アイドル髭切・FC会長膝丸【夏の旅行編】

アイドル髭切とFC会長膝丸 @fc_idle_genji

「ふぁぁ……眠 い」昨夜は遅くまで付きあわせてしまい申し訳ない……。「僕だって楽しみだから……旅行、行こうね」ああ、俺も楽しみだっ「くすっ……い ってくるよ」いってらっしゃい、お気をつけて「お前も……ね」ああ……。

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(眉間にしわを寄せながら旅行ガイドブックを読んでいる)…………むむ。

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……はあ。沢山有り過ぎて旅館が絞り込めない。……良かったら君達の旅館選びのポイントを教えてくれないか？ 例えば風呂とか食事とか……。あると嬉しいサービス等だな。

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星空が綺麗にみえる場所…(メモメモ)

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季節の食材が楽しめる食事……(メモメモ)

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旅館の周りも大事……遊ぶ場所もあると良し(メモメモ)

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花火大会がある祭りも忘れずに(メモメモ)

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貸切露天風呂もおすすめか(メモメモ)

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〜♪〜♪(旅行の計画をねっているようだ)

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鶯丸『この書類を髭切に？…………待ってくれ。まだ何も終わっていないのに、いきなりこれを……。確かに心構えはできる、だが……。これは俺が思うタイミングでやらせてもらう。何も、今すぐでなくてもいいだろう？……ああ。そうさせてくれ』

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鶯丸『……髭切。帰っていたのか』「ああ、久し振り。最近忙しくてね。明日の朝にはまたあちらへ行かなくてはならないけど。……どうしたんだい？顔色が良くないよ」『…………』「……また、政府が何か言ってきた？今度はなんだい」『……今の任務が終わったら、君は』

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……兄者！今日は久し振りに俺と出陣だな。白金台はなかなか強い敵が……どうした？『…………』「なんでも無いよ。今日も暑いねって話をしていたんだ。出陣の準備、手伝ってくれるかい？」っ！勿論だ。先に行って用意してこよう。「うん、頼んだよ」『…………』「……今度こそ僕は死ぬの？」

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『いや……。本当は何もかもが終わってからと思っていたが。これは君の問題だ。……この書類を渡しておく』「そう……」『……髭切』「……何？」『任務が終わった後まで、政府の言う通りにしなくてもいいと俺は思う。自由になっても……』「……中身を確認してから考えるよ。じゃあね」『…………』

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「ねぇ、鶯丸。これどういう事？僕は何故未来へ帰らなければいけないの？」『最初は刀解予定だったらしいが……未来の政府から直々に通達があったそうだ。今の任務が終わったら、君は未来の政府に配属。地球復興の為に慈善活動に取り組めとの事だ』「は？だってあの時、地球はもう……」

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『……人間は壊しては作りを繰り返し、文明を発展させてきた。今回も然り、だ』「……じゃあ、“膝丸”に教えなければ！人間は壊すだけじゃなかったよって！諦めなくていいんだよって！」『過去に執着している“膝丸”には、きっと関係ない話なんじゃないのか？彼はあの時代をやり直したいのだろう』

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「そんな……」『……話を戻すが、今回呼び戻される理由は、歌や演技で未来の人々を勇気付け、君に復興の為の希望の象徴になってもらう為だそうだ。……あの時代を乗り越えた君を必要としているんだ』「……僕はここにいたい。もう一人になるのは嫌だ。ずっと膝丸の傍にいたい。また離れ離れなんて」

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『だから先程、好きにしたらいいと君に言ったんだ。政府に配属されたらもう本丸のような生活は無理だからな』「……鶯丸」『膝丸を連れて逃げてもいいが長くは続かない。それは一番君がよくわかっているだろう。……だが、止めはしない』「う……っいやだ」『……ちょっと待て、ここで泣くな』

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「っごめ、肩貸して……だって……っひく、もう、やだ。……なんで、こんなっ、僕はいつも、一人で、っうく、あんまりだっ！……膝丸には、ちゃんと言うっ、けどっ、っひく、今は、無理……っうぅ」『……あいつに嫉妬されたら怖いからな、今だけだ』「うぅっ……何それ」『知ってる癖に。酷い兄だな』

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「ふ、……はは、ずるい。今ので引っ込んじゃったよ」『それは良かった。俺も八つ当たりされずに済む』「はぁ……君さ、慰め方が雑だよ」『余計なお世話だ』「ふふ……でも、有難う。これからの事、色々考えてみるよ」『一人で決めるんじゃないぞ』「わかってるよ……おやすみ」『ならいい。おやすみ』

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「はぁ……人の体になってから初めてこんなに泣いたよ。……瞼が重たい。これどうしたら治るんだろう。手入れしないとダメかな……」

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「そろそろ行かなきゃ……」兄者！旅行なんだが。今週末、金曜と土曜で手配した。「……有難う、楽しみだなぁ」……兄者？体調でも悪いのか。「いいや、大丈夫。……ちゃんとお前にも話すよ。今は行かなきゃいけないから。また、週末にね」……っ、ああ。「……沢山、思い出を作ろうね」

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(旅行一日目)兄者！荷物はこれだけか？「うん、そこにあるものだけ。車にのせてくれるかな」任せておけ。さて……忘れ物は無いかな。「あ、行く前に記念撮影しよう？」ふむ、心得た(ﾊﾟｼｬﾘ)「……有難う。さあ、行こうか」ああ。俺の運転でいいか？「うん、よろしく。帰りは僕が運転しよう」

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随分走ったな。休憩しよう(SA駐車場に入る際助手席を抱え込みながらバックで駐車し)「あっ」え？「ふふ、なんでもないよ〜」(頼れる弟に見える作戦成功？！)「(普段から頼りにしてるんだけどなぁ)ねぇ、膝丸。たこ焼きとみたらしとコロッケとアイス食べに行こう？」ああ、勿論だ！…そんなに？

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「今日の昼餉は海鮮丼だね」うちの本丸は海から遠いから、新鮮な魚介は貴重だな。「うんうん。それでは頂こうか」頂きます「いただきまーす」 pic.twitter.com/dh1zVZXZYW

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(旅館到着)「おお、なかなかいい部屋だね。窓から海が見えるよ。……っ！しかもベランダにはお風呂が……すごい」気に入って貰えたか？「うん。これなら気兼ねなくゆっくり入れるね」厳選して選ばせて貰ったからな。まだ食事まで時間がある。良かったら先に…「え？」ぬ、脱ぐなら脱ぐと言ってくれ！