猫化まとめ

モモリ @momoriu

深雷「こういう時だけ懐くのか……動けないな……」

モモリ @momoriu

がちむちともふもふがセットになってるとかなにそのお得感。乱入したいんですけど

モモリ @momoriu

胸筋と三角筋と上腕二等筋の狭間で丸くなるねこみらさん。

モモリ @momoriu

てぃねこさんはメスねこ周りに侍らせてぬくぬくしてる

モモリ @momoriu

のぞねこ「さむい…でもそとにいくのですっ」ゆきの降るなか外に飛び出します

モモリ @momoriu

ながねこはねぐらで丸くなって 雪の降るのをじって見てる 積もった雪がだんだんフワフワぽわぽわしてくるから そっと立ち上がる ふわふわをなるべく踏まないように何時もの道をいく

モモリ @momoriu

「あっながすさんっ」正面からあの子が駆けてくる びしょびしょの手足が痛々しいので首ねっこ捕まえて軒下へ

モモリ @momoriu

冷え切った肉球を舐めてやる 「ながすさんの舌、あついですっ」 くすぐったそうに笑っていうもんだから

モモリ @momoriu

その頃のどねこ ねこ好きのおばあちゃん家に上がりこみコタツを占領しようとする　お尻がつっかえる

モモリ @momoriu

「のぞねこかぜをひく」

モモリ @momoriu

冷たい雨が一日中降り続いた次の日の朝のことでした。

モモリ @momoriu

のぞねこは目が覚めると、いつもやるようにご主人を起こしに行こうとしました。ところが立ち上がってみると、なんだか体がおかしいのです。

モモリ @momoriu

体が熱くて重くて、目の前がぐるぐるします。のぞねこは思わず倒れ込んでしまいました。

モモリ @momoriu

しばらくするとご主人がやってきて、心配そうにのぞねこを抱き上げました。のぞねこは大好きな抱っこに喜ぶどころではありません。いったい何がおこったのでしょうか。

モモリ @momoriu

カゼをひいたのは、昨日びしょぬれになって帰ってきたせいだということ、ガッコウから帰ったら病院に行かなくてはいけないこと、今日は外に出てはいけないこと。ご主人はそう言い残して出かけていきました。１人残されたのぞねこは悲しくて仕方ありません。

モモリ @momoriu

雨が降ったら濡れてしまうのは当然です。のぞねこには避けられなかったことですし、そのせいであの恐ろしいビョウインに行かなくてはならないなんて。なにより外にでられないなんてとても残念です。

モモリ @momoriu

のねどこは仕方なく、窓辺に座って外の世界を眺めます。まるで少し前までの生活に戻ってしまったよう。毎日たいくつで寂しくて、外を眺めることしかできませんでした。

モモリ @momoriu

今では外の色々なことを知って、沢山の友達ができて、毎日楽しくて仕方ないのに、こんな生活１日だって耐えられそうにありません。

モモリ @momoriu

ぽろり。のぞねこの頬を涙が一粒つたいました。いちど泣き出してしまうと、もう止めることはできません。なぐさめてくれるご主人も、友達も誰もいません。それがますます悲しくて、のぞねこは声を出して泣き続けました。

モモリ @momoriu

午後の日差しを浴びて、のぞねこは目を覚ましました。いつの間にかぐっすり眠っていたようです。

モモリ @momoriu

部屋はしんと静かで、体の調子は相変わらずです。のぞねこは少しがっかりしました。夢の中で、誰かと一緒にいるときのような幸せな気持ちだったからです。

モモリ @momoriu

ご主人が帰ってくるまでまだ時間はありそうです。ひとりで何をして過ごそうか、そう考えた時、見慣れないものが窓の外に見えました。

モモリ @momoriu

思わず窓に近寄ってみます。窓の桟に置かれたそれは小さな花でした。いったい誰がこんなところに花を置いていったのでしょう。

モモリ @momoriu

のぞねこにはそれが誰かわかるような気がしました。早く元気になってね、夢の中でそのひとの声を確かにきいたのです。

モモリ @momoriu

のぞねこは大嫌いなビョウインを我慢することにしました。そしてはやく元気になって、花を置いてくれたあのひとに会いに行こうと思ったのでした。