#エイト占いシリーズ 【大倉編】 #確率なんぱーせんと

きぃまる。 @eight__8_0

〈prologue〉 大倉が初の収録によるラジオで 暴露したLINEのID。 もちろん規制は入ったものの やっぱり予想はしてみたい…… みんな一斉に同じこと考えてたんだろうなぁ と、昔のラジオの文字起こしを 読み漁りながら思う。 #確率なんぱーせんと

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当たるはずないし当たっても即ブロックだろう 確率は… って計算するほどのことじゃないか この時は腸閉塞なんて知らなかっただろうな なんて考えながら予想して打ってみる …ビンゴ？ 名前だけ…？ でもそれがまさか…運命の出逢いの始まり #確率なんぱーせんと START

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<1> 1月中旬… "初めまして 突然だけど、今夜空いてる？" こんなLINEが全く知らんヤツから来た。 年明けて早々にこんなん送るか？思いながら ブロックしようと思ったけど… 普通の迷惑LINEやったら文章の下にURLとか付いてるやん？ #確率なんぱーせんと

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〈2〉 でも今回のは付いてへんくて… 今日は暇やから何となくこいつの正体あぶりだして遊んだろ…思て… '初めまして。 ってか知らんヤツにLINE出来るん？ 自分あほなんとちゃう？' なんて送ってみたり… #確率なんぱーせんと

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〈3〉 するとスグに返信きて… "そうゆう貴方も知らない奴に返信返すの？笑 貴方も危機感ないんじゃない？ 体調管理もまともにできてないんじゃない？" '長文ウザイ。 体調管理とか赤の他人のことまで気にしてくれてどうも。' #確率なんぱーせんと

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〈4〉 なんか腹立ってきた… 赤の他人にいきなりこんなこと言われて… こいつ俺のことわかってるんか分かってないんか…どっちやねん "そ。 じゃあ長文は控える。" なに、今度は素直… いや、言い方すんごい嫌いやわ… #確率なんぱーせんと

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〈5〉 '単刀直入に聞くけど お前だれ？んで、俺になんのようでLINEしてるん' "大学生。 興味があってLINEした。" へー。 アイコンは緑の観葉植物… 興味あってってのに引っかかる。 '俺のこと知ってんの？' "男で多分アイドル" #確率なんぱーせんと

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〈6〉 'そう。 どこ住みなん。' "東京。" 'のどこら辺やねん。' "港区。" おぉ、めっちゃ近い…なんて思ったり… 'ほな、〇〇公園ってとこ知ってる？' "ん" 'ほなそこに。今から来い。' なんて強めの文章打って。 #確率なんぱーせんと

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〈7〉 来る保証もないのに腹立つから1回ケリつけたろ思て こいつの事男やと思ってた いや、文からして男やろ！ こん時の俺は多分どうかしてた いくら腹立ったから言うて知らんヤツ呼び出して痛い目見させようたって相手がめっちゃ喧嘩強い奴かも分からんのに… #確率なんぱーせんと

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〈8〉 1時間後…… "着いたけど" そんなメッセージがきて 公園の中を見回すも女性しかいない。 まさか… 'お前、女？' "もちろん女だけど？" なんて返信がきて… 「大倉…さん…」 最悪や… ここは知らん振りするか…？ #確率なんぱーせんと

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〈9〉 『誰ですか？』 「しらばっくれるんですか？笑 大倉忠義さん。私とさっきまでLINEしてた。」 余裕の笑みで答える彼女を見ると 抑えてた怒りが湧き出てくる #確率なんぱーせんと

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〈10〉 『お前さ、俺のことからかってんの？ アホちゃう？ほんまに 知らんヤツにLINEしてもし俺やなくきもいおっさんとかやったらどないすんの？ほんまアホやろ』 「そうですね でも貴方が関ジャニ∞の大倉忠義だと思ったからLINEしたんですけど」 #確率なんぱーせんと

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〈11〉 『なんなん自分。 俺のファンとか？』 「…さぁ？」 『ってかお前どこから俺のLINE見つけてん。 場合によったら警察に言うで。』 「うーん…そうですね… 大倉さんの得意なSNSからの情報ですかね？」 #確率なんぱーせんと

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〈12〉 「あと、今ご自分の状況わかってらっしゃいますか？ 近所の公園でたいした変装もせず大声で女性に怒鳴りつけてる。 アイドルとしてはやばいですよね…？」 『っ…、来い』 そう言って自分の家に知らんヤツを上げた。 #確率なんぱーせんと

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〈13〉 「やっぱり 大倉さんならそうすると思いました でもまさか、呼び出して貰えるなんておもいませんでしたけど笑」 『ほんま腹立つ、お前なんなん』 「だから大学生ですけど？」 くっそ…殴りたいのに女って言うのと顔がタイプで殴れへんし怒鳴れへん… #確率なんぱーせんと

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〈14〉 『…もうえぇわ。帰れ』 「あ、いいんですか？ お邪魔しました」 なんて言ってスグに帰っていく… 名前聞くのを忘れてた… あの初めて会った日以来彼女からの連絡は無く 反省をしてんのか、一度会うだけでよかったのか… 何がしたかったんやろ… #確率なんぱーせんと

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〈15〉 あの日から１週間過ぎた金曜日 たまたま今日は午後からオフで晩飯作るために近所のスーパーに出かけた 「あ、大倉さん？」 名前を呼ばれて振り返ると まさかのあの日の彼女で… 『何やねん』 なんてぶっきらぼうに答えてしまう。 #確率なんぱーせんと

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〈16〉 「いや、まさか大倉さんがスーパーに来てるなんて思わなくて…」 『俺やってスーパーくらい来るわ』 「大倉さんは今日は何作るんですか？」 『…まだ決めてへん』 「ふーん…じゃあ私の家に来ます？」 『は？』 「一緒に食べませんか？」 #確率なんぱーせんと

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〈17〉 『ほんまお前図々しいな。 別に一緒に食べへんから』 そう言って彼女の前を通り過ぎてスーパーを出た ほんまに何やねんあいつ… 腹立つ… そんな時に安から電話きて… [大倉ー？ 今から飯行かへんー？] #確率なんぱーせんと

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〈18〉 『…いくわ』 それだけ言うて電話を切る。 すると安から店の名前や住所がLINEに送られてきてイライラしながら店へ向かった [お、はやいやん笑] 『丁度近くおったからな』 #確率なんぱーせんと

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〈19〉 [どないしてん笑 めっちゃ不機嫌やん笑] なんて言われてあいつのことを思い出す… [いや、今度は軽くニヤケてんで？笑] 『はぁ？ほんまあいつ腹立つわぁ』 [どないしたん笑] #確率なんぱーせんと

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〈20〉 なんて聞いてくれる安に連日の彼女のことを話すと… [それ、その子に恋しとるんとちゃう？笑] 『…は？』 [最初はイライラしててもLINEこんくなって寂しかったんやろ？ 今日声かけられて、ほんまは一緒にご飯食べたかったんとちゃう？] #確率なんぱーせんと

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〈21〉 『別にそんなんとちゃうし…』 [せやけどその子、大倉とある意味気が合うおもうねんなぁ…] 『どこがやねん』 [聞いてる限り気が強そうやし、料理作って食べよって誘うくらい料理は上手いんやろし、何しろ大倉のこと好きなんやと思うで？] #確率なんぱーせんと

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〈22〉 『あいつが俺のこと好きでも俺はあいつの事別に好きやないし。』 [でも嫌いではないんやろ？] 『……まぁ』 [ほな1回大倉からその子の事誘ってみ？] 『なんで俺から…』 #確率なんぱーせんと

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〈23〉 [何事も自分からやで。 その子も自分から大倉にLINEしたんやろ？ 今度は大倉の番や。] なんて軽く説教？されてその後は安んところの彼女との惚気話を永遠と聞かされた… 家に帰り携帯を開くと安からLINEが来てて [頑張りぃや] #確率なんぱーせんと