選べるならどっちがいい？「献血1回 vs 月経3回」～「献血自慢のアホちん」はよーく考えよう！

「献血自慢」は第一にホモソマウント

日本赤十字社　採血基準
http://www.jrc.or.jp/donation/about/terms/

※「全血献血」のみ言及、「成分献血」は論から除外します。

「年間総献血量」は「体重の下限以上一律」です。
男性　45kg以上　1200mL

当然、体格によって負荷が違います。
体重1kgあたりに換算すると、
下限の45kgでは26.6666.../kg　→　75kgなら2000mL に相当します。
下限以上という設定は、大きい人ほど余裕があります。

献血でホモソマウントしたいなら、「体重当たりの提供量争い」でもしてください。
具体的には、1200mLの上限までをより軽い体重でクリアした人が勝ちです。
（書いていて実に馬鹿馬鹿しいｗｗｗ）

「献血自慢」するのはほぼ男性じゃないでしょうか。
男性ってすぐ自慢したがるし、勝ちたがるし、

それに、

女性は血液に関しては特に個人差が大きいことを理解している。
月経が軽い人、重い人がいることを知っている。
土台に大きな個人差があるもので、健康自慢、貢献自慢する女性はほぼいないと思う。

採血基準　私的再考　「年間総献血量」

日本赤十字社　採血基準
http://www.jrc.or.jp/donation/about/terms/

※「全血献血」のみ言及、「成分献血」は論から除外します。

現状
男性　45kg～　1200mL　→　26.6666.../kg
女性　40kg～　800mL　+失血500　→　32.5/kg

問題点
1.上限＝安全ラインの設定＝安全のゆとり分の不均衡

　男性　45kg以上　平均体重68kgの66％＝2/3未満での設定
　女性　40kg以上　平均体重51kgの78％＝3/4以上での設定

2.月経による失血量への考慮不十分
　年単位で平均500mL　女性の上限800mLは1300mLに相当

1.2.総合
・絶対値としての非対称　45kg/40kg
・同性での差　男性45kgの1.5倍の68kgも2倍の90kgも1200mL
・異性での差　女性40kgで実質1300mL＞男性80kgで1200mL

おかしいでしょう。

提案　

1.参考：現状の女性への負担上限32.5/kgを適用した場合

【男性】
45kg～　1400mL　45×32.5＝1462
50kg～　1600mL　50×32.5＝1625
56kg～　1800mL　56×32.5＝1820
62kg～　2000mL　62×32.5＝2015
68kg～　2200mL　68×32.5＝2210　※男性の平均体重
74kg～　2400mL　74×32.5＝2405

【女性】
45kg～　800mL　40×32.5-500＝962.5
48kg～　1000mL　45×32.5-500＝1060　女性の平均体重51kg
53kg～　1200mL　53×32.5-500＝1222.5

2.推奨：現状の男性への負担上限より小さい26.5/kgを適用した場合

【男性】
45kg～　1000mL　45×26.5＝1192
46kg～　1200mL　46×26.5＝1219
53kg～　1400mL　53×26.5＝1404
61kg～　1600mL　61×26.5＝1616
68kg～　1800mL　68×26.5＝1802　※男性の平均体重
76kg～　2000mL　76×26.5＝2014　76/68＝112％

【女性】
45kg～　600mL　45×26.5-500＝697
49kg～　800mL　49×26.5-500＝803　女性の平均体重51kg
57kg～ 1000mL　57×26.5-500＝1037　57/51＝112％　

「成分献血」は「1回の献血量」に「5kg刻みの体重別」を設定しています。
「全血年間献血総量」に「5kg刻みの体重別」がないのは、管理の煩雑さが理由と思います。
ですから上記提案をそのまま実現すべきとまでは思っていません。
しかし改善の余地がかなりあると思います。

年間総献血量の上限は、ここまでは十分安全、とするラインです。
提供者の健康・安全を考慮して決定しているはずなのに、現状は、
体の小さい女性に男性より大きな負担をかけていい、としているのと同じ。

実際に40kgそこそこの女性が上限まで献血する/しない、の話ではありません。
実際にということでは、45kgそこそこの男性が上限まで献血することのほうが、非常に稀と思います。

公的団体の公式見解として不適当、ということです。

そもそも、下限体重の設定がおかしい。
男性より小さくしかも月経のある、たった40kgの体から血液を提供してもらおうというのが、どうかと思います。
男女とも45kg以上にすべき。

医学的な意見は当然あると思います。
しかし現状の設定値が正しいのか、どういう意味で正しいのか？
説得力のある根拠をお持ちの方はお知らせください。

目次

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「献血自慢」を女性にするアホちん

交換できるならどうする？

アンケート

SF的夢の国

自分がラクしていることを知らない男性たち

月経の負担

またもや「献血自慢のアホちん」が飛んできた。
https://twitter.com/achan0721596/status/848542745715105793
※画像・文とも超ウザｗ、見たい方はリンクからどうぞ。

「献血自慢」を女性にするアホちん

献血できる16歳以上～閉経前の女性は毎月出血し内臓の内側を再生している。
女性より体格が大きく毎月の出血と再生をしていない男性は、
むしろ「やって当たり前」（個々の事情でできない人は除く）。

日本赤十字社　採血基準
http://www.jrc.or.jp/donation/about/terms/

※「全血献血」のみ言及、「成分献血」は論から除外します。

献血間隔：200mlの場合、4週間後の同じ曜日から可能
※月経と同じサイクル

男性諸君は「4週間ごとに200ml献血」をやってもらおうじゃないの。
「ええ～」と尻ごみ？　女性が毎月出血し内臓の内側を再生してるのに？

まぁ、実際には6回やったところでストップがかかります。
年間の総献血量：男性1200m　女性800ml

女性の月経は、出血だけしているわけではありません。
「血液と一緒に内臓膜がはがれて排出、終われば再生、ホルモン上下」

また、月経と献血では時間も身体負担も比較になりません。
献血は数十分、月経は5日程度、その間の管理や体調。

男女の上限を再度比較。
男性　1200ml
女性　 800ml　+　経血12-13回　男性の総量を確実に超えます。

※日本人の成人体重の平均は、男性68㎏、女性51㎏＝男性の75％。
75％の体格の女性に、男性を越える総量設定。

女性に厳しく男性に甘い、はこんなところにも。あーあ。

交換できるならどうする？

※注釈-1

献血と月経回数の変換は、女性の年間総献血量800mlに由来します。

200ml1回で月経3回フリー
800÷200＝献血4回　月経年12÷献血4＝月経3回分

400mlを選択できる場合は、
400ml1回で月経6回フリー
800÷400＝献血2回　月経年12÷献血2＝月経6回分

以下のいずれかで、1年間月経フリー
200ml4回
200ml2回+400ml1回
400ml2回

献血間隔は、200mlで4週間以上、400mlで女性は16週間以上
http://www.jrc.or.jp/donation/about/terms/

※女性の年間総献血量800mlが体格と月経を考慮したものだとするなら、
男性は1200→1700～1800mlにしないと整合性が取れません。
仮想に使う仮定は少ないほうがよいので、現状の数値を使います。

重要ポイント

この仮想において、女性は「月経か献血選択」＝どちらかは選択です。
現実の男性のように「月経なし献血もなし」はありません。
もしこの仮想が実現したとしても「女性優遇」には何らなりません。
男女の負担不均衡は変わりません。

※注釈-2

この仮想において、視点は「身体負担」が主、「心理負担」が副、「月経なし→排卵なし＝避妊効果」は意図していません。

ただし、「月経なし」は実際「排卵なし」「妊娠準備のサイクルなし」であり、「月経の負担なし→絶対に排卵なし」となれば、
献血との交換希望者が殺到すること間違いなしです。

期間限定（200mlで3回分＝3周期分）とはいえ、
現実に「100％の避妊法」はないし、
ピルや器具を入れるのと違って身体負担は血液提供のみだし、
それは月経との交換ですでにメリットを得ているわけだし。

全部仮想の話ですよ。
ですから「無月経が長く続くとそのまま戻らなくなる怖れ」についてもここでは不問とします。

それで、避妊効果もついてくるとしても、
ピルと同様、男性には言わないほうがいいですね。
男性の「ただ乗り」を助長することありません。
コンドームは性感染症予防の基本なのにきちんと使っている人は半分もいませんし。