Bloodborne(プレステ4対応、ソニーエンターテインメントジャパン、フロム・ソフトウェア合同) マスケッターのサーガ その2 ※ネタバレ注意

リプレイダイジェストその2です。ガスコインを倒してから、血に飢えた獣の手前までです。ようやく中盤。
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ぞろ目の八ことマスケッター(旧1d6) @hm1d6

Bloodborne マスケッターのサーガ 84 俺は、回答する必要を認めなかった。なるほど、そいつの言い分はもっともだ。いや、俺が旧市街にいる事自体、ある意味では異常な事態だ。……しかし、重大な瑕疵が、その主張にはあった。旧市街は既に無法地帯であり、 85へ

2017-01-14 21:33:46
ぞろ目の八ことマスケッター(旧1d6) @hm1d6

Bloodborne マスケッターのサーガ 85 獣化病の謎を解くには旧市街を進む必要があり、そして何より、無法地帯では、力のある者だけに発言が認められる。俺は、兵士だった時分の鉄則を思い返した。駆けろ。全力で走れ。尖塔の頂上から、最後の警告だか何だかが宣告され、 86へ

2017-01-14 21:37:03
ぞろ目の八ことマスケッター(旧1d6) @hm1d6

Bloodborne マスケッターのサーガ 86 数秒間を置いてガトリング砲のつるべ撃ちが始まった。死角には大概、獣化病患者が爪と牙を研いで待ち受けている。俺は、走りながら、次に進む遮蔽物を当たりをつけ、そこに何が潜んでいようが斬り捨てた。ガトリング砲と 87へ

2017-01-14 21:40:56
ぞろ目の八ことマスケッター(旧1d6) @hm1d6

Bloodborne マスケッターのサーガ 87 獣化病患者は、必ずしも連携が取れていない。当たり前だが、俺が動くまで奴等は手の打ちようがない事だけが、唯一の利点だった。点から点を紡ぐように、獣化病患者の死体を残しながらじわじわ尖塔に近づき、ついに梯子にとりついた。 続く

2017-01-14 21:43:57
ぞろ目の八ことマスケッター(旧1d6) @hm1d6

Bloodborne マスケッターのサーガ 88 梯子に手をかけ、登りきると、誰かの背中があった。ガトリング砲もちらっと見えるが、据付式の台座なのでこちらに回す事は出来ない。塔に陣取るのは、高所と言う大きな地の利を得られる反面、追い詰められたら逃げ場はない。 89へ

2017-01-17 17:09:56
ぞろ目の八ことマスケッター(旧1d6) @hm1d6

Bloodborne マスケッターのサーガ 89 背中を向けていたそいつは、くるっと振り返った。獣化病にさらされていない、若い男性だった。俺は無言で斧を構え、奴は剣を抜いた。わざわざ言葉を交わすまでもなかった。半径3メートル、高さ15メートルの空間で決闘が始まった。 90へ

2017-01-17 17:12:55
ぞろ目の八ことマスケッター(旧1d6) @hm1d6

Bloodborne マスケッターのサーガ 90 相手はかなりの使い手だった。足場が小さい事を逆手に取り、右に左に俺の斧を交わしつつ頂上の縁に俺を追い詰めた。転落か、斬首か。相手はそう思った事だろう。だが、俺はピストルを抜き、ガトリング砲の弾薬帯を撃ち抜いた。 91へ

2017-01-17 17:15:31
ぞろ目の八ことマスケッター(旧1d6) @hm1d6

Bloodborne マスケッターのサーガ 91 俺は、追い詰められるふりをして、弾薬帯がちょうど奴の背中に位置する場所に陣取った。目論見通り、弾丸は次から次へと暴発し、何発かが奴の背中に食い込んだ。剣を落とし、腹を折ってうずくまる奴の首を、俺は斧で叩き斬った。 92へ

2017-01-17 17:18:17
ぞろ目の八ことマスケッター(旧1d6) @hm1d6

Bloodborne マスケッターのサーガ 92 ここへ来て、初めて人を……純粋な意味での人を……殺した。別に罪悪感は湧かなかった。立場が逆なら、奴もそんな位で済ませたろう。念のために、死体を調べると、奇妙な形をしたペンダントが見つかった。銃とおぼしき銀の棒の筒先の下に、 93へ

2017-01-17 17:21:30
ぞろ目の八ことマスケッター(旧1d6) @hm1d6

Bloodborne マスケッターのサーガ 93 鉄で作った刃物が溶接されている。つまり、銃にも槍にもなるわけだ。持って行くことにした。それから俺は、塔を降り、先を急いだ。化け物は次から次へと襲って来たが、精々足留め程度に過ぎない。そうして旧市街を突き抜けると、 94へ

2017-01-17 17:24:17
ぞろ目の八ことマスケッター(旧1d6) @hm1d6

Bloodborne マスケッターのサーガ 94 一際大きな教会が、薄れて行く残照にさらされて姿を見せた。門の手前にある植え込みには、見知った姿もある。 「さすがに、ここまでたどりつくのは苦にもならなかったようですね」  アルフレートは俺を見るなり言った。 続く

2017-01-17 17:26:40