菅直人元総理、安倍晋三現総理への名誉棄損訴訟事実上の敗訴が決定した時の両者のツイート

菅直人 衆議院議員 @NaotoKan

国難の危機の福島原発事故の渦中、安倍総理は3月12日の海水注入を総理である私が止めたとウソのメルマガで攻撃。名誉毀損裁判で海水注入を私は止めていないことが明確にされ、私にとって安倍氏のウソで傷付つけられた名誉が一定程度回復された。加えて安倍総理ががウソつきであることも証明された。

菅直人 衆議院議員 @NaotoKan

海水注入が継続していたことを東電が発表した2011年5月26日、私はフランスのドービルサミットの出席していた。帰国してみると海水注入を私が止めていない事が分かったにもかかわらず、自民党は不信任案の用意に入っていた。その先頭に立っていたのが安倍総理。原子力ムラの差し金だと感じた。

菅直人 衆議院議員 @NaotoKan

安倍総理の5月20日付のメルマガと翌日の読売、産経の同趣旨の記事は、東電本店情報をもとに書かれていた。脱原発にかじを切った私の追い落としに、海水注入問題を利用しようと安倍総理に偽情報を提供。安倍総理は5月24日のメルマガで「いよいよ不信任案提出の時は迫りました」と書いている。

菅直人 衆議院議員 @NaotoKan

しかし、5月26日に東電が海水注入の継続を発表してから、安倍総理は5月20日のメルマガを訂正も削除もせず、そのまま掲載を続けた。そして自民党は6月2日に私に対する内閣不信任案を提出した。民主党内の一部が同調する動きがあって緊張したが否決することができた。

菅直人 衆議院議員 @NaotoKan

昨日の予算委員会で安倍総理は裁判について「弁護士の打ち合わせ等、結構時間がかかる」と述べている。震災と原発事故で超多忙な時期に、安倍総理がウソのメルマガで私を攻撃し、それを根拠に自民党議員が国会で私を追求した。その対応に相当時間をとられた。安倍総理の身勝手な答弁には驚くしかない。

菅直人 衆議院議員 @NaotoKan

安倍総理は裁判で勝利と言っている。確かに上告が棄却されたので安倍総理の勝訴だ。しかし、訴えで要求した謝罪とメルマガの削除について、削除は裁判の過程で応じた。もしメルマガが「真実」というのなら削除に応じる必要はないはず。それに加えてメルマガが真実でないことも裁判で認定された。

菅直人 衆議院議員 @NaotoKan

メルマガの「海水注入を止めたのは、なんと菅総理その人だったのです」がウソであることが裁判の過程で客観的に証明されたからです。メルマガ発出からわずか6日後の5月26日、東電が海水注入の中断を否定し、止めろと言ったのが東電武黒フェローであったことも吉田調書で明らかになりました。

菅直人 衆議院議員 @NaotoKan

安倍総理が「勝訴」したのはウソのうわさを信じてメルマガに書いたが、そのことは名誉毀損には当たらないと裁判所が判断したのであり、メルマガが真実であることが証明されたわけではありません。つまり、安倍総理は「真実」で勝訴したのではなく、噂を信じた不名誉な言動が名誉毀損を免れただけです。

菅直人 衆議院議員 @NaotoKan

安倍総理は森友学園問題で、名前を使われたことに法的対応をとらない言い訳に私とをの名誉毀損裁判を使っている。森友学園問題は国有地の払い下げで口利きがあったかどうかという、ロッキード事件と同じ刑事事件の問題。同意なく名前を使われたのなら法的に抗議するのが当然だ。