美鈴は若き日の(「理合」を手に入れた頃なんで多分90歳くらいの)郭海皇に出会って色々感銘を受け、以後妖怪らしさはめっきり薄くなって武術の修練を日課にするようになったという話。
2014-09-12 21:17:36何度も言ってますが美鈴は幻想入りする前に超人拳法総本山で修行してたり蒼龍寺あたりで暹氣龍魂を身につけたりで若き日の郭海皇あたりと引き分けたりしてるのが希望。後年、消力の理合に至った郭海皇と再戦して負けたりしてるとなお良い。少年時の烈海王(小龍)とかとも仲良さそう。
2015-02-02 22:50:35美鈴も4,50年前から今の拳法スタイルに落ち着いた感がなんとなくあるので、130年くらい前に美鈴が若き日の郭海皇と戦って圧勝し、その後60年くらい前の結界異変のときに再戦して今度は完敗し、人間と武術にとてもすごい興味を抱く感じの話が書きたい。
2015-05-11 08:29:52「海の皇」19世紀末。放浪の美鈴は武術を志す若者と立ち会い、妖怪ゆえの力でこれに勝利。若者は挫折を味わった。百年以上そのことを悔いていた美鈴のもとに外界から便りが届く。差出人はかつての若者、郭。中国武術界の頂点、海皇となった男からの「大擂台賽で待つ」との決闘状であった。#嘘新刊
2015-11-02 23:54:56羿が夏王朝に反乱を起こし、殺されたとすると、末喜こと千年狐狸精が夏王朝を滅ぼしたメソッドで考えると、純狐ちゃんと藍様が意気投合する展開は普通にありそうな流れ……?
2016-02-23 00:02:12以前ににいなさんとちょっとツイートしてた、幕末から明治に至る時代に、上海で武器商人として成り上がろうとしていた白髪の少年の才を見出し、遥か月面の仇敵を討たせようとする気狂いの女と、少年が抱く人斬りへの復讐を描く愛憎物語とか面白いよなあとは思うんですよね。虎と狐と。
2016-02-23 00:10:56「その、貴方の仇というのは、どんなやつなの」へらりと女が笑う。口元に張り付いた薄気味悪い笑み。「……卑劣な男だ。姉さんを利用した」「でも、強いのでしょう?」「……」否定はできなかった。満身創痍に五感を封じられながら、あの男は名うての暗殺組織を一人で壊滅させた。
2016-02-23 00:32:20「その男が、天を翔ける龍だというなら」ゆらり、首を傾けて女が言う。鮮やかな金髪を揺らして。「貴方は、それに喰らい付く虎でなければならないわね」「……は」虎。思わず笑みが漏れた。この得体の知れない、狐を名乗る女が、威を借るような虎であれと、そう言うのか。「…悪くないな」
2016-02-23 00:35:25深く地に伏せ、天を舞う龍の爪も牙も跳ねのけて、その喉元に喰らいつく虎。「……ああ。悪くない」繰り返す。茫洋としていた先が見えた気がした。「それは重畳ね」にへらと女が笑う。正気も定かではない瞳で。「貴方には、あの月を堕としてもらわなきゃいけないもの。憎き嫦娥の国を」
2016-02-23 00:39:43一人、興奮を交えた口調で喋る女の目には、もはや周囲は映っていない。店の喧騒も、天井も。ただ遠く空に輝く月だけを見上げる女の憎悪はどこか滑稽で――縁はひとり、小さく口元を緩めた。 そこにあるものが愉悦か、自嘲か、もう彼にも区別はつかなかった。
2016-02-23 00:43:40虎伏絶刀勢って確実に天翔龍閃を破るため(だけ、と言ってもいいかも)技だから、一通り倭刀術を修めて、その後から考えて習得したやつだと思うんだよな……
2016-02-23 00:47:20鋼鉄艦十隻分の資金があれば月に届く砲台を用意できるのではないかと言いだしてただでさえ不仲の黒星に正気を疑われる縁。(結果的に最終決戦への離反に繋がる
2016-02-23 00:48:32最初、美鈴を護衛に雇っていたのにあまりにも居眠りが多く役に立たないので、四星を雇う黒星。四人で美鈴一人分の給料だったからという待遇であった。なおこの時美鈴が撃退したのが若き日の郭海皇(19歳)である。
2016-02-23 00:52:42「…単純な腕力ならばアジア一」 「何も、オーガに遠慮して言ったワケじゃあない」 「中国武術会の頂点、海皇が名無しのお前さんに負けて百と余年。たったひとつ、出会ったホンモノを信じて、力を捨て、武を磨いて百余年」 「ようやくこの時が来た」 「紅美鈴よ。お前さんにゃちと効きすぎたかね」
2016-09-15 23:14:33美鈴と郭海皇というどこに向かってるのか分からないネタだが、バキの作中世界観が2000年前後だとするなら、美鈴が武術を始めたのは割と最近であって、大擂台賽後に招待された美鈴が海皇のリベンジ(百年前に完勝)で完敗したという方向に持っていけなくもないのではないかという。
2016-09-15 23:19:25美鈴と若い頃の郭海皇が出会っていた話(彼のセリフが「単純な腕力ならばアジア1」と妙に狭かった理由)を書き始めたところで、義和団事件とかを関与させたくなるいつものやつに襲われている。
2017-02-02 20:28:52結局のところバキが参加した大擂台賽が開かれた劇中の年月は199X年でいいのだろうか。作中の年月は明瞭には示されないまま、風俗文化は現代に合わせて移動してる印象ではあるんだけど、あの頃はまだたまに連載の時期とはずれた年代が出現していたような覚えがある。
2017-02-02 20:32:25郭海皇初登場が2003年か(もう15年近く前とかマジかよ)。最凶死刑囚編開始が1999年中だから、この頃はもしかするとまだ劇中の現代は20世紀だったかもしれぬ。記憶があいまいなんだけどこの前後で1回「199X年」とか出てきてああそう言えば結構昔なんだみたいに思った記憶が。
2017-02-02 20:39:44郭海皇登場が2003年の7月(雑誌掲載時)、紅魔郷が2002年の8月、妖々夢が2003年8月か。なんとも言い難いが、バキの年月が変動制だとしても、いちおうこの時期のキャラではあるのだ。
2017-02-02 21:30:33昨日に続き郭海皇話。あの「100年前 わたしの身体は鋼で覆われていた」って回想シーン、大擂台賽の開催時期と、そこから「本物」に出会って武を手にするまでの長い時間を考慮するに、前回の大擂台賽は郭海皇はあの武ではなく「力」を得た状態で勝ちぬいて海皇になったんだろうと推測される。
2017-02-03 22:14:10バキの作中時間は連載と共に時代をシフトしてるので明瞭ではないが、おそらく第二部の最凶死刑囚編は最大トーナメントの連載時期の「現代」を引きずって開始され、大擂台賽はこれと時間が連続している。オーガの回想とジャックの設定あたりからしてたぶん1990年代か、2000年代初頭。
2017-02-03 22:18:33とすると、推定で前回の大擂台賽が1890年代末か1900年ごろ。日清戦争の後の中国の政情不安と諸々の政治事情から義和団の乱に繋がる。清国が中国武術の集団を使って外国を排斥しようとしたという動きをファンタジー的に考えて、政治と動乱に武術家が大々的に活躍した時期でもある。
2017-02-03 22:23:19海皇の回想を読んでる限り彼はこういう政治的世情とは無縁っぽいのだが、これは単にそこまでバキがフォローしてない可能性もあるが、海皇の年齢設定とかを考慮して時代背景をまったく想定してないかというとそれはそれで違和感もある。ちょうど100年ごとの大擂台賽ってのが特に。
2017-02-03 22:26:52動乱の最中の当時の中国武術が十分な人材を当てて大擂台賽を開けたのかどうか。ついでに海王制度が当時から明確な制度としてあったのかというのも少し気になる。案外大擂台賽があそこまでの権威を持ったのって意外に最近なんではというのはなんとなく郭海皇の政治力を感じるところ。
2017-02-03 22:29:10