第二回ついのべ大賞応募してみた

みなさんまとめてらっしゃるようなので初めてtogetter使ってみました。過去作から選ぶのが面倒だったので1/15、/16に10作書いて応募したのですが、今見ると・・・
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キヨシロウ @kiyoshiro_aoi

#twnovel 憧れの彼女を前にビビって言葉が出ない俺。その時俺の中で心の別人格たちの大声援がまき起こった。『こっくっれっ! こっくっれっ!』『大丈夫、俺たちがついてる』よし、いけるぞ!! 数分後、別人格たちは肩を落としトボトボと心の奥に帰っていった。『ちっ、つかえねえ奴』

2011-01-15 10:38:16
キヨシロウ @kiyoshiro_aoi

#twnovel ボクはこっそり家をぬけ出した。夜に一人で道を歩くのは初めてだ。シーンとした道にボクの足音だけが響く。貸し切りみたいで気分がいい。なんだか自分がエラくなった気がする。 その時後ろで、木々がざわめいた。誰かいるの。こわい。まわれ右して早足で帰った。

2011-01-15 11:21:39
キヨシロウ @kiyoshiro_aoi

#twnovel 憧れの彼女に告白してOKをもらえた。もう死んでもいいと思った。いや、本当に死ぬのは困る。だってやっと僕に幸せがやって来たのだから。 『宇宙人来襲。奴等は人間の恋愛感情に反応してその対象に形態を変化させ捕食する。注意されたし……』 人類は幸福の内に絶滅した。

2011-01-15 22:24:54
キヨシロウ @kiyoshiro_aoi

#twnovel ♫bumbubumbum,bumbubum♫ なにそのリズム ♫bumbubumbum,bumbubum♫ なになに ♫bumbubumbum,bumbubum♫ なになになに ♫bumbubumbum,bumbubum♫ みるみるうちにひろがっていった。

2011-01-15 22:51:16
キヨシロウ @kiyoshiro_aoi

#twnovel 満天の星空の下の空気は濃度の薄さゆえに純度を増している。星に届きそうな山の麓にある一軒家。老人は犬と暮らしている。部屋の中には最低限の家具が。そして安楽椅子に掛け眠る老人。その傍で丸くなって眠る犬。暖炉の炭の弾ける音。時は流れる。ゆっくりと優しく、そして静かに。

2011-01-16 00:25:13
キヨシロウ @kiyoshiro_aoi

#twnovel また来たのか。来ちゃったものは仕方ないけど、すぐに帰れよな。おいおい、そんなに暴れるなって。相変わらずワガママな奴だな。逆らったりしないから大人しくしてくれよ。 帰るか。帰るフリして戻って来るなよ。本当に帰るんだな。じゃあな。もう来なくていいぞ。風邪の女神様。

2011-01-16 14:56:35
キヨシロウ @kiyoshiro_aoi

#twnovel 無邪気な君が言う。 「ダメだよ。私の事が世界で1番大好きなら、私が世界で1番大好きな貴方自身を私以上に大好きになってくれなきゃ」 この難問に俺はキスで応えた。

2011-01-16 15:35:10
キヨシロウ @kiyoshiro_aoi

#twnovel 気弱な僕の声はあまりにも小さくて人にはよく聞こえないらしい。 そんな僕にも初めて好きな女の子ができた。何とか自分の気持ちを伝えたいと思って、ありったけの気持ちを込めて叫んだ。僕の口から発せられた「好きだっ」は秒速340mのスピードで彼女の心を貫いた。

2011-01-16 20:55:44
キヨシロウ @kiyoshiro_aoi

#twnovel 「君は僕を『君が僕に隠れて浮気していると』疑うような人間だと思うのか」「いいえ。貴方は決して『私が貴方に隠れて浮気していると』疑うような人間ではないわ」「その通り。僕は決して『君が僕に隠れて浮気していると』疑うような人間ではないよ」妻人形は人形夫の電源を切った。

2011-01-16 23:25:54
キヨシロウ @kiyoshiro_aoi

#twnovel 実らなかったからこそ美しい彼女との想い出。その想い出が永遠に残るようにメモリバンクサービスに登録したのは数十年も前。色褪せない彼女との想い出をトレースしながら俺は永遠の眠りについた。 数ヶ月後『一定期間アクセスがないデータが…xx件あります。消去しますか?』”

2011-01-17 00:16:02