大津留晶氏 : たしかに チェルノブイリで 10年後の データを 見ると、事故が 起こったとき 特に 5歳以下くらいの 年齢の 方に 非常に たくさん、上の 年齢に 比べたら、発見されるという データが あるんですけども、(続)
2017-03-22 11:40:45福島の 場合は 震災時年齢で 見た データでも やはり 年齢が 高いほうが たくさん 見つかっていると いうことになって、(続)
2017-03-22 11:43:00その時の 0歳、1歳、2歳の 方々も 当然 放射線という 意味では、非常に 少ないとはいえ、ある程度の ゼロじゃない 影響を 受けたかも しれないんですけれど、そういう 方々には 現時点では 甲状腺がんは 検出は されいません。
2017-03-22 11:46:23大津留章氏 : その 年代の 方が (甲状腺がんが) 出ないという わけではなくて、こういう 方法を 続けると、やはり この 年代になると 当時 0歳とか 1歳の 方も 発見される 率は、同じ 検証をすれば 同じ 可能性があるという、そういう 意味合いです。
2017-03-22 11:49:47谷川攻一氏 : この 確率的影響については 広島、長崎の 原爆ですね、実は 私 広島から 福島に まいりましたけど、まさに 被爆された 方が 自らの 身体をもって 証明された 70余年にわたる LSS、生涯 生きてるかぎりの 研究というのが あって、(続)
2017-03-22 11:56:28谷川攻一氏 : それは さまざまな データが 蓄積されている、今でも 最も 放射線の 影響の 確固とした 研究の 成果として、放射線防護という 分野で 使われてます。
2017-03-22 12:01:17谷川攻一氏 : その 被ばく量と がんとの 関係ですが、100mSv という 数字が、将来 がんになる 可能性があると いうことで、1つの 目安とされています。
2017-03-22 12:04:14谷川攻一氏 : (放射線を) 100mSv 浴びた 方で、例えば 0.5% の 方が 将来 がんに なるかもしれないと いわれています。
2017-03-22 12:07:00谷川攻一氏 : ところが 福島の 方を 見た 場合、100ミリ 浴びた 方は おられません、174人の 原発作業員の 方は 100mSv を 超えてますけど。
2017-03-22 12:10:21谷川攻一氏 : となれば おそらく 将来に わたって 放射線が 原因で がんに なるかどうかと いうのは 非常に 低いであろうと。
2017-03-22 12:13:19谷川攻一氏 : これは 先ほど ご紹介した UNSCARE というところで 非常に 多くの 研究をされ、福島において 確率的な いわゆる 識別できる 放射線による がんの 発生、特に 住民に 関しては (続)
2017-03-22 12:22:02「おそらくは 明らかに ならないだろう」つまり その 影響は ないだろうと いうのが、震災後 6年たって 研究報告として 出されている 内容です。
2017-03-22 12:26:21谷川攻一氏 : これは 昨年 2016年に 白書というものが UNSCAER から 出されており、震災直後 2013年に 出された 結果を さらに 強固に 支持する、(続)
2017-03-22 12:28:39「今後、福島において 放射線による がんの、特に 住民に 対して、影響というのは、識別できる 影響というのは ないであろう」ということ、これは 今の 国際的に 見た 一般的な 見識と いうふうに なっています。
2017-03-22 12:31:30谷川攻一氏 : その 地域の 被ばく線量も 実は 非常に 低いです、東京に 住んでる 皆さんと 同じくらい、あるいは 場合によっては フランス、イタリアに 住んでる 方のほうが 被ばく線量は 高いところも あるわけですね。
2017-03-22 12:35:38谷川攻一氏 : そうした 不安に 関しては 私ども 実際に 放射線の 影響というものを 説明しながら、彼らが 暮らせるような 環境整備と いうものを 私どもは お手伝いしてると いうのが 現状です。
2017-03-22 12:39:09谷川攻一氏 : ですから 申し上げたいのは 今、福島における 放射線の 影響というのは 非常に 低いものである、これは まちがいない 事実だということ。
2017-03-22 12:41:32谷側攻一氏 : ただ 人々が 放射線に 対する 不安というもの、これは 確かに あります、残念ながら なかなか それを これを 克服するというのは 非常に 難しいと いうことだと、私ども 常に 感じているところです。
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