タイルわらしべ調査活動。情報お持ちの方さがしています。

「にっぽんのかわいいタイル/大正篇」執筆中。文献の少ないジャンルなので、お墓や銅像、親戚、ご近所情報がたよりです。ご存じのご高齢の方、ご紹介ください。
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加藤郁美 @katoikumi

タイル史情報お持ちの方探しています。 6.大正6年名古屋で創業した佐治タイル。卓越した製陶技術と意匠でインド、台湾、シンガポール、中国に和製マジョリカタイルを大量輸出。製品カタログは持っているのですが文献資料がほぼ皆無。佐治タイルにお勤めだった方をご存じの方、どうかご紹介ください pic.twitter.com/Ip9p1wzn7c

2017-01-15 12:17:08
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加藤郁美 @katoikumi

タイル情報お持ちの方探しています。 5.現在の常滑市(旧・知多郡枳豆志村/きずしむら)出身の建築陶器の先駆者、久田吉之助(ひさだきちのすけ)。明治10年生まれ。日本初の外壁タイルを使った建物、岐阜県の名和記念昆虫館のタイルを焼いた人。文献資料はイナックスさんのこの本のみ! pic.twitter.com/iUx07bHurM

2017-01-15 11:43:54
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加藤郁美 @katoikumi

美術タイルの池田泰山の師匠であり、日本で最初のタイル外装建築といわれる岐阜県の名和昆虫館のタイルを焼いた久田吉之助について調べてたら「放蕩が過ぎて父にぶった切られて、片腕片目片肺であった」という凄まじい文言にゆきあたった。ひーっ!ナニゴト!…さらに文献探すベシ。

2017-01-14 20:31:31
加藤郁美 @katoikumi

タイルわらしべ調査。先日の広正製陶さんのタイル・カタログ、このようなわらしべ活動によってみつけました。…さらなるわらしべ展開をもとめて連ツイさせていただきます。 pic.twitter.com/t4UpiRAgbP

2017-01-15 07:34:00
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加藤郁美 @katoikumi

多治見市のモザクタイクタイルを組むスタジオ、ミスズ・アートスタジオさんを訪問「古いモザイクタイル画のカタログがおありでは?」「うーん、ちょっと探してみましょう」。待たしていただいたその事務机のビニール敷きの下をふと見ると、なんと昔のカタログの表紙が挿みっぱなしになっていました…! pic.twitter.com/wuGVHM86X7

2017-01-15 07:36:19
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加藤郁美 @katoikumi

それは広正製陶という会社のカタログでした。既に会社はなく、検索ヒットは1件のみ。それがなぜかお寺でありました。北名古屋の徳岩寺さん。広正製陶ゆかりの銅像があるらしい…。タイル師匠の安藤さんと笠原町からバンを走らせ行ってみると、立派な山門の向かって右側に銅像が~! pic.twitter.com/BJIp1pR8iL

2017-01-15 07:38:35
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加藤郁美 @katoikumi

うわあキタコレ!「広正製陶創始者/半谷音吉氏像」。半谷氏はたいへんな人格者で、亡くなったあと、従業員の人たちがお金をだしあってこの銅像を工場の前にたてたとのことです。境内にある音吉さんのお墓にお参りし、住職さんにごあいさつ。「遺族の方にご連絡いたしましょう」とのお言葉。 pic.twitter.com/AN5tMwDAw8

2017-01-15 07:40:57
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加藤郁美 @katoikumi

そして数ヶ月後、名古屋のホテルで、音吉さんのご子息、お孫さんにお会いすることができました!とてもすてきな方たちで、いろんな話を伺い、アルバムを見せていただき、国会図書館にあった私家版の「半谷音吉伝」をくださいました。これは日本のタイル工業創製期の非常に貴重な資料でした。 pic.twitter.com/ks6kC5jOR1

2017-01-15 07:45:22
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加藤郁美 @katoikumi

なぜかというと、昭和初期に日本陶磁器工業組合連合会の建てたビルディングが立派な洋館だったため、敗戦後アメリカの進駐軍に接収され、戦争中、国の命令で陶器の手榴弾(!)など軍用品を製造していたことがばれると戦犯にされてしまうかと恐れた連合会は、書類を全部燃やしてしまったのです。 pic.twitter.com/rOIpqFU4O5

2017-01-15 07:54:14
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加藤郁美 @katoikumi

音吉さんにすっかり惚れ込んでしまって、5月刊行予定の「にっぽんのかわいいタイル/大正篇」では、音吉さんを主人公のひとりに。大正7年に名古屋初のタイル専門店・広正商店開業、後に工場も設立、業界の牽引役でした。その葬儀の日には、参列のために日本中のタイル店が休みになったといいます。 pic.twitter.com/B8aB3k68CQ

2017-01-15 08:31:40
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加藤郁美 @katoikumi

広正製陶「半谷音吉伝」の4つのポイントにたいへん興味をひかれています。ひとつめは、音吉さんのタイル業界の未来へのヴィジョンがえられているのが、当時さかんに開かれていた博覧会や内国勧業博覧会であること。これはいろいろ資料があるのですが…。 pic.twitter.com/rtunXzLZYA

2017-01-15 09:05:40
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加藤郁美 @katoikumi

ほか4つの資料がどうにもみつからないので、第2次わらしべ調査on SNS におすがりしたく、地縁のある方、ご存じそうなご高齢者をご紹介くださる方、何卒よろしくお願いいたします。 1.名古屋市の西北角、今の日本生命ビルのところにあった名古屋一の陶器商「広瀬屋」さんのこと。ご存じの方 pic.twitter.com/2XzUKAOZ54

2017-01-15 09:18:11
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加藤郁美 @katoikumi

タイル情報お持ちの方探しています。 2.明治40年ごろ名古屋栄町の陶器店「広瀬屋」に20枚の英国ジョンソン社製のサンプルタイルが展示されており、これを見た不二見焼の村瀬二郎麿が国産マジョリカの創製者のひとりとなりました。「このサンプルを持ってきた大阪の貿易商社」とはどこか。 pic.twitter.com/8WAiv27zIQ

2017-01-15 09:25:19
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加藤郁美 @katoikumi

タイル情報お持ちの方探しています。 3.昭和12年、名古屋で汎太平洋平和博覧会が開かれた際、神戸のインド系タイル商社「タッカル商会」のタッカル氏が音吉さんの家に家族で泊まって博覧会見物をしています。タッカル商会、あるいはべつのインド・中国・台湾・シンガポールタイル商社について。 pic.twitter.com/0KKRxfAOE9

2017-01-15 09:31:41
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加藤郁美 @katoikumi

タイル情報お持ちの方探しています。 4.今も煙草屋さんや銭湯さんに残る緑や橙のマーブル模様のタイルは広正製陶の特許製品です。大正7年ごろ広正専属となったその発明者、西山というひとについて。九州出身、その後明石に住んでいて、名古屋に呼び寄せられ、戦争中に亡くなった由。 pic.twitter.com/2l2284Bnkx

2017-01-15 09:45:54
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加藤郁美 @katoikumi

@katoikumi 写真は多治見市笠原町のモザイクタイルミュージアム。

2017-01-15 09:47:13
加藤郁美 @katoikumi

広正製陶特許のマーブルタイルの使い方。…横浜根津のみわくの銭湯、間門湯さんでは、波頭をモザイクタイルで描いた浴槽の縁に、緑のマーブルタイルを配してます。すごく凝ってる~。(ちなみに浴槽の側壁をモザイクタイル画で飾るのは、横浜独特!) pic.twitter.com/0ZllCoGrlc

2017-01-15 09:50:50
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