田根剛レクチャー第三回KYAデザイン会議

建築家の横河健さんが主宰されているKYAデザイン会議の第三回目にパリ在住の建築家田根剛さんをお招きになりました。第一オランダの代表松浦寛樹さん第二SANAAの西沢立衛さんに引き続き世界中で活躍される建築家が今何を考えているのか海外から見た日本の建築デザインについて語っています。
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建築エコノミスト森山高至(漁協建築研究家) @mori_arch_econo

建築家の横河健さんが主宰されているKYAデザイン会議の第三回目にパリ在住の建築家田根剛さんをお招きになりました。第一オランダの代表松浦寛樹さん第二SANAAの西沢立衛さんに引き続き世界中で活躍される建築家が今何を考えているのか海外から見た日本の建築デザインについて語っています。 pic.twitter.com/X32hUFdFwQ

2017-01-06 11:35:48
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建築エコノミスト森山高至(漁協建築研究家) @mori_arch_econo

田根剛KYAデザイン会議①田根剛さんは弱冠26歳で初めて挑んだ国際コンペティション「エストニアナショナルミュージアム」で優勝され、昨秋10年がかりで見事に完成、世界中から賞賛されました。詳しい経緯についての記事はこちら→goethe.nikkei.co.jp/serialization/…

2017-01-06 11:42:51
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田根剛KYAデザイン会議②日本では一昨年に物議をかもした新国立競技場デザインコンペにおいて、一次選考のひとつとして選ばれていた「古墳のようなミュージアム」を覚えていらっしゃる方も多いことでしょう。その田根剛さんが今どんなことを考え、どこに向かおうとしているのか、お聞きしました。 pic.twitter.com/5UMZjchLlX

2017-01-06 11:48:39
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田根剛KYAデザイン会議③最初に「archaeology future」未来の考古学という概念について、未来のための考古学といってもいいかもしれません。我々の都市は長い時間をかけて垂直方向に伸びる一方水平に広がる都市開発もあります。前者はNYマンハッタン、後者は上海郊外の事例です pic.twitter.com/BpqZMu3ecK

2017-01-06 12:03:52
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田根剛KYAデザイン会議④パリ郊外の住宅地で最近モダニズムの頃に建てられた建築物が解体されている現場を目にしました。周囲にはそれより古い建物がたくさん建っている、にもかかわらず、その付近でもっとも新しく建設された建物が先に解体されている様子です。

2017-01-06 14:38:47
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田根剛KYAデザイン会議⑤建築が長期にわたり成り立つためには場所の固有性を汲み取ることが大事。たとえばはるか太古の建築物、遺跡になってしまったものであっても、その固有の場所の特性に合致し建物が機能しているなら現在の目で見てもその建築は機能し、こに意味を読み取ることが可能である。 pic.twitter.com/c3aaPSvNbK

2017-01-06 15:33:42
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田根剛KYAデザイン会議の記憶実況の写真は、実際に田根さんが使用したものではなく、類似の再現画像です。

2017-01-06 15:34:54
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田根剛KYAデザイン会議⑥エストニア国立博物館のコンペで与えられた敷地は、赤い範囲だったのだが、我々は敷地の右上から伸びるものが一体なんなのか非常に気になった。調べてみるとソ連時代の軍用飛行場滑走路の跡だということがわかった。これがこの敷地における歴史的固有の場所性と判断した。 pic.twitter.com/UbJwQ0mEJe

2017-01-06 15:51:37
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2017年1月5におこなわれた。建築家の横河健さんが主宰されているKYAデザイン会議の第三回目にパリ在住の建築家田根剛さんのレクチャーを記憶再現報告中です。 pic.twitter.com/7Sw7PjAj86

2017-01-06 15:58:47
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田根剛KYAデザイン会議⑦エストニアの人々にとって忘れたい。忘れがたい。ソ連時代の軍用滑走路をそのまま延長したかのように、建築を成立させた。エストニアにとって負の遺産であるかもしれないソ連時代の遺構をクローズアップさせたことで、エストニア国内で様々に物議をかもすことになった。 pic.twitter.com/6Y9gctSYTt

2017-01-06 21:16:24
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田根剛KYAデザイン会議⑧ミラノサローネのシチズン社の展示citizenwatch-global.com/milanosalone/2…時とはいったい何か、時間はどのように表現がされるのか、太古より人の時間概念を突き詰めると、日の光、月の光、星の光、つまりは光の変遷で時を計ってきたことが分かった。時は光だ。

2017-01-06 21:25:59
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田根剛KYAデザイン会議⑨腕時計製造の根本の素材、すべての部品が組み付く「地板」。この地板を作れる世界でも数少ないメーカーがシチズン社である。ならば、この「地板」を使って「時は光だ」をテーマにインスタレーションを考えた。空間の中で光に反射する煌めく粒子のひとつひとつが地板です。 pic.twitter.com/XkWfRrkm0f

2017-01-08 18:54:53
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田根剛KYAデザイン会議⑩「大磯の家」初めて手掛けた住宅です。dezeen.com/2015/10/01/dgt…ここで考えたことは「家」とは「日本の家」とは。と同時に敷地である大磯の歴史です。小さな家であっても、場所や建築の意味を根本から捉え直してみることから始めます。 pic.twitter.com/ROtGZQiiJv

2017-01-08 19:02:25
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田根剛KYAデザイン会議⑪日本の家の変遷を考えてみました、太古から。いくつかピックアップしますと、縦穴式住居、高床式住居、そして中世の民家、江戸時代の町屋、昭和期の住宅です。これらを全ていっぺんに表現できないか、この敷地に沿ったカタチで。それがこの家のコンセプト、基本方針です。 pic.twitter.com/iogztXHzOp

2017-01-08 19:06:07
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田根剛KYAデザイン会議⑫「大磯の家」1階のプランニングを考えるときに参照した昔の日本家屋は土間を通じて全体が繋がっています。そのような空間のつながりを現代の住宅でこの敷地に応じてデザインしました。(民家プラン画像はblogs.yahoo.co.jp/hiramatsu_eiji…より森山引用) pic.twitter.com/LDgsSiodeQ

2017-01-08 19:17:59
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田根剛KYAデザイン会議⑬「大磯の家」は、1階が土の塊のように、この敷地から掘り出した土を使って左官仕上げしています。その上に木造の家形が載っている形式を取りましたが、土の縦穴式住居から木の高床式住居まで「日本の家」の根源的な形式をうまく盛り込めたかと思います。 pic.twitter.com/8bMDyiVdlQ

2017-01-08 19:21:25
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田根剛KYAデザイン会議⑭質疑応答:Qなぜ北欧留学?A大学の姉妹校だったからQ日本で仕事はしますかAしている、しかし日本の建築家制度は問題Q日本の建築業界に一言A古い建物をすぐに壊してしまう。各時代に課題解決に向け取り組んだ意欲的な建築の空間体験が若者が出来なくなるのは非常に残念

2017-01-08 19:29:19