僕と黒猫と彼のハートフル共同生活・２

サトリ💚💜🌻 @satori_hdk_fmkg

パジャマから着替えているときに足を見たらところどころ青痣になっていて、なんだこれ！？とぎょっとしたルルーシュ君だけど、そういえば昨日こたつであんなことやこんなことをしたときに何度か足を打ったんだった…と気付いて、ズボンを履いている途中で固まってしまったのが今朝のハイライト

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それを見たスザク君が、ルルーシュ…朝からなんて刺激的な格好を…言ってくるから、お前のせいだろ！！と居た堪れなさで不機嫌になるルルーシュ君。 「え、まさかズボン履けないくらい腰が立たない？ごめんね、でも昨日はルルーシュも結構ノリノリで」 「違う！！！」

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「とにかく目に毒なんで早く履いちゃおう。僕が履かせてあげるよ。照れなくていいからいいから」 「そうじゃない！」 って言い合いしている間にスザク君がルルーシュ君の足の痣に気付いて、あれ？どうしたの？どっかで打った？と聞いている途中で察したスザク君と、ますます居た堪れないルルーシュ君

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痣をちょっと強く押して、痛いだろ馬鹿！って最初は痛がるんだけど、強弱をつけて触っているうちに痛いのが気持ち良くなってきて、頼むからもう触るな…って涙目になってるルルーシュ君にスイッチが入っちゃうスザク君。またベッドに逆戻り

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昨日はうっかり朝から盛り上がってしまったため、お前のせいで買い物にも行けなかったからお前が行ってこい！帰ったら風呂掃除だ！とルルーシュ君が仁王立ちでスザク君に命じるので、はーいいってきまーすと素直に応じるスザク君。 「顔がにやついててムカつく」 「え〜？そうかな〜？」

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さっさと行ってこい！とスザク君を追い出したあと、ソファですよすよ眠るルルにゃんを撫でながら、昨日は結局夕方まで起きられなくて夕飯をスザクに任せたんだよな、でもあいつやけに嬉しそうだったな、って言うかああいうことをした翌朝はいつも嬉しそうだよなと思って「あのバカ」と呟くルルーシュ君

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お風呂上がりのルルーシュ君に「腰は平気？寝る前にマッサージしてあげるよ」と触ろうとしたら警戒されて「俺に触るな！」と足蹴にされるスザク君。 「ルルーシュ、まさかSMプレイをしたかったの？」 「なんでそうなる」 「ほかにしたいプレイがあったら言ってね」 「お前、今日はソファで寝ろ」

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枢木さん引っ越したって本当ですか？と会社の女性陣に聞かれ、「うん、引っ越して美人の黒猫たちと同棲中」と笑顔で答えるスザク君を偶然見かけて、猫たち…？となるルルーシュ君。でも、スザクがやけに幸せそうな顔をしていたからまあいいか…と思う。

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その後、女性陣が「あれってさぁ」「やっぱりそうだよね？」と意味深なことを話していたのでつい聞き耳を立てていると、「とうとう彼女と同棲か」「羨ましいー」と残念そうに言っていて、さっきのあれは同棲宣言だったのかと気付き、会社でそんなこと言うな馬鹿…と思いつつも頬が熱いルルーシュ君

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今年も会社の女性達が代わる代わるスザクにチョコを渡しに来るんだろうな…と朝からちょっと憂鬱になりながらルルにゃんのご飯を用意するルルーシュ君。そんなルルーシュ君の部屋にはスザク君のために準備した手作りチョコレートがあって、帰ってから渡すか…と思いながら家を出たのが今朝のこと

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廊下で女性陣が枢木さ〜ん！とスザクに駆け寄るのを見てしまい、あーあとなりながらも気になってこっそり様子を窺っていたら、「どうかお幸せに！」「これ完全に義理なんで彼女さんと食べてください！」「彼女泣かしちゃダメですよ！」と言いながらチョコを押し付けられてて、？？？となるルルーシュ君

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チョコの山をどっさり抱えて席に戻ってきたスザク君に「今年もモテモテだな」と一応嫌味を込めて言ってみるルルーシュ君。 「あ〜うん、でも全部義理だし」 「なんでわかる」 「だって本命がほかにいるってバレてるし」 「本命？」 スザク君に指されて、俺？？？と首を傾げるルルーシュ君

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「僕としては本命からのチョコを期待してるんだけど」 「はあ！？馬鹿か、声を落とせ！」 「主語ついてないからわかんないって。で、どうなの？」 にっこり笑ったスザク君に「実は僕も用意してるんだけどね」と顔を覗き込まれ、「……ま、まあ、帰ったらな」とぼそぼそ答える

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「いいよな〜スザクは課の女の子以外からもチョコもらえて〜」と嘆くリヴァルに「俺だってもらったことないぞ」と慰めれば、「ルルーシュの場合、贈り物は全部断るから渡しても無駄だって諦められてるんだろ？」と言われ、は？となるルルーシュ君。 「ってスザクから聞いたけど」 「あいつか…！！」

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スザク君が会社で「ルルーシュは贈り物もらわないタイプなんだよ〜」と言いふらしていたことが判明し、 「スザク……ちょっと顔を貸せ」 と地獄の底から響いてくるような声でルルーシュ君に呼ばれ、なんかわかんないけどこれ絶対怒られるやつだと悟って冷や汗流したのが昨日のスザク君のハイライト

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「どういうつもりだ。俺が贈り物をもらわないって以外に、チョコは嫌いとか貰い物は苦手とか嘘情報を流して」 「それは…」 「入社して最初のバレンタイン辺りから言いふらしていたそうじゃないか。そんなに俺のことが気に入らなかったのか？」 と言ってるうちに悲しくなってきたルルーシュ君

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「違うよ！違うから泣かないで！」 「泣いてない！じゃあ理由を言え！」 「だって、ルルーシュにもらってほしくなかったんだよ、ほかの女の子からのチョコとかプレゼントとか。ルルーシュは最初から人気で狙ってる子が多くて、それなら僕が防波堤になって阻止すればいいと思ってつい……」

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スザク君が何を言っているのかわからなくて？？となるルルーシュ君に、「だから、入社したときからルルーシュのことが好きで、ルルーシュにほかの子を近寄らせたくなかったの！」とバツの悪そうな顔をされ、そういう意味かとようやく理解して、そうかスザクはそんなに前から俺のこと…と思って頬が熱い

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夕飯後、一緒に食べようよ〜とスザク君が広げたのがバレンタインにもらったチョコの数々で、どれがいい？どのチョコが好き？アルコール入りは平気？とやけに楽しそうな姿を見て、嫉妬する必要はまったくなかったんだなと安堵している自分に気付き、別に嫉妬なんて…！とぶんぶん首を振るルルーシュ君

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「どうかした？」 「なんでもない！……というか、俺が渡したチョコレートはどうした」 「あれはもったいなくて食べられない」 「チョコなんていくらでも作ってやるからさっさと食べろ」 「だってバレンタインにルルーシュがくれたチョコはあれだけじゃないか！」 「来年もやるから早く食べろ」

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だってだって…と泣きそうな顔をしているスザク君に、お前酔ってるのかと呆れれば、だってせっかくの記念なのに〜！と駄々をこねられる。子供かと思いつつ、そう言われて悪い気はしないルルーシュ君。

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「バレンタインは今年だけじゃないだろ。来年も再来年もその先も飽きるほどバレンタインがあるんだから、今年の分は早く食べろ」 「えっ……それって来年も再来年もその先もずっと一緒にいてくれるってことでいいんだよね！？」 「さぁな」 素っ気なく言いながらもルルーシュ君の口元は笑ってる

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リヴァルに「今度スザクんち遊びに行かせてくれよ。噂の黒猫も見てみたいし」と言われ、いいよ〜と軽いノリでオッケーしたら、焦った様子のルルーシュ君に廊下の隅まで連れていかれるスザク君。何何？とクエスチョンマークを浮かべていると、馬鹿！勝手にオッケーするな！と怒られる

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「え、なんで？リヴァルだよ？」 「リヴァルでもだ。俺たちが一緒に暮らしてるってバレるだろ。仕方ない、リヴァルが来るときは俺が外に出て…」 「大丈夫大丈夫、一緒に住んでることリヴァルは知ってるから」 「は？？？」 「あっ……」 このあとさらにめちゃくちゃ怒られる

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リヴァルに同居がバレていると知ったルルーシュ君が昼間からずっと口をきいてくれず、これはやばいどうやって機嫌直してもらおうと一日ずっと冷や汗を流していたスザク君（ただし、ルルーシュ君はまさかリヴァルが同棲と認識しているとは夢にも思っていない）