が設定されたときに、その中で、小さな意思決定や選択をすることがある。たとえば文章を書くのであれば、表現をどうするか、ということや、ごはんを食べるのであれば、メニューに何を選ぶのか、ということ。このようなことは、文脈内の意思決定である。
2016-12-11 15:04:43一方、行動の節目に、次はどのような行動をとるか、と決めることは、文脈自体を設定することである。そして、人生においては、この、節目の文脈設定の意思決定の方が重要である。いちど文脈を設定すれば、あとは、その中での自動パイロットのような進行になる。
2016-12-11 15:05:41一日を、文脈の切れ目ごとにセグメント化して、一連の流れで見てみると、実はセグメントの数はそれほど多くない。せいぜい数十ではないか。だとすると、時間という有限の資源の使い方としては、この、セグメントの分布および管理がいちばん大切である。
2016-12-11 15:06:56新たなセグメントに入る時に、惰性や習慣でやるのではなく、他の可能性がないのか、メタ認知を通して検討すると良い。そうすることで、セグメント設定の質を高めることができる。そして、一度セグメントを設定したら、あとは、基本は「今、ここ」に没入するのである。
2016-12-11 15:08:03以上に書いたことを意識するだけで、一日の時間の使い方がだいぶ変わってくるだろう。自分の時間の使い方に、どのようなセグメントがあるのか、ちょっと振り返って見ることだけでも、かなりその後の脳の処理が変わってくる。
2016-12-11 15:08:56時間資源の活用に、セグメント設定の意識を lineblog.me/mogikenichiro/… pic.twitter.com/daVYOiacJJ
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