潜水艦娘の制服

よなよな @yona_47

@sankakusan1 @titoitu 潜水艦だとゴーヤがすきー潜水艦ズでやってみる？

ANA @sankakusan1

@yona_47 @titoitu あ、そういや潜水艦のコって１９さんしか出てなかったっけ！やってみようやってみよう

よなよな @yona_47

@sankakusan1 @titoitu とある晴れた日の午後。午前の任務を終えて夜からの遠征任務まで暇を持て余していたゴーヤとイムヤは食堂で湯呑み片手にまったりと過ごしていた。そこで唐突にゴーヤが話を切り出した。

ANA @sankakusan1

@yona_47 @titoitu 「前から思ってたんだけど、イムヤちゃんはこの制服、どう思う？」「どうって？」「機動性にしても防寒性にしても中途半端でち…こんなの、刺さらない上にすくえない先割れスプーンと同じでち！」どうやら先日北方海域で寒い思いをしたのを根に持っているようだ。

よなよな @yona_47

@sankakusan1 @titoitu 「ゴメン…私実はそんなに寒くなかったの…」「ファ？！どーして？！イムヤ寒さに強いの？」「いや…その…」「何よ！なんなのさー！秘密があるなら教えてよう！」「じ、実は…

ANA @sankakusan1

@yona_47 @titoitu 「ほら、イクちゃんとかハチちゃんとか、私達より寒そうな恰好なのに平気な顔して帰ってくるでしょ？」「あいつらの頭がおかしいだけだと思ってたでち」「まあ…、それでイクちゃんに理由を聞いてみたの」「何でよりヤバイ方に聞いた？」「そしたらね、水着の中に

よなよな @yona_47

@sankakusan1 @titoitu 全身タイツ…着てるんだよ…」「まじか」「…まじ」「イムヤも？」「…着てる…今も…」「えっ 全然わかんないでち…」「すごい精巧に作られてるのよね…怖いくらい…」「なんでゴーヤのはないんでち！どこで手に入れたの？」「言いづらいんだけど…」

ANA @sankakusan1

@yona_47 @titoitu 「日向さん」「日向さん？」「ゴーヤはあの事件覚えてる？　お風呂場で…いいや。とにかく、日向さんに頼むといいよ！」「今何で言いかけてやめたでち？そんなに言いづらい事なんでち？」「ただ、ちゃんと自分のサイズとか図らないとだけど。採寸してあげよっか？

よなよな @yona_47

@sankakusan1 @titoitu 自分じゃ測れないし…ね？」「何か嫌な予感がするでち。あっわかった！すっごいお金かかるとか？」「いや、タダでやってくれるよ」「なんか余計に嫌な予感がするでち！！」タダより高いものはない。警告音が脳内でけたたましく鳴り響きます。

ANA @sankakusan1

@yona_47 @titoitu 自分じゃ測れないということはイムヤも誰かに…というかイクに測ってもらったのでしょう。その時点でダメな予感がします。「……それって絶対全部脱がないとダメ……？」「もちろん。一ミリでもズレるとこんなにピッタリには作れないしね」「自分で測るでち！！」

よなよな @yona_47

@sankakusan1 @titoitu 「それは絶対やめた方がいい。測りなおしされるよ」「ね、ねえ。イムヤの時はどうしたの？」「自分で測って…これじゃあダメだって…うん、ダメ。どうせやるなら私がやる」「イムヤ？何か目に光りがなくなっ「だいじょうぶ！ゴーヤは私が守るから」

ANA @sankakusan1

@yona_47 @titoitu 戦友の指がｸﾞｯと肩に食い込むのを感じます。ちょっとだけ目が潤んでいるのを感じますが一体どんな目に遭ったのか、とは聞けませんでした。「それに裸なんてお風呂場でいつも見てるから今更でしょ？」「確かに…いやでも…うー…、それじゃイムヤに任せるでち」

よなよな @yona_47

@sankakusan1 @titoitu 「信じてくれてありがと」 イムヤはゴーヤに軽くハグすると、スマホを取り出した。「あ、よな司令？イムヤです。あの、放送棟の奥の部屋今から空いてます？…あ、じゃあ今から２時間だけお願いします。…ゴーヤと私です。…ち、ちがっそんなんじゃ…」

ANA @sankakusan1

@yona_47 @titoitu そんなんとは一体。そう考えているうちに部屋に着きました。「はい。じゃあ脱いで」「そんな着くなり」「時間がないの！」「何でそんな焦ってるでち…？」「指の先から全部測らないといけないの。あと二時間でイク達が遠征から帰ってくるから」そう言いながら服を

よなよな @yona_47

@sankakusan1 @titoitu 脱がしにかかろうとするもハッ我にかえり、「ち、ちがう…ゴーヤとは今こういうことしたいわけじゃなくて…」とごにょごにょ言いながら手を放す。「ご、ごめんね。ちょっと道具が必要だからいろいろ持ってくるね」そう言ってゴーヤは部屋を出て行った。

ANA @sankakusan1

@yona_47 @titoitu いつどういう事をするつもりなのかはとても気になる所でしたが、結局のところイムヤは自分のわがままに付き合ってくれているのです。友人の優しさに感謝しなければ。「さっきは嫌がっちゃって悪かったかなぁ～時間かかるなら待ってる間に脱いどいた方がいいかな」

よなよな @yona_47

@sankakusan1 @titoitu 「ただいまーってわあああ？！何脱いでんの？！」イムヤは顔を赤く染めて目線をそらします。「えっどうせ脱がないと思って先に…ってイムヤそれ何に使うの？」「えっ…ああもちろん採寸だよ」 大量の麻紐を持ってきたイムヤは言いました。

ANA @sankakusan1

@yona_47 @titoitu 「採寸…」「ん、採寸」ゴーヤの知っている採寸は麻紐なんて使わなかったような気がするのですが。帰りたい。ゴーヤはそう思いました。「それじゃえっと、採寸…するね…」母なる大海原に想いを馳せているとイムヤは少し恥ずかしそうに麻紐をゴーヤの肌に触れさせ

よなよな @yona_47

@sankakusan1 @titoitu ていった。まずは右腕。「ごめんね。はじめっから全身脱いでおく必要はないんだけど…」「う…そうならそうとはじめに言って欲しいでち…」 ごめんね、と再度申し訳無さそうに言うイムヤの触れる手は優しい。肩から肘まできっちり這わせ、ハサミで切る。

ANA @sankakusan1

@yona_47 @titoitu 「んっ」ハサミの冷たい刃がゴーヤの素肌に触れるたびに体が震えます。普通に寒い。全裸待機したことを後悔しましたが、ごめんねと謝りながら紐をゴーヤの体に当てていくイムヤの表情は真剣そのものです。ゴーヤはふと思いました。この鎮守府に巻尺はないのかと。

よなよな @yona_47

@sankakusan1 @titoitu 裁断した後に付箋に何やらメモをしていることにゴーヤは気付いた。「何書いてるでち？」「どこ測ったかメモしてるの。測るところ多いから」「どのくらいなの？」「片腕だけで36箇所」「36箇所？！」「全身で400近くよ」そりゃ二時間もかかるわ。

ANA @sankakusan1

@yona_47 @titoitu 「巻尺買ってこようよ…」「普段使う機会なんてないから無いのよ…」「申請しておくでち…」というか。この調子で全身測っていくとなるとだいぶ隅々まで測る事になるのですが、この段階でトマトみたいに顔を真っ赤にさせている友人は色々と大丈夫なのでしょうか。

よなよな @yona_47

@sankakusan1 @titoitu 「…同じ事言った」「え？」「私も日向さんに。巻き尺ないって」そういえばイムヤも同じ事されたんだった。「それに、寸法測る目的以外にも使うんだって」「何に使うの？」「わからないけど…イムヤなら大丈夫って言われたわ…次脚いくね」

ANA @sankakusan1

@yona_47 @titoitu この間に提督が縛られて海に沈められていたことと関係あるのでしょうか。亀さんごっこでち！等と言っていたら隣のまるゆが青い顔をしていた事を思い出します。「イムヤと亀さんごっこするのも面白そうかも」脚を開きながらそう言うと足元のイムヤが固まりました。

よなよな @yona_47

@sankakusan1 @titoitu 「なっなっななんて言った今？！」「カメさんごっこ？今度やろ？」「へぁ？！！」「そんなに驚くことないじゃん。気持ちいいよきっと」「か、考えとくわ…今は採寸…」「うん！イムヤがカメさんやってね！」「？！」