「風穴 もうひとつのコンセプチュアリズム、アジアから」

国立国際美術館にて開催中のグループ展「風穴 もうひとつのコンセプチュアリズム、アジアから」について。
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樋口ヒロユキ _ SUNABAギャラリー @hiroyuki9999

ただいまです。いろいろあって帰宅遅くなりましたが、今日は「風穴 もうひとつのコンセプチュアリズム、アジアから」@国立国際美術館を見てきました。記者会見は抱腹絶倒でした。「展覧会場はキレイにすべし派」必見。 http://bit.ly/i2o3CW

2011-03-07 22:32:56
樋口ヒロユキ _ SUNABAギャラリー @hiroyuki9999

伝説のアーティスト集団「PLAY」の作品を、初めてナマで見ることができました。ヤノベさんや村上さんが師と仰ぐエノチュウこと榎忠の、さらに師匠格の人々がこの「PLAY」。資料展示もかなり充実しているので、時間ゆっくり取ってご覧になることを薦めします。

2011-03-07 22:37:05
樋口ヒロユキ _ SUNABAギャラリー @hiroyuki9999

ちなみに「PLAY」の作品《現代美術の流れ》は、矢印形のイカダを美術館内で作り、館の目の前の川に浮かべて本当に流れていく、というもの。その名の通り、本当に「現代美術の流れ」。出航は五月初旬。これはできるだけ都合を付けていこうと思ってます。

2011-03-07 23:00:54
樋口ヒロユキ _ SUNABAギャラリー @hiroyuki9999

コンタクトゴンゾはアートクラスタの人々はもうご存知ですよね。他のクラスタのみなさんのために紹介すると、イガグリ頭でどつきあいする、ジャージ姿の集団です。会場は大量のゴミで溢れかえるパワフルな展示。滑り台と手製スケボーがひっくり帰り、騒然とした雰囲気。

2011-03-07 22:40:20
樋口ヒロユキ _ SUNABAギャラリー @hiroyuki9999

島袋道浩さんが展示するのは、なんと生きた亀。あと喋る段ボールとか。書いててだんだんよくわからなくなってきた。なんかもう無茶苦茶だな、この展覧会。要するに「コンセプチュアリズム」という言葉から連想されるような、ミニマルでクールな展示では全然ない。

2011-03-07 22:43:10
樋口ヒロユキ _ SUNABAギャラリー @hiroyuki9999

かなり考えさせられたのは、タイのアラヤー・ラートチャムルンスックという作家の作品。タイの農村の主婦に印象派の名画を見せて雑談させる映像作品。10分くらいえんえん喋って「ところでこの絵、全然わからないね」。グローバリゼーションってなんだろうと思う。

2011-03-07 22:48:28
樋口ヒロユキ _ SUNABAギャラリー @hiroyuki9999

それと今回はとにかくポスターやチラシ、図録がものすごく良い。出品作家の一人、立花文穂(たちばな・ふみお、男性)の手になるもので、活版かスタンプを使ったと思しき、カスレやにじみのあとも生々しい荒々しさ。なにか30年代的な不穏な感じが字間、行間から漂ってくる。

2011-03-07 22:52:16
樋口ヒロユキ _ SUNABAギャラリー @hiroyuki9999

生身の行為、殴り合い、大量のゴミ、生きた動物、グローバリゼーションの矛盾、廃れ行く印刷物の手触り。ほとんどすべてが時代の潮流と真逆。国立の美術館がいま「コンセプチュアル」というタイトルを冠してこういう荒々しい展覧会をやる。その意味がどこにあるか考えたい。

2011-03-07 22:55:48
樋口ヒロユキ _ SUNABAギャラリー @hiroyuki9999

会期は明日から6月5日まで、期間中はコンタクトゴンゾのパフォーマンスを含め、非常に盛りだくさんのプログラムが適宜開催される予定なので、是非万障お繰り合わせの上お越しを。文句なしに面白いです。

2011-03-07 23:08:01