新✩空と旅人ツイノベまとめ

空と旅人 @inoue_sp

宇宙を漂い地中を潜った。広い海を越え高い山を越えた。僕達はようやくたどり着いたのだ。ノア船長は僕達を見渡すとこう言った。「みなさん、おめでとうございます。ここが未来です。」 #twnovel

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面倒だった。覚えるのが。スイッチ一つで全ての事が頭に入るようにならないかなぁ。スイッチがあったので押してみた。ビジョンが頭の中に入ってきた。 熱い星に水の星がぶつかった。もうもうと水蒸気が立ち込めたのだが、引力により外には出られない。 ・・・端折ってくれ。#twnvday

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「あの葡萄はきっと酸っぱいんだ。」 キツネの言葉を聞いた農夫は表情を曇らせたのでした。 「何を根拠にそう言うんだい。事実だけを語ってくれないか。」 農夫はそう言うと一房の葡萄をキツネに渡しました。一粒口に含むと、キツネは満面の笑みになりました。 #twnovel

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古代の文明を作りながら歴史から忽然と消えた有翼族。極秘情報によると彼等はまだ存続していてチベットの奥地に隠れ里があるというのだ。我々はそこに向かっているのだが、道はここで途切れている。翼でもなければこれ以上、先には行けはしないだろう。結局はガセネタだったな。 #twnvday

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山の麓のカフェで愚痴っていると、白い髭の老人が現れた。「有翼族がいないなら、世界中に伝わるエンジェルや天狗は何なんだい。」「でも、ありえないだろう。遺伝子学的に。」「鍵は、まさしくそれだよ。地球上の生命の殆どは、遺伝子操作で造られた。ある存在によってな。」 #twnovel

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私は白い髭の老人と共にヘリコプターに乗り込み、再び有翼族の里を探しに向かった。 移動中の老人の話は驚きであった。進化論は神学者によって迫害されていたのではなく、むしろ、神学者によってでっち上げられていたというのだ。「儂らを造ったのが誰なのかということじゃよ。」 #twnovel

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突然の激しい雨風。何者かが我々の行く手を阻んでいるのか。 「機体が保てない。引き返すぜ。」 「待て！祈りを捧げる。」 この野郎と思ったがしばらく我慢した。すると雲の中にストロー状の隙間が現れた。ポッカリと空いたところに光が射している。ヘリはその中を進んでいく。 #twnovel

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天使が迎えにきた。天使といっても我々とそれ程変わっている訳ではなく、ただ背中に翼が生えているだけだ。 「翼、邪魔じゃないですか？」 「いや、これでなかなか便利なものですよ。」 おじさんは飛んで見せてくれた。宮殿に着いた。岩山だと思っていたのが宮殿だったのだが。 #twnovel

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翼の生えたおじさんおばさんと歓談していると白髭の老人がよせばいいのに自説を述べ始めた。「世界中の高所に聖地があるんだ。教会やテラ、ジンジャ。おかしいと思って調べていくうちにあんたたち有翼族に行き着いた。あんたたちはその昔、世界を治めた神ではなかったのかい？」 #twnovel

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部屋の隅の影が動いた。もともと、居たのだが気配を消していたらしい。気をだしてくると圧倒的な存在感だ。少年か少女か、表情は老人の様でさえある。背中には大きな翼。 「その件については僕が説明する。」 おじさんやおばさんがどよめく。 「やめた方がいいよ、ルーシー。」 #twnovel

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ルーシーの話 「宇宙には命のある星はたくさんある。でもこの星ほど生命に満ち溢れている星はないんだ。何故かというと僕が造ったから。そのせいでこの星には多くの愛とか夢とか希望が生まれた。ところが科学アカデミーの判断は違ったんだ。僕は多くの争いを産んだのだと。」 #twnovel

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ルーシーの話つづき 「それがこの星の命の原罪。僕は天界を追放されて地の球に堕ちてきたんだ。それから数万年の後、人が地上に増えていった。彼等の中に僕の話が広がっていくと、それは宗教と呼ばれる集団となったんだ。・・・僕は何故か悪魔と呼ばれるようになっていた。」 #twnovel

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さて、幸か不幸か、こんな話を聞いてしまった私は、選ばれし者なのだろうか。昔の聖者なら、一人一人に真実を説いて回っただろう。 でも、私はそういう訳にはいかない。早く家に帰らないと冷蔵庫の中のものの賞味期限がどんどん切れてしまうだろうし。 #twnovel

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女王は激怒した。「ヤマトはヒムカの飛び地。我らの支配から逃れようなどということは許されぬ。使者を遣わせ。」「前の使者からの返事がまだですが。」 一方、その頃、ヤマト邪馬台国。「スサ様、いったいあのイズモをどのようにして？」「オオクニヌシを替え玉にすり替えた。」 #twnovel

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我が名は武蔵。剣の道を極めんと諸国を巡っている。 というのは表向きの話で、実をいうとストーカーに追っかけまわされているので、怖くて、あっちこっち逃げ回っているのです。追っかけのひとの名前ですか？ お通さんといいます。 #twnovel

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蒸し暑い日だった。川べりを歩いていたらウナギに出会った。養って欲しいとの事なので家に連れて帰った。数日の後、警官がやってきた。僕に少女誘拐の容疑がかかっていると言う。僕にはやましいことはないので部屋に通した。警官はウナギをポリ袋にいれて帰って行った。 #twnovel

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「後はやっとけよ！」掃除をリーベに押し付けて、皆は船室に降りていった。リーベは文句ひとつ言わずに船を磨き上げる。 ある日、船に総督がやってきてリーベに深々と頭を下げた。唖然としている皆に向かって総督は言う。「この船はリーベさんから海軍が借りているのだ。」 #twnovel

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春とは名のみの冷たい雨が空を破って落ちてくる。 「これ以上、濡れて行くことはなりません。体温が奪われてしまいます。」 「お気遣いありがとうございます。もうしばらくです。もうしばらくで辿り着くのです。」 #春雨のスキップ

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たどり着いたのは小さな東屋。はたして、雨が上がるのが先か、夜が明けるのが先なのか。 「冷えますね。」 「冷えます。」 #春雨のスキップ

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ようやくのことで僕等は車に乗り込む。エンジンをかけてもフロントガラスは白いままだ。 「暖房よりも外気導入です。」 「春雨ですね。」 #春雨のスキップ

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このパン屋を襲うという小説ですがよろしくないですね。変えていただけませんか。 【和菓子屋再襲撃】 店の主人は僕らにこう言った。 「私と一緒に琴のレコードを最後まで聴いてくれませんか。そうしてもらえれば、ここにある和菓子を好きなだけ食べていただいて結構ですよ。」 #twnovel

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空の一点を指差して、空を見よ とかいう人がいるとする。ここまではいいです。問題は次の人です。驚いた顔で 鳥だ！ その言葉を受けて、その次の人も 飛行機だ！ それほど、力説するような主張でしょうか？ #twnovel

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#twnvday 殺意の研究は難しい。何故ならデータを集めるのが困難だったからだ。だが、VRのおかげでそれも容易に出来る様になった。その時に人の脳内に何が起こるのか、そしてどの様な物質が伝搬されるのか。私はキラー物質を発見した。 奴を消せる。手を汚さずに。私の脳内では・・・。

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高い雲の周りを数匹の蜜蜂が飛び回っている。 蜜蜂というのは愛称で、雲の中の電気を集めて蓄電所に送る無人飛行機だ。この研究がいっこうに進まないのには訳がある。研究者が次々に事故死するのだ。警察も国も本気で捜査しようとはしない。奴らの利益のために・・・あっ。 #twnvday

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一度しかない人生だから悔いのないように頑張りましょう こういうのはダメですね。 七度目の人生だから今度こそ頑張りましょう このぐらいの方が楽でいいですよね。 真実は、なんだかわからないんですから。