タマラ・ド・レンピッカと「ロリータ」
タマラ・ド・レンピッカは1898年ポーランドのワルシャワの貴族の家に生まれる。その後、家は没落していったが。
この時期はイギリスではヴィクトリア朝であり産業革命の全盛期。それまでなかった概念である「子供」が誕生した。
子供の終焉
続きを読む
m_um_u
@m_um_u
ロマン主義以降、とくにヴィクトリア朝で子供を無垢なものとして捉え性的嗜好を徹底的に排除したっていうけど、ナボコフのロリータとタマラ・ド・レンピッカの関係を思い浮かべてぼけーっといろいろ妄想してる。ロリータの表紙はタマラのだし、娘への感情の投影なので
2011-03-09 22:09:21
m_um_u
@m_um_u
タマラ・ド・レンピッカは黄金期は社交界でボヘミアン的に暮らしてて、自由恋愛しまくりんぐな当時の「最先端の自由な女性」って幻想を体現しつつ自らがそれにハマっていった女性だったんだけど、彼女の作風の変化、およびモティーフの変遷を追ってると子供時代の不遇が感じられるのよね
2011-03-09 22:11:00
m_um_u
@m_um_u
まぁその辺は前に書いたんだけど http://bit.ly/f70Ju4 彼女の家庭環境が貴族的な独特なものだったので親の直接的愛からは遠かったってのもあるのだろうけど。厳格さの反動として奔放にいった感じがするのよね。てか、男性には父性もとめてたのかな、って
2011-03-09 22:13:57
m_um_u
@m_um_u
で、自分はケガレつつも娘キゼットには無垢なままでいて欲しいって気持ちを託す。んでも娘はだんだん成熟して大人の女になっていく。自分の中でのケガレ/無垢の葛藤が解消されないうちにその担保がどんどん揺らいでいく…。そういう不安があったように思うんだけど
2011-03-09 22:16:04
m_um_u
@m_um_u
なので、彼女の「無垢な少女」に賭ける思いというのはそういったものだったと思うんだけど、「ロリータ」のテーマはまた別だろうしそもそも読んでねー。あと、それと現代日本のロリ感が違うというのもまた当然として
2011-03-09 22:17:29