オーク戦役 ダークエルフ編 #ぴくめす

帽子男 @alkali_acid

#ぴくめす 風の精霊の加護によりオークの体臭も体液も寄せ付けないダークエルフの剣舞士（ブレードダンサー）。曲刀二本を振るって竜巻のごとく荒れ狂う。ながく対立していたライトエルフと休戦が成り、その条件としてオーク戦役に参加した。

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#ぴくめす 近づくオークを一瞬で消し炭に変えるダークエルフの火運手（フレイムブリンガー）。周囲に常時、火蜥蜴（サラマンデル）が飛び回って護衛するほか、逆立ちした状態から蹴り技の要領で足にまとった火球を撃ちだす技も使う。

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#ぴくめす 地の精霊の加護によりオークを一瞬で腐敗させる、ダークエルフの万毒主（ヴェノムマスター）。呼気自体が死を招く。体液も体臭も瘴気に満ちており、オークの反像のようでもある。普段は解毒の長衣をまとって相殺しているが、戦場では肌も露に。

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#ぴくめす 水の精霊の加護により、オークを水滴の弾丸で撃ち抜くダークエルフの水銃士（ウォーターガナー）。視線を向けただけで大気中の水分が凝固し、弾丸となって襲う。そもそもオークの体液や体臭の射程範囲に入らない。千里眼持ちが多く、地平の向こう側も見える。

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#ぴくめす ダークエルフの蜘蛛騎兵（スパイダーライダー）。闇の森から音もなく攻め寄せる影の乗り手。背にまたがる蜘蛛は馬よりも早く、さらに森や山、建物の中でも敏捷かつ立体的に動き回る。さらに知恵も回り、催眠術でオークを惑わせ糸でからめとって貪り食う。

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#ぴくめす ダークエルフの宝石公（ジェムロード）。ライトエルフとの休戦の条件に従い、手勢を率いてあらわれた闇妖精の長。額にはまった輝黒曜石で全軍に瞬時に意志を伝達し、かつオークメイジを発見すればただちに側近の魔導師の力を結束させ、防御呪文（レジストスペル）を投射できる。

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#ぴくめす これらの強敵を相手にオークメイジはどう戦うのか！

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#ぴくめす 「わしのターン！岩山オーク三体を墓場に送り、地形をタップ！」 「色々まざってないか？」

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#ぴくめす ダークエルフの万毒主を牝化したあと、次々襲い掛かるオーク。とりあえず魔力が尽きたところで腐乱しながら犯す。 最初は精子が即腐り死ぬが、次は受精、しかし死産、みたいのを繰り返すうちに最後は腐りかけのオークの赤ん坊が産み落とされる

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#ぴくめす ヘドロと腐乱死体を次々踏み超えて際限もなく押し寄せるオークの群 「かかか、狂っておるな…貴様等…種族ごと狂っておる…あぐっ…」

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#ぴくめす 「来るな！来るな！！来るな！！」 「利かん、利かんなあ！！貴様の水遊びはちいとも利かん」 水弾の集中砲火を浴びながらずんずん進んでくる鱗のオーク、青爬鬼ギムゾ。 「どーれそろそろ股が濡れてきたかひょろひょろどっ」 顎に一発大きいのをもらって轟沈

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#ぴくめす 「ｷﾞｰ！！」 「ｷﾞー！！」 糸でぐるぐるまきにされて逆さづりのまま喚くギマとジマ 隣には数匹の仔オークが毒矢の的になってハリネズミのようなありさま 「オークが魔法を使うとはな」 「しかもお粗末きわまりない」 「よし、次は俺に狙わせろ」

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#ぴくめす 「ふいうちしっぱい！ギマのせい！」 「ちがうジマのせい！」 「ギマがガブまたなかったから！」 「ジマが先に魔法つかった！」 「面白いな。言っておくが、かつての古オークですら我等の隙を突くなどできなかったぞ」 卑オーク語も難なく使う兵卒に至るまで博識なダークエルフ

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#ぴくめす 「よし、ではいくぞ」 目を閉じて弓に矢をつがえるダークエルフ。普通に撃つなら百発百中。見なくても仔オークどもの騒ぎようなら音の源を射抜くのはたやすい 「おい」 すぐそばで声がする

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#ぴくめす 「ん？」 片目だけ開くと、目の前に仲間の顔。だがどこか虚ろな表情で、血の匂いがする。 「なんの…」 「お前、だーくえるふか？」 首を突きつけているのは、真白な肌をした異形の獣鬼。まだ少年だが、真紅の瞳には並の戦士では及ばぬ殺気がある。

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#ぴくめす 「古オーク…」 「ガブ！やっつけろ！」 「ぶっころせ！」 木からミノムシみたいにぶらさがりながらうるさいギマとジマ

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#ぴくめす 「ちっ」 ダークエルフが矢を放つと、白いオークは生首の額で受け止め、はっと、短く笑ってから、奪い取ったとおぼしき曲刀を振り抜く。 胴がまっぷたつになって斃れる妖精の痩躯。 「のろまだな」

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#ぴくめす 「ガブ！くも！」 「いっぴきつかまえて！」 「じっけんじっけん！」 「ぜんぶころした」 あわれ闇の森の蜘蛛は糸をつむぐ腹も、毒の顎も叩き潰されてそこらじゅうに散らばっている。

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#ぴくめす 「こいつ…目の奧で、誰か見てた」 「誰か？」 「誰か？」 死んだ闇妖精の瞳を覗き込みながら、ガブが顔をしかめる。ギマとジマはだんだんぶら下がっているのに慣れてきたのか、うねうねしながら互いに振り子のようにぶつかり始める

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#ぴくめす 「ギマあっちいけ！」 「ジマあっちいけ！」 逆さになったまま謎のどつきあいを始める二匹。ガブはぽかんと見上げてから 「おいてく」 一言つぶやいて背を向けた。

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#ぴくめす ダークエルフの本陣では額に黒い珠をはめこんだ将軍が、齢の分からぬ美貌を崩して笑みを浮かべる。 「古オークか…光妖精どもを片付けるよい武器が手に入りそうだ」 手には支配の首輪。かつて冥王のもとで、オークを従わせるのにしばしば用いた。

帽子男 @alkali_acid

#ぴくめす オークの巣穴では、水晶玉を覗き込みながら、人ならぬ魔道師が沼の水が泡立つような音を喉からあふれさせていた。 「ぐぐぐ…ダークエルフ…活きのよい苗床が増える…ついでに冥王の弱点を調べるのにも役立ちそうよな…」

帽子男 @alkali_acid

#ぴくめす 最後は牝化レジスト多重がけしたジェムロードとオークメイジの一騎打ちや！額の宝石を通じて氏族全員から次々に魔力を送り込まれるジェムロードは無尽蔵に強大な呪文を乱射してくるぞ

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#ぴくめす 「どうした。貴様も長なら、オークどもから魔力をくみ上げてはどうだ？」 「ぐぐぐぐ…」 「そら、王手だぞ」 巨大なジェムゴーレムの腕に捕まれ、握りつぶされゆくオークメイジ

帽子男 @alkali_acid

#ぴくめす 「貴様の牝化魔法とやらを試してみてはどうだ」 「ぐ…ぐ」 挑発に応じて放たれるは防御を貫く全力の一発。だがそれは額の宝石に吸い取られ、どこか遠くでダークエルフのひとりが牝に変わるだけだった。