愛でした～約束～

大倉組 @ohkuragumi

俺がアイドルだって事を 知らないキミ…。 その事を伝えず、告白した俺… その事を伝えたら、キミは、 このまま、一緒に居てくれますか…？ 愛でした～約束編～ pic.twitter.com/HeuAXmg1jZ

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①愛でした～約束 君に告白してから １ヶ月が経とうとしている。 毎日の電話は当たり前で 週に一度は会っている。 でも俺は、君に大切な事を まだ隠している… それは… 俺がアイドルだという事… 隠していたつもりはない… ただ、タイミングが… でも… もう言わなあかんな…

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②愛でした～約束 今日は彼女の家でデート 初めて君の部屋へ行く いつもは外で会ってたけど、 少しづつテレビの仕事も増えて、 堂々とデートが 出来なくなってきてた。 ――ピンポーン チャイムを押すと、 いつもの笑顔で出迎えてくれた。

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③愛でした～約束 「いらっしゃい！どうぞ！」 そう言われ中へ入る。 綺麗に生理整頓された部屋。 意外だったのは、 すごくシンプルな部屋だという事。 『意外やな～。もっと女の子って 感じの部屋と思っとったわ』 「そうなん？ こんな部屋は嫌い…？」 少し不満気に言う君。

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④愛でした～約束 『いや。 落ち着く感じで好きやで』 君の優しさに包まれるような部屋 とても居心地がいい。 君が借りてきたという、 DVDを見ながら過ごす。 ラブストーリーもので、ちょっとした ラブシーンもあったりして、 隣に座る君に、いつも以上に ドキドキした。

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⑤愛でした～約束 DVDも終わり感想を言い合いながら コーヒを飲む。 （言わなきゃ… 気持ちを落ち着かせる 『あのな… ちょと言わなあかん事あるねん』 「ん…？」 彼女は手にしていた コーヒーカップを置き、 俺を見つめる。

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⑥愛でした～約束 ふぅ…と一息ついて言った。 『俺な… 俺の仕事なんやけどな… アイドルやねん…』 そう言うと、不思議そうな顔をした後 大声で笑った。 「忠義、なに言ってるの？ アイドルが仕事って何？ そんな仕事あるの？」

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⑦愛でした～約束 ケラケラ笑ってた君だけど、 真剣な顔の俺を見て、笑うのを止めた 「えっ？忠義…？ ちょっと意味が分からないんだけど… ちゃんと説明して…？」 そう言われて、全てを話した。

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⑧愛でした～約束 中学の時に事務所に入った事 下積みが長くて、やっと 二年程前にデビューした事 彼女に会うまでの事を全て話した 彼女は涙をこぼしながら、 俺に問いかけた

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⑨愛でした～約束 どうして最初に 言ってくれなかったのか… アイドルだから、芸能人だから、 一緒に居られないって事なのか… 彼女は勘違いをしていた。 俺が別れ話をしていると… ボロボロ涙を流す彼女… （そうやないんよ… 彼女の手を握り、ゆっくり話した

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⑩愛でした～約束 『〇〇…？ちゃんと聞いてな？ 別れたいなんて事 思ってへんで…？』 チラっと僕の顔を見る彼女 隠してた訳やない事 最初に言えば良かったと 思とっる事 特別な目で見られたくなかった事 言い訳を並べるように話した。 彼女は僕の手を ギュッと握り返して聞く。

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⑪愛でした～約束 「私… 一緒に居てもいいの…？」 『当たり前やろ？そうやなかったら、 最初から付き合おうなんて 言わへんよ…？』 俺は彼女の指で光ってる、 リングを見せる。 『約束したやろ…？ ずっと一緒におる…って』

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⑫愛でした～約束 彼女の涙が、俺の手に落ちる。 俺は、ゆっくり抱き寄せた。 『絶対に離さへんから… この指輪に誓って…』 そう君に約束した。 二度目の約束… 指切りの代わりの このリングに誓うから… ずっと一緒にいよう… ～つづく