-GC after ある流星の10年後-

柴真珠&丈一郎 @fightsongRP

@sion_TYA @hisyabun_sk 「憎しみ」 「忘れ」 「た」 「訳では」 「ない」 忘れられたら どれだけ 不意に 蘇り 己 焼くこの激情 「生きる」 「しか」 「決めてない」 ロケットペンダント 触る 声も想いも もう届かない 誰か →

柴真珠&丈一郎 @fightsongRP

@sion_TYA @hisyabun_sk 手 確かな 温かさ 「何したい」 「わかるの」 「ひとつだけ」 ぎゅ 「ヴィンスと一緒」 「がいい」 「だから」 「一緒にいて」 「私は私」 「やりたい事」 「探す」

おやすむ💤ウニ @lv100uni

@fightsongRP @sion_TYA 世界を変えたい。生きたい。 どちらも酷く難しく、どちらも酷く簡単な願いだ。 二人の姿にかつての自分とシュリヒトの姿を重ねる。きっと大丈夫だ。彼等には、導いてくれる人も、寄り添ってくれる友もいる。手に手を取り合って生きていけるはずだ。→

おやすむ💤ウニ @lv100uni

@fightsongRP @sion_TYA 「ならば、俺はここで君達を待つとしよう。いつか必ず教えてくれよ？君達の旅路の果てを」 領地を持ってからは、昔ほど気軽に旅を出来なくなった。クラークが言っていた通りだ。領主の責任というものがある。 →

おやすむ💤ウニ @lv100uni

@fightsongRP @sion_TYA 代わりに、今ではこうして旅する友の話を聞くのが楽しみなのだ。 これから旅立つ二人へ、自分からも何かしてやりたい。 老婆心が疼き、こう提案した。 →

おやすむ💤ウニ @lv100uni

@fightsongRP @sion_TYA 「長旅になるだろうから、準備を整えていくといい。必要な品などは手配しよう。準備が整うまでは宿も貸すから、暫く逗留していったらどうだ？……カテーナは邪紋の制御に練習が必要だろうから、アコニに教えてもらうといい。というか、そうしてくれ」

柴真珠&丈一郎 @fightsongRP

@hisyabun_sk @sion_TYA 「ええ。必ず」 しゃらん オリオン 提案。 背中を押す手。 見守る目。 おとうさん の 胸 痛い。 こそばゆい。 「ヴィンス」 「居ていい」 「の？」 隣 近くなった彼 見上げ 「一緒」 「嬉しい」 「私の部屋」 オリオンが 用意 してくれた部屋 →

柴真珠&丈一郎 @fightsongRP

@hisyabun_sk @sion_TYA 「景色良い」 「ヴィンスも」 「気に入る」 はじまりの準備を 一緒に 出来る。 「邪紋の制御」 「う」 「わ、かった」

望月詩苑 @sion_TYA

@fightsongRP @hisyabun_sk 「ありがたい。俺はそういったことを教えるのは向いてないしな」 一礼する。 下手な揉め事を起こさないようにすれば問題ないだろう。 「...あと、部屋は」 別の方が、と言いかけて。 嬉しそうな表情を見ているとそれを言う気は失せてしまった。 「部屋は一緒でいい」

おやすむ💤ウニ @lv100uni

@sion_TYA @fightsongRP カテーナは自分が成人女性の肉体になっていることを分かっているのだろうか。正直男の身としては部屋は分けてやった方がいいと思う。 オリオンはヴィンスが『部屋は別の方がいい』と言いかけてやめた事を察し、生暖かい目をして頷いた。 →

おやすむ💤ウニ @lv100uni

@sion_TYA @fightsongRP 「ではそのように。カテーナが使っている客間はちょうどベッドも二つあるから、同部屋でも問題はないだろう。後でメイドに色々部屋を整えさせるよ」 とはいえ、ヴィンスとカテーナのことだ。 →

おやすむ💤ウニ @lv100uni

@sion_TYA @fightsongRP 互いへの想いもまだ正確に把握しきれていない二人を同室にしたところで、やましいころは起きないだろう。そう判断して許可を出す。 「もし今後旅の準備をする中で何か必要なものやことがあったら、遠慮なく言ってくれ。できる範囲で対応するよ」 そう言って男はにこやかに微笑む。

望月詩苑 @sion_TYA

@hisyabun_sk @fightsongRP 「感謝する」 頷く。少し恥ずかしいが、カテーナの望みな以上それを優先する。 「まずは...とりあえずここの壁や床を直さないといけないか」丁寧に壁に触れる。 これに関しては邪紋の制御というよりは肉体の制御という方が正確か。 もしや、部屋もこんな風に穴が開いているのだろうか...？

柴真珠&丈一郎 @fightsongRP

@sion_TYA @hisyabun_sk 「オリオン」 「ありがとう」 うれしい。踊りたい。 「必要なもの」 「身体一つあれば」 ふわり舞う。からだ。かぜ。 「あ」 いつの間に 開いてる 穴 思い出して。 私のいる部屋、かなり見通し良くなってしまっている。 これ以上は。 気をつけ て 壁に触る。 みし。→

柴真珠&丈一郎 @fightsongRP

@sion_TYA @hisyabun_sk 穴が開かない。うまく触れた。 「うん」 「ごめん オリオン」 「なおす」 「わ」 「ぜんぶ」 ちょっとだけ待ってて。 しゃらん

おやすむ💤ウニ @lv100uni

@fightsongRP @sion_TYA 各部屋は石造りなので当然石壁なのだが、それでもみしりと言う。直すと言いつつまた破壊してしまうんじゃないかと思わないでもないが。 「直すのは専門の大工を呼べばいいから、君達は客人として自由にしてくれていればいいよ」 勿論自主的に手伝ってくれるならば歓迎だけれど、と付け加える。 →

おやすむ💤ウニ @lv100uni

@fightsongRP @sion_TYA 「この領は海と陸の境目にある。海と陸の交易が盛んで、様々なものがあるんだ。時間に余裕があるようなら、観光もしていってくれ」 遠く水平線を眺める港も、深く木々繁る森林もある。きっと二人にとっては良い刺激となるだろう。

柴真珠&丈一郎 @fightsongRP

@hisyabun_sk @sion_TYA 「港」 海を知らないわけではなかった。 見て来た。 多く歩いた。 町から街、国。 でも全部 あいつを探す為 憎い憎い胸が燻る。 ザアア かたかた。 鎖が震える。 焔は消える事なんてない ありえない けど →

柴真珠&丈一郎 @fightsongRP

@hisyabun_sk @sion_TYA ふたりで 見たら 手を繋いで 見たら 違う景色が 違う世界が 見える かしら ぎゅと手に力込める。 ヴィンスの手 私の手 「うん」 「そう」 「する」 →

柴真珠&丈一郎 @fightsongRP

@hisyabun_sk @sion_TYA 「オリオン。ありがとう」 「時間も。お仕事」 いつも忙しそうにしている。 つい甘えてしまうのは おとうさん、みたいで。 「もう、行く」 「また」 「あとで」 くるり、スカートの裾ふくらませながら、扉向いて。 「いこ」 「ヴィンス」

望月詩苑 @sion_TYA

@fightsongRP @hisyabun_sk たしかにここならば誰かに襲撃されたりはないだろう。 「時間ならたくさんあるな。ここで色々見て回るのもいいか」頷き。 「また迷惑をかけることは申し訳ないとは思うが好意に甘えさせてもらいます」一礼。 「ああ、行こうか、カテーナ。ではまた後で」 家族の元に一歩を踏み出す。→

望月詩苑 @sion_TYA

@fightsongRP @hisyabun_sk こうして踏み出す一歩は復讐者としてではなく。家族と共に歩む懐かしい一歩。 「ああ、これなら大丈夫だな」ポツリと独り言。まだ悩むことはたくさんある。 復讐者であることをやめたわけではない。 だが、それでも。家族が。 カテーナがとなりにいれば俺はきっと大丈夫だ。