【姫プリ】カナはる的妄想長編(案)
- ikoma_kzri
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はるかからいつも花の香りを感じて、それが恋心と結びついたせいで、ホープキングダムに帰った後、花が近くにあると嗅覚が失われる病にかかってしまうカナタとかいいな……花の匂いを嗅ぐと、はるかを思い出してしまって切なくなるから、その連鎖を無くす為に無意識に身体が拒絶するという
2016-12-30 18:48:56匂いがわからないということは、味もわからないということで、毒が混じっていても気付かず、生死の境をさ迷うことになるカナタ王子。
2016-12-30 18:50:03夢の中で彼は大鴉に出会う。 「テメェの絶望は、いい養分になりそうなんだぜ」 カナタの身体を糧として産まれる黒い蕾。やがて咲き誇る花々。産まれたのは、再生したディスピア。 「ゆくぞ、クローズ。世界を絶望に染めにな」 囚われのカナタは、ディスピアの力の源にされて。
2016-12-30 18:59:50再び集うプリンセスプリキュア。しかし再生ディスピアは、かつてより強い。だがそれ以上に、 「私の力が、吸収されてる!?」 フローラの攻撃が、まったくディスピアに通じない。 「当然だ。私の力の源は、お前が大切に想うあの王子だからな」
2016-12-30 19:02:16囚われのカナタの姿を見せられ動揺する四人。それでも必死に戦うが、 「いい加減、諦めたらどうだ」 「私は……諦めたりしない! カナタ! お願い! 目を覚まして!」 「無駄だ。お前の声は届かない」 言いながら、ディスピアが仮面を取る。 その顔は……
2016-12-30 19:04:38「私……?」 仮面の下から現れたのは春野はるかの顔。ただその瞳が紅く、口元の邪な笑みだけが、本物とは違う。 「この男の中で、お前の存在は絶望と繋がっている。このようにな」 ディスピアが、カナタに向けて囁く。 「どうして私を連れていってくれなかったの?」
2016-12-30 19:08:38と同時に、絶望の力が強まる。衝撃を受ける彼女らを見ながら、はるかの顔で嘲笑するディスピア。 「なんと強い絶望を、お前はこの男に与えたのだろうな、キュアフローラ。ホープキングダムすべてよりも、この王子の絶望は深く、暗い」 それは、と続けるディスピア。
2016-12-30 19:11:22「すべてお前が与えたものだよ、キュアフローラ」 崩れ落ちるフローラ。彼女を取り込もうとするディスピアだが、マーメイド達が救い、辛うじて逃げることに成功する。
2016-12-30 19:12:58