佐藤正美Tweet_20161216_31

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佐藤正美 @satou_masami

私は、じぶんの作法がなっていないことを遺憾ながら認めます。「遺憾ながら」と綴ったように、私は、それを弱点だと思っています。尤も、この点は、私にかぎらず、そうとう多くの人たちにも観られるとも感じています。

2016-12-30 13:58:01
佐藤正美 @satou_masami

不作法のなかでも、私が特に問題視したい態度は、いわゆる「文学青年シンドローム」から生まれた不作法です――そして、それが私の不作法の原因だったと思っています。

2016-12-30 13:59:50
佐藤正美 @satou_masami

私は、若い頃(20歳代)、仕事に興味を もてなかったので――当時は、いまだ、文学のほうに憧れがあったので――、ちから を出すことをしないまま、「未知数」という評価――実力がありそうなのに、実績を出さないで、「できそうなヤツ」と噂されたまま――で終わっていました。

2016-12-30 14:03:16
佐藤正美 @satou_masami

しかも、文学で得たことを装う術も しっかりと体得していて、「オレは、こんな俗の仕事なんかやるような下衆いヤツじゃない。オレは人間性の弱さを知っているので、こんな仕事なんぞ、一時的な はかないことだと知り尽くしている」というような・「他人を ばかにできる権利」を持っているのだ、と。

2016-12-30 14:06:24
佐藤正美 @satou_masami

こういう度し難い「文学青年シンドローム」から生まれた不作法は、きまり から外れているとか礼儀をわきまえないという範疇で語られるような不作法ではなくて、作法そのものを軽視しているので、そもそも、次元がちがう。

2016-12-30 14:09:06
佐藤正美 @satou_masami

私は、「文学青年シンドローム」から生まれた不作法を除去するために――「改める」というような次元ではなくて、「除去する」としか言いようがないのですが――、ずいぶんと苦労しました。そして、いまでも、いくぶんかは その残滓(ざんし)があると感じています。

2016-12-30 14:12:04
佐藤正美 @satou_masami

「文学青年シンドローム」から生まれた不作法を除去できたのかと問えば、さきほど「残滓がある」と綴ったように、仕事をやっているうちに いくぶんかは礼儀を覚えましたが、捨てきれなかった「文学への憧れ」は、くすぶったまま、以前として、「文学積年シンドローム」の導因になっていました。

2016-12-30 14:15:47
佐藤正美 @satou_masami

私の今の仕事は、「なんらかの代用にすぎないのではないか」という疑問を つねに抱いてきたのですが、その気持ちを自問自答してみると、どうも、(文学に恋 [ 片思い ] した)「迷路」を歩いてきた感想のようです。戯れに恋はすまじ。しかし,恋心というものは、おのずと洩れてしまう、、、。

2016-12-30 14:19:39
佐藤正美 @satou_masami

精神は得てして自ら嘘をつくことはできても、肉体(相貌)は精神ほどに嘘をつけないのではないか。人柄の伝達が目に見えるもので一瞬にしてキャッチされ、それによって価値ができるからである。だが、頭が眼を騙すということもある。あるがままに観るということの難しさ、、、。

2016-12-30 14:23:46
佐藤正美 @satou_masami

序列――「どんな自由な世界がきても、たちまち人はそれに飽きて、階段をこしらえ自分が先に登り、人をあとから登らせ、自分の目に映る景色が、下から登っている人の見る景色よりも、幾らかでも広いことを証明しかくなるに違いない」(三島由紀夫)。

2016-12-30 14:26:51
佐藤正美 @satou_masami

集合そのものは、構成員が集まっただけで「並び」を問わないのですが、それらの構成員のあいだに、なんらかの「関係」を導入すれば、「並び」を構成するということでしょう。その「関係」が「長幼(経験の修身度)」なのか、「技術の修得度」なのかによって「並び」が違ってくるということでしょうね。

2016-12-30 14:30:36
佐藤正美 @satou_masami

人間社会において、その「並び」を生む原因として、「じぶんが幾らかでも他人に比べてマシである」ことを信じたがる気持ちを摘発するのが小説家の小説家たる――しかも、第一流の小説家たる――所以(ゆえん)でしょうね。

2016-12-30 14:35:56
佐藤正美 @satou_masami

しかも、小説家は、そういう人間様相に同感しながらも、数学者のように、「冷徹な」目で観ている。というのは、渦中に どっぷり浸かっていたら「報告文」にはなっても「小説」にはならないし、「冷徹な」目で観ても、共感がなければ、「作文」になっても「小説」にはならないのでしょうね。

2016-12-30 14:38:53
佐藤正美 @satou_masami

「集合」に対して いかなる「関係(構成)」を適用できるか、という汎用的な総括ぐらいなら私のような文学愛好家でも謂えることであって、小説家の小説家たる所以は、人間の「(生々しい)危うさ」を そこに察知している点でしょうね。

2016-12-30 14:41:47
佐藤正美 @satou_masami

私は、ふだんの生活において、年配の人たちに敬意を払うほうですが、仕事において、「長幼の序」を認めないし、認める必要も感じていない。システム・エンジニアにとっては、いかなる「技術」を持っているか [ 勿論、駆使できるか ] が存在証明であって、それ以外の性質は付随的でしかない。

2016-12-30 14:44:51