- tibikorotika
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あ、旦那共、人の店の前でなにやってんだぃ。今日は寒いしお前さん方来るのが遅いからとうの昔に閉めちまったじゃないか…来るならとっととお越しよ、もう! #空想の街 はいはい、冬の寒には湯気立つ酒に鍋の匂いも風の花明かずも酔い良い #オトトイ食堂 今開けますよって、もうちょいお待ちよ!
2017-02-04 00:01:16あ?誰ってほら私よ、女将のひよだって。あんた通いの店の人も覚えないたァいい心臓ね、はりあいがないったら! #空想の街 #オトトイ食堂 髪が下りてて分かんない?私だって風呂も使うし髪も洗わぁね、水も滴るなんとやらって言いなぃ。もぉ、これだから野暮天って言われんのよ!ほら、何にする?
2017-02-04 00:01:32(真夜中。日付が変わるのと同時に、ふわりと街のあちこちで花がひらき始める。夜空は晴れている。星の光の下で、音もなくゆっくりと咲く花々。花の目覚めがはじまる。) #空想の街
2017-02-04 00:02:07あや、まァたこんな時間に出歩いて!いくら独り身だってねぇ、心配する人はいるんだか――ん?え、私に? #空想の街 #オトトイ食堂 まったく、もう咲いてるったってねぇ、もっと明るくなってからにしなさいったら!……ね、似合う?
2017-02-04 01:32:02髪にお花を挿していました。
一日目
おはようございます。昨日の真夜中から、花の目覚めが始まりましたね!朝目が覚めてたくさんの花に驚いた人も多かったんじゃないでしょうか?今日は一日お天気の予定です。花は咲いてますが、寒さは変わらずなのでご注意ください。それでは、行ってらっしゃい。(情報窓口:堂坂みかこ) #空想の街
2017-02-04 08:30:18名許の季節・巣烏記 一日目
真夜を征く人気のない路地を青年がゆっくり歩く。 「ほんとに寒くなってた、マントで大正解だ。」 いつもは何処にいるか、丈夫そうなヌメ革の靴と大きな鞄とそれを抱えた巻毛の少年を連れて彼はゆっくり歩く。風が強く吹けば彼は少年をマントに庇い、少年は黙ってそれを許している。 #空想の街 #名許の季節
2017-02-04 00:52:26「ごめんね、ルゴ。眠いだろう。」 また風が吹いた、もう森で花が咲いたのだろうか。マフラーをルゴへ結んでやる。 「ご領様の方が毛皮がない、だめだ」 「お前に風邪をひかれたら旅の間僕は一人になっちゃうよ。」 #空想の街 #名許の季節
2017-02-04 01:04:32ぐるぐると巻かれながら口を尖らせるルゴに苦笑して、自分はボルサリーノを目深にかぶり直した。 「…風邪なら、ご領様が治してくれる」 「困ったなぁ、その間僕はルゴと遊べないじゃないか。」 #空想の街 #名許の季節 鷲尾秋太郎は、ゆっくりと歩く。街の道を、自分が捨てた街を確めながら。
2017-02-04 01:09:11めすぱぱ、書くの苦手ですけど頑張るー
「んじゃこれ、使わんくなったらいつもの植木鉢下な」「はいはい」投げられた合鍵を受取り秋太郎は苦笑する。粧し込んだ兄と襟も崩れた弟の玄関には白い水仙。 #空想の街 #巣烏記 #名許の季節 弟に抱えられた巻毛の猫を一撫でした騒々しい人を見送り、猫と弟は大欠伸。あぁ、もう一眠り恋しい。
2017-02-04 09:32:44鷲尾犬太郎、今日は何だか浮かれている。鼻歌なんざ歌って傍から見ても上機嫌。綺麗な脚のお姉さんを口笛で冷やかし、可愛い女学生に投げキッス。#空想の街 #巣烏記 それもそのはず昨日から自慢の弟君のご帰還、それも甥っ子を連れてきたとなれば!幾つでも何人でも、身内は可愛いもんである。
2017-02-04 14:04:10ルゴの目が覚めるのを待って秋太郎は遅い昼食にする。僕らは湯豆腐にしよう、と十二畳に大机を持ち込んでコンロと鍋を乗せる。#空想の街 #名許の季節 「ご領様、これは、」「お豆腐って言うんだ、ほら熱いよ」ふぅ、と息をかけて冷まし膝上のルゴに匙を渡す。ピンと反応した耳にも目にも満足。
2017-02-04 14:57:28この出かけた最中、犬太郎が何をしてたかというと…