奴隷小夜ちゃん×金持ち商家の箱入り息子むっちゃんのお話

素晴らしいさよむつ
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バーナビー・ドラゴン~坂本夫妻よ永遠に~ @dragon002_Twitt

【奴隷小夜×商家の箱入り息子陸奥守】妄想 ある日、坂本商会の社長は奴隷市場で一人の少年を見つける。 他の奴隷たちは目の光を失っているか媚びを売るような目をしているのにもかかわらず、その少年だけは目に光を宿し、けして媚びた目を向けない。その目には『誇り』が確かに宿っていた。

2017-03-01 17:41:11
バーナビー・ドラゴン~坂本夫妻よ永遠に~ @dragon002_Twitt

その少年は『天空一族』の末裔とされており、『天空一族』を隷属させたものはこの世ですべての富と名誉が与えられるとされていた。 だが、すでにその一族は滅びたとされており、この少年も紛い物の可能性が高いそう。 だが、社長はその目に宿った『誇り』を買って、彼を購入し引き取る。

2017-03-01 17:43:35
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この『奴隷市場』は『冤罪者』や『孤児』といった表社会では仕事を得るのに難儀する者に職業を斡旋する場所でもある。だが、その市場を切り盛りしている『女主人』は「奴隷市場のようなものだ」とかたくなに言っているので、通称として呼んでいる。 なお、会員制なので並の人間は敷居を跨げない。

2017-03-01 17:46:14
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そして、引き取られた少年はすぐに風呂に入れられ主人のおさがりで身だしなみを整えられると、奴隷から見紛う如き若者へと姿を変える。 いきなりの環境変化に戸惑う少年に、坂本家の主人は「ぜひ、うちの息子の護衛をしてくれ」と少年に頼む。ここで名前を尋ねられ、親から貰った名『小夜』と名乗る。

2017-03-01 17:48:14
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主人に案内されて奥まった部屋に向かうと、美しい装飾品で埋め尽くされた部屋の中央に、一人の青年がキャンバスの前でぼんやりと座っていた。 坂本家の主人いわく、彼は坂本家の前当主の息子であり、事故で両親と弟を亡くして以来、このような状態だという。今の主人は前当主の弟だという。

2017-03-01 17:51:44
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その青年は入ってきた叔父と小夜を見つけ、ふわりと鼻がほころぶように笑う。その瞬間、小夜は胸が高まり自然と膝をついてしまう。 「我が名は小夜。天なる父の聖名(みな)において、すべてを吉行様に捧げます」 これは天空一族に伝わる『主人に忠誠を誓う呪文』であり、これで主従関係を結ぶ。

2017-03-01 17:53:50