#エイト占いシリーズ 【大倉編】 #確率なんぱーせんと

きぃまる。 @eight__8_0

〈24〉 なにが頑張れやねん、、 なんて思いながらLINEの画面を開くと目に付く緑の観葉植物のアイコン… しゃーない、LINEしたるか… 'なにしてんの' 送ってみたのはいいもののスグに返事が来るわけでもなく…仕方なく風呂に入ることにした #確率なんぱーせんと

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〈25〉 少しさっぱりして風呂から上がり携帯を見ると "珍しい、大倉さんからLINEが来るなんて…" '俺の問いかけに答えろよ' "えー…勉強してましたけど？" 冷蔵庫からビールを取り出しソファーにどかっと座りやり取りをする 'ふーん' #確率なんぱーせんと

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〈26〉 "なんですか？" '今度お前の手料理食わして' "えっ？食べるんですか!?" 'いや、今日誘ったんお前やろ' "まさか大倉さんから求めてもらえるなんて…" 'ほなえぇわ' "じゃあ課題終わるのが来週の月曜なんでその夜で良ければ" #確率なんぱーせんと

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〈27〉 'ちょうどオフやしえぇよ' "じゃあ今日会ったスーパーの前で" 'おう' そこでLINEは終わったが… 『何してんねやろ…俺…』 その後は軽くモヤモヤしながら残りのビールを流し込みベットに入った。 #確率なんぱーせんと

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〈28〉 月曜日の夜… 約束の時間にスーパーに行くと、既に買い物を済ませていた彼女。 一緒に買い物したかった…なんて期待してたんはなんでやろ… なんて思いながら彼女を見つめていると… 「あ、大倉さん！」 なんて大声で呼ぶから 『うるさい』 #確率なんぱーせんと

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〈29〉 「大倉さん、私のこと見とれてました？？笑」 『誰がお前なんか見とれるか』 「ふーん…あ、材料はもう買ってるので、行きましょうか」 『せやな』 そこからは彼女の家に向かう。 「どーぞー」 『お邪魔しまーす』 #確率なんぱーせんと

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〈30〉 入った瞬間思ったこと。 観葉植物が多く、綺麗な部屋。 スッキリしててゴチャゴチャしていない。 落ち着く。 『普段からこんなに綺麗なん？部屋』 「そうですねー あんまり物がゴチャゴチャしてるの嫌いなんで…、、」 『へー』 #確率なんぱーせんと

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〈31〉 「あ、じゃあ作りますね！ そこら辺でゆっくりしててください」 なんて言ってくれたのはいいものの、やはり大学生の一人暮らしの部屋は狭い。 とりあえず荷物を端に置き、彼女の傍にいく。 #確率なんぱーせんと

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〈32〉 「あれ？どうしたんですか？笑」 『なに食べさしてくれるん？』 「カレーにしようか迷ったんですけど、夜にカレーだけって嫌かなぁ？って思って、無難にハンバーグです笑」 『ふーん、俺のこと分かってるやん …自分、爪きれいやねんな』 #確率なんぱーせんと

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〈33〉 「あ、分かります？ 結構自慢なんですよ、形整ってるの」 『なんか手入れしてるん？』 「あまりいじらないようにしてますね あと、ネイルオイルしてます」 『ネイルオイルのオススメってある？』 #確率なんぱーせんと

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〈34〉 「ありますよ！ 塗り方とかもこだわってます笑 ご飯食べ終わったら教えましょうか？」 『お願いな。』 「はい笑」 そんな話を台所でしてたら手際のいい彼女はスグにハンバーグを作ってしまった #確率なんぱーせんと

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〈35〉 「じゃあ頂きましょうか」 「『いただきます』」 『……うまっ、、』 「ほんとですか!?」 『おん、ちゃんと美味いで！』 「ちゃんとって何なんですか笑 でも良かったです笑」 #確率なんぱーせんと

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〈36〉 なんて言いながらたわいもない話をしていた時に突然… 「大倉さん」 『んー？』 「私のこと不思議に思わないんですか？」 『…せやな、なんでやろな』 「迷惑なら避けてもらってもいいんですよ…？ #確率なんぱーせんと

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〈37〉 『どうなんやろな…、、 好きなんかもしれんな』 「…え？」 『…ん？』 「今なんて言いました？」 『…好きかもしれへん…？』 「うそ…」 #確率なんぱーせんと

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〈38〉 『…いや正直俺も分からへん でも安と話して、今日こうしてお前と食事して話して思ってん。なんか好きやって。 せやから付き合ってくれへん？』 「…はい」 こうしてひょんなことから始まり運命の出逢いを果たした俺らは無事付き合うことになった。 #確率なんぱーせんと

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〈39〉 2月中旬のある日の朝… 彼女の部屋でのんびり朝食をとってると… 「ねぇ、占いやってるよ？」 『え、お前そんなん信じるタイプやったっけ？』 「私はどうでもいいの！ あ！おうし座！」 #確率なんぱーせんと

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〈40〉 ✨おうし座✨ ・体調に注意。体力と共に集中力も落ちるので体調管理には十分に気をつけて！ ☆ラッキーポイント　貯金箱 ★恋愛ラッキーポイント　ネイルオイル 「体調に注意だって笑」 『え、また腸閉塞とか嫌やで!?』 #確率なんぱーせんと

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〈41〉 「大丈夫、私が管理しますよ笑」 『あ、お願いします笑』 なんて会話をして仕事に出かける準備をする。 「行ってらっしゃい」 『……』 「え、なに？」 『してくれへんの？』 #確率なんぱーせんと

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〈42〉 「行ってきますのチュー？ 丸山くんじゃないんだからしません笑」 『ふーん、、丸やったらするんや』 「違います笑 今の忠義が丸山くんみたいな事言うから」 『俺、大倉忠義なんやけど』 「わかってるよ笑」 #確率なんぱーせんと

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〈43〉 『ほら、はよ』 「しないからね？」 なんて意地はってる彼女に触れるだけのチューをして玄関を出た。 「ばか…、、///」 なんて言ってたん、ちゃんと聞こえてんで笑 #確率なんぱーせんと

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〈44〉 この日は村上くんとの仕事で楽屋には既に村上くんが居た。 『あ、おはようー村上くん』 〔うぃっす、〕 『相変わらず早いんやね笑』 〔おう笑 お前はなんや変わったな〕 #確率なんぱーせんと

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〈45〉 『そーお？』 〔なんや 幸せです！オーラ出てんで笑〕 『まぁ、最近彼女出来たからなぁ笑』 なんて今度は俺が村上くんに惚気話を話す番。 #確率なんぱーせんと

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〈epilogue〉 私の不思議な行動のお陰であなたと出逢えた。 なんてのは嘘。 全てはあなたのお陰。 あなたがアイドルじゃなかったら私はあなたの事を知らなかった。 #確率なんぱーせんと

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そしてそんなあなたと出逢える確率なんて… 計算してもしきれないくらい… ただあなたと出逢えたこの奇跡はとてつもなく凄いこと。 やっぱり確率は"０"ではないんだ。 #確率なんぱーせんと End.

きぃまる。 @eight__8_0

#確率なんぱーせんと 以上です！！ ゆっくりと流したからこんな時間笑 読んでいただけましたかね…？？ ちなみにprologueとepilogueのみ彼女sideです。 その他は全部大倉さんです笑 良ければ感想などお待ちしております(*ˊ˘ˋ*)♪