絵巻の夢

(本音がダダ漏れな)大倶利伽羅・極 @honne_kuricara

光忠:伽羅ちゃんハグをしよう 倶利伽羅:馴れ合うつもりは無い 光忠:約束は約束だよ 倶利伽羅:……ぐ 光忠:ほらおいで[腕を広げじりじり] 倶利伽羅:……[困った顔で後ずさり] 光忠:怖くないよ 倶利伽羅:…… 光忠:ほらおいで、ﾁﾁﾁ 倶利伽羅:俺は鳥じゃない

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貞宗:楽しそうなことやってるな！[光忠の腕の中へすぽっ] 鶴丸:おっと、捕まったぜ[同じくすぽっ] 倶利伽羅:…… 貞宗:[によによ] 鶴丸:[によによ] 倶利伽羅:………………[複雑な顔でそっと2人の上から光忠の方へ寄りかかり]

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貞宗:捕まえたぜ！🌸[寄ってきた倶利伽羅を捕まえ] 鶴丸:きみは本当にわかり易いなあ！🌸[ぎゅっ] 倶利伽羅:……うるさい[光忠に抱えられた2人に抱き着かれ眉間にシワを寄せながらも桜を飛ばし] 光忠:(▼▽^)……

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光忠:[物凄い勢いで桜を吹雪かせながら物凄く嫉妬をしている]

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光忠:皆で団子になるのすごく癒されるしすごく可愛いけれど、どうして僕じゃ素直に来てくれないのに貞ちゃんとか鶴丸さんだと来るんだろう 鶴丸:好いた相手ほど素直になれないものさ 光忠:そうかな 鶴丸:ところで今日の夕餉は俺ときみじゃなかったか？

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鶴丸:そろそろ仕込みに取り掛からないとな。手を抜いちゃあ驚きの質が落ちる 光忠:OK、そろそろ行こうか。人数多いし、切るだけでも時間がかかるからねえ 鶴丸:夜少し良いかい？当番が終わったら、きみに良いものをやろう 光忠:？ありがとう、楽しみにしているよ

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鶴丸:すっかり遅くなってしまったな 光忠:まさか酒盛りが始まるとはね…摘みくらい作るけれど、今日はリクエストが多かったね。鶴丸さんのおつまみ、目にも楽しいものばかりで、人気なんだよ？ 鶴丸:おいおい照れるな。まぁ、小さなことでも彩が無ければ、つまらんからな……っと、こっちだ

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鶴丸:少し待っていてくれ[部屋に戻るとゴソゴソ] 光忠:？[襖の前で立ち尽くし] 鶴丸:待たせたな、これを君にやろう 光忠:……これは？

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鶴丸：驚きの夢が見られる絵巻だ。昔から枕の下に絵を置くとその夢を見る、などと言うだろう？ 光忠：何だか物凄く胡散臭いんだけれど…どんな夢を見るんだい？ 鶴丸：人それぞれ違うらしい。ちなみに俺も試した、効果は実証済みだ。まあものは試しだと思って、寝付けない時にでも使ってみると良い

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光忠：ありがとう、試してみるよ 鶴丸：さて、そろそろ寝るか。こんな時間まで引き止めてしまって悪いな、きみも早く休むといい。倶利坊が首を長くして待ってるぜ？ 光忠：ふふ、そうだと良いんだけれど。それじゃあ、おやすみ鶴丸さん 鶴丸：あぁ、おやすみ光忠

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倶利伽羅:…… 光忠:……た だいま。……もう寝ちゃったかな 倶利伽羅:……………………………………………………………………………………おそい 光忠:……待っててくれたんだね[嬉しそうに近寄ると頭を撫で] 倶利伽羅:………………(当然だ)[じとりと睨むと後ろを向き]

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光忠:……ごめんね、鶴丸さんに呼ばれていてね 倶利伽羅:……国永？ 光忠:うん、これをくれたんだ。枕の下に入れると良い夢が見れるみたいだよ 倶利伽羅:…………[少し興味をもったのかちらりと見て再び背を向け] 光忠:伽羅ちゃん[微かに口元を綻ばせながら撫で続け]

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倶利伽羅:………………あんたが 光忠:うん 倶利伽羅:………………あんたが、言ったんだろう。……昨日(沢山ハグをしようと) 光忠:その為に待っていてくれたのかい？ 倶利伽羅:……別に(約束は約束だ) 光忠:

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倶利伽羅:……おい(苦しい) 光忠:待っていてくれて、ありがとう[ぎゅうぎゅうに抱き締めると、頭に頬をすり寄せながら] 倶利伽羅:………………ふん

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倶利伽羅:………………[もぞもぞと動いて体を反転させると、黙って光忠の背に腕を回し] 光忠:……[胸元に押し付けられた倶利伽羅の頭から覗く耳が真っ赤な事に気付いて情けなく頬を緩めている]

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光忠:何だか微妙な時間に目が覚めたね… 倶利伽羅:…そうだな(寝たのが遅かった、昼までは寝ていても構わないだろう) 光忠:そうだね。そういえば昨日、演練で他の本丸の僕らと戦ったんだ[倶利伽羅の髪を撫でうとうとしながら] 倶利伽羅:…それで？[光忠の腕の中で同じく半分微睡んでいる]

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光忠:そこの僕が、あんまりにも熱視線をそこの君に向けているものだから、我ながら笑っちゃったよ。きっと僕自身は取り繕ってるつもりなんだ、格好悪いけど物凄く身に覚えがあるよ… 倶利伽羅:あんたは存外わかり易いからな。 光忠:それだけ君に対しては必死なんだよ。……多分どこの僕もそう

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光忠:たいていの僕は、君の事が好きなんだ。それが恋心にしろ、親愛にしろ、友情にしろ、ね。もちろん例外はあるだろうけれど、僕はきっとそういう風に出来ている 倶利伽羅:ならそれは俺もだ。今まで色々な俺に会ったが、あんたを好ましく思わない俺はそういない。親愛にしろ、旧知の情にしろ。

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光忠:戦友として君と誇らしげに向かってくる僕にも会った、君を弟のように心配している僕にも会った、お互いそりが合わなくて怒り狂いながらも何故か恋仲な僕らにも会った事がある 倶利伽羅:詳しく(何だそれは) 光忠:長くなるから後でね。

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光忠:昨日君に想いを寄せている自分を見て、改めて僕は君を好ましく思う傾向があるんだって、再確認してね。……ここに顕現したのが僕で良かったって、心底思ったよ 倶利伽羅:何故 光忠:僕じゃない僕がここに顕現して、どういう形であれ君に好意を寄せると思ったら

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光忠:無様だけれど、嫉妬で手が震えたよ。君はさっき、君も僕を好ましく思う傾向にあるって言ってくれたね。自惚れじゃなくて、僕もそうだろうと思うよ。だからこそ、もしも僕じゃない僕と君が恋仲にでもなっていたら？……僕は僕であるが故に、それが一番耐えられない 倶利伽羅:分からないぞ

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倶利伽羅:その場合あんたにはあんたで、俺ではない大倶利伽羅がいたかもしれない。この本丸にだって二振りいるんだ、タイミングが違えば、互いの相手は違っていたかもしれない(それでも俺は、きっとあんたに惹かれるが) 光忠:無いね。それでも君への僕の片想いで終わるよ。ただ、

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光忠:全く無いとも言いきれない。僕は君が好きだけれど、さっきも言ったように、僕らはそもそも互いに好ましく思う傾向にあるから、それぞれ違う本丸にいたら、あるいは顕現の時期がズレていたら、どうなっていたかは分からない 倶利伽羅:そうだな(どこにいたってと言える程、俺も夢見てはいない)

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光忠:そう思ったら、恐ろしくなってね。僕がこの本丸に来れて良かった。戦場に数多く散らばっている僕の中で、他でもない僕が、君に拾ってもらえてよかった 倶利伽羅:……そうだな 光忠:おかげで君の光忠になれた。もしかすると、違う僕がいたかもしれないこのポジションに。

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光忠:あんな熱視線を、僕以外の僕がもしも君に向けたらと思うと殺意が湧いて、誉は僕だったよ 倶利伽羅:自分を虐めてどうするんだ(可哀想に) 光忠:僕にとっては他でもない僕が一番の警戒対象だからね。 倶利伽羅:……分からなくもない(俺も同じだ、ここにいるのが俺で良かった)