"2017春のブルックナー祭り・第一弾" 高関&東京シティ・フィルの交響曲3番【1877年第2稿】
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ブルックナー(ベルクやシベリウスも)はまず構成をノートに留めてから作曲する人なので、第9のコーダを未確定のまま作曲するはずはねえだ、どこかにあるだ、と研究者は夢見がち。ブルックナーにコンスタンツェとジュスマイヤーがいたら「口述筆記完成版」が没後すぐに出たんすかね
2017-05-10 22:01:05今週と来週の2週にまたがり東京、神奈川、京都の3箇所で「ブルックナー芸術週間」(3作品を6つのオケが9回演奏するという混沌)ですが、トップバッターのシティフィルは塁に出て盗塁して犠打で進塁して犠飛で生還する仕事をしたんじゃないすかね ( ^ω^ )
2017-05-10 22:16:32火の鳥 vs ブルックナー3番 火の鳥 (1910)→ 長い(45分) (1919)→ 短い(20分) (1945)→ 短い(25分) ブルックナー3番 (1873)→ 長い(73分) (1877)→ 長いわ(63分) (1889)→ 長いわね(55分)
2017-05-10 22:23:19ただ、対向配置にするメリット(右側から第2主題が聴こえる等)よりもデメリット(音程ガー、ザッツガー、聴きあえないガー)の方が大きすぎるし、マエストロの、楽譜を見ながら右重心、左重心に体重移動する悪癖指揮(生徒がこんな指揮したら矯正するレベル)が炸裂してたのも事実。
2017-05-10 22:28:13あと、「マエストロ・マテリアル」が曲の「本質」を追求/追及/追究するあまり、音楽の「本能」がバッサリ削られてしまうのがつらい。このツイキュー!!方式は就任時の『わが祖国』ではハマったんだけれど。 正直ベートーヴェン5番以降は聴いていて「?」になる事が多々起きる。
2017-05-10 22:35:45マエストロの一番の問題は「こっちの方が本質にかなってる、正しい」と楽譜の音符をいじっちゃうことなのよね… シャルクを「改竄指揮者」とかいうけれど、やってる事はトスカニーニの流儀。 戦前ならいざ知らず。
2017-05-10 22:42:59現代はどのオケにも指揮や作曲をする楽員がいて、そういう奏者は何がイヤって楽譜をいじられること。 再現芸術の音楽で楽譜をいじるというのは、富嶽三十六景の富士山を「この富士山は3775mにしか見えない、3776mに書き直してください」ってやるようなもの。違うか(ヾノ・ω・`)
2017-05-10 22:48:20でもそういう「矛盾でいっぱいのマエストロ」の演奏会に行くのすき (矛盾のない演奏を聴きたかったらシャイーのCD聴けばいいんだし)
2017-05-10 22:51:13ブルックナーの交響曲第9番「第4楽章」は思いきってブルックナーの交響曲第3番全曲をやるというのはどうか ( ・`ω・´)+ 2時間超え
2017-05-10 23:23:43今日のシティ定期は、ブルックナー芸術週間に参加する他団体の事務局の方が二社もいらしてて仕事熱心やなとロビーで感心した。先様が「ワイがたまに演奏会に行くといつもおるな彼奴は」と呆れてないか心配
2017-05-11 01:13:47月に憑かれたピエロ、ベルクのヴァイオリン協奏曲、アメリカ、という「シェルヘン初演プログラム」を思いついた。生誕126年・没後51年のメモリアルイヤーだし。(気づくのが1年遅かった)
2017-05-11 01:05:34グリーグ/交響舞曲 バーンスタイン/シンフォニック・ダンス ラフマニノフ/交響舞曲 という誰得プログラムを思いついた
2017-05-11 01:21:19"枢機卿は語る"のコーナー:((((;゚;Д;゚;))))ブルブルブル @Supraphon: 「"2017春のブルックナー祭り・第一弾" 高関&東京シティー・フィルの交響曲3番【1877年第2稿】」をトゥギャりました。 togetter.com/li/1109298
2017-05-11 23:44:36"枢機卿は語る"のコーナー: 作曲家マーラーの楽譜を指揮者マーラーが訂正/修正したのを「改竄」とは言わないけれど、作曲家ブルックナーの楽譜を弟子筋が夏井いつきばりに添削したのを「改竄」よばわりしちゃだめだよ。時代の高みから過去を見下ろしてる。
2017-05-11 23:50:12ブルックナーの交響曲が弟子筋に改訂されまくる過程と、プレバトで提出された俳句を夏井いつき先生がバッシバシ訂正していく過程と似てる。似てないか。(ヾノ・ω・`)
2017-05-11 23:56:25ブルックナー:交響曲第3番 1873…初稿 1876…アダージョ2稿 1877…2稿 1889…3稿 ドラえもん 1973…富田耕生 1973…野沢雅子に交替 1979…大山のぶ代 2005…水田わさび だいたい似てる
2017-05-12 01:03:55終演後のマエストロのつぶやき
Reading and comparing with manuscript by composer. Sometimes we find some good answers toward discrepancies remained in printed scores. pic.twitter.com/ZbgaVBGoEJ
2017-05-15 11:22:48Bruckner作品、楽譜の選択の問題。Ha/No論争はすでに過去のこと。特にこれまで評価しづらかった第3、第8交響曲も、新しい世代の研究により残された資料の状態が正しく整理分類され、理解しやすくなったことは有り難い。演奏側は校訂報告を読んでどの稿を選択するか考えることになる。
2017-05-17 08:48:14私はABr自身の創意を基にした改訂については必然と考え、それを最善としたい。第3交響曲ではRoederの校訂報告がとても分かりやすく、準拠して1877年初演時、その後の出版への改訂を含んだ形で演奏した。89年稿については残念ながら作曲者の真意による改訂とは評価できなかった。
2017-05-17 09:02:28第5交響曲Noによる校訂報告(1985)はHaの報告を最初に掲げ、その後にNoが注釈をつける形をとっている。NoはHaが参照しなかった(NoはHaがその存在を知らなかったとしている!)筆写譜にABrが鉛筆で書き込んだ事柄を全面的に採用している。 pic.twitter.com/DJra00ENq6
2017-05-17 09:11:50筆写譜へのABr自身の鉛筆での記入は少なく、しかもほとんどがTempoを落とす指定であり、作品の内容に迫る変更はない。わずかに第2楽章の最後の3小節に音程の変更があり、No第2版とCohrs編集版(2005)に小さな音符で書き込まれている。 pic.twitter.com/6cm8m5ExZz
2017-05-19 09:13:27筆写譜への記入は、ABr3-1877年稿のように演奏を視野に入れた入れたではなく具体性に乏しいと思われる。なお例として、第1楽章冒頭7~8小節目、Vl.Iの第2声部が削り取られた変更についてはNo, Cohrs共に言及していない(または気がついていない)。 pic.twitter.com/SbiW7qMgGE
2017-05-19 09:23:40