【会期延長決定!】ゴミ屋敷で催される現代美術の企画展「BARRACKOUT/バラックアウト」まとめ
⑩そして「ゴミ」を取っ払い出てきた「宝石」を研磨し作品として昇華するのだがそのフックが「東京大空襲」など皆納得できる「大きな出来事」であったのが少し残念。個人的な興味として捨てられた「ゴミ」(生活)を掬いあげる作家がいてもよかったかもしれない #BARRACKOUT
2016-12-26 23:13:41一方で、若手作家どうしのゆるいコミュニティ内の馴れ合いを嫌い、場所や歴史へと表現の必然性を求める作家たちがいて、もう一方で、やれリサーチだ、サイトスペシフィックだという風潮に辟易としており、もっと自由でアナーキーな生成空間を求める作家たちがいる。#BARRACKOUT
2016-12-26 23:14:48⑪ともかく長谷川氏のサイスペアート評に戻るなら、その批評は荒木佑介氏の作品にこそ適用されるべきだろう。個人的に最も期待していた作家。真宗移民など着眼点は正直めちゃくちゃおもしろかったのだけれども、出力された作品がよく分からなかった。今度お話を伺いたい。 #BARRACKOUT
2016-12-26 23:17:27バラックアウトは、秋山佑太による高度な会場設計と、荒木佑介や鈴木薫らによる「リサーチ」があったにもかかわらず、キュレーション不在だったために、前述の二つの勢力があたかも仲良く同居しているかのように見えたのかもしれない。#BARRACKOUT
2016-12-26 23:18:09⑫バラックアウトは罪深い。2010年代の美術業界を奇しくも様々な面で象徴してしまったから。作家はどこかに必然性を持たねばならない。困った作家はサイトに寄る。それこそ必然性なぞない。そんな土地他に探せばいくらでもある。問題はその土地(モチーフ?)を利用して何がしたいか。シンプル
2016-12-26 23:21:59しかし、その二つの勢力はやはり相容れないのであって、曖昧な同居には違和感がある、ということははっきり言っておきたい。これはぼく自身のキュレーションにおいても常につきまとう問題であり、かつ、本展にはカオスの影響が色濃いので、ちゃんと言っておくべきかなと。#BARRACKOUT
2016-12-26 23:22:03⑬そして秋山氏に戻る。土地を利用せざるを得ない。むしろ空間が、物件が力強すぎるが故、時に土地そのものが語りすぎてしまう。という風に見られてしまったのが、バラックアウトという展示だと感じる。秋山氏がやりたいことは、たぶんもっと別のことだと思う。土地の文脈をつぎはぎし点々とすること。
2016-12-26 23:25:37幸いにして、秋山さんをはじめとした運営メンバーは、危機意識をはっきりと持っているようなので、このままお祝いムードで終わることはないでしょう。カオスの影響云々については、ぼくから言うと感じが悪いのでこれ以上は言いません、、いずれにせよ、見るべき展示です。#BARRACKOUT
2016-12-26 23:26:00⑭なんにせよ、バラックアウトでは秋山氏のやりたいことは果たされなかったように思う。勝手に今後に期待、と投げるのであるが、今のアートピーポーたちは、どっちかっていうとアート横町の方をもっと見たいのだろう。そりゃ秋山氏のことを「建築家」と言ってしまうのにも頷ける。
2016-12-26 23:28:09ついに会場丸ごと買うコレクターが現れた実昌の作品が見れるのは バラックアウトとデブリラウンジです! #BARRACKOUT #デブリ2016 (某飯島氏によって大人買いされた作品) pic.twitter.com/ewSX7MOlLQ
2016-12-27 01:02:42