- eternalsisters
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ふたりとも自分のことで精一杯だ。 胸を張って答えられるほど、相手に目を向けることができていないと気づかされる。 でも、明日になればアオリもやってくる。 アオリの顔を見れば、こんな小さな罪悪感は消し飛んでしまうだろう。 そう思いながら、ホタルは床に就き、翌朝を待った。(つづく) pic.twitter.com/dsQ7ym4sAr
2017-05-12 10:07:15【第六話】 次の日、ホタルは駅でアオリの到着を待っていた。 しかし、予定の列車にアオリは乗っていなかった。 また寝坊したのかな、そう思って、次の列車を待った。 だが、次の列車にもアオリの姿はなかった。 その次も、またその次も。 ついに夜になっても、アオリは姿を見せなかった。↙
2017-05-16 10:01:54事務所に電話をかけてみたが、昨晩は仕事が終わってすぐに帰ったそうだ。 慌てていた様子だったので、そのままシオカラ地方に向かうものだと思っていた、とマネージャーは答えた。 部屋にも電話をかけてみたが、応答がない。 ホタルは胸騒ぎを覚えた。↙ pic.twitter.com/hePLwqQFVS
2017-05-16 10:02:37翌朝、ホタルは予定を早めて、始発でハイカラシティに戻ることにした。 両親には申し訳なかったが、アオリのことが気がかりで、居ても立ってもいられなかった。。 車中も気が気ではなく、スマートフォンでアオリのことを調べる。 しかし、これといった情報は見当たらなかった。↙
2017-05-16 10:03:21ハイカラシティに到着すると、ホタルはまず部屋に向かった。 部屋はホタルが出発した時の、整頓されたままだった。 つまり、アオリが帰ってきた様子がない。 ここへも立ち寄らず、いったいどこへ……? しばらく考えたあと、思い立つと、ホタルはある場所へ向かって部屋を飛び出した。(つづく) pic.twitter.com/0SFpS5uiKD
2017-05-16 10:04:12そして、シオカラーズの動向を調査している研究員から、最後の報告が送られてきたようだ。 こちらもご確認いただきたい。
2017-05-18 07:29:49【最終話】 ホタルはタコツボバレーにいた。 アタリメ司令の小屋は、もぬけの殻だった。 室内は荒らされた様子はなかったが、隣にあったウォータードームは砕け散っている。 アオリの姿はなく、手がかりになるものも見つからなかった。 ホタルはもう一度、ハイカラシティに戻ることにした。↙
2017-05-18 07:30:35ハイカラシティは、ざわついていた。 オオデンチナマズが姿を消したらしい。 前にいなくなった時も、いつの間にか戻ってきた。 今度もまたすぐに戻ってくるだろう。 皆はそうタカをくくっているようだった。 ホタルは、ひとり戦慄した。 これは……もしかして、またヤツの仕業?↙
2017-05-18 07:31:14ホタルの目は、戦いを決意していた。 だが、ヤツが相手となると一筋縄ではいかない。 今はアタリメ司令もいない。 それに何より、アオリのことが心配だ。 じきに、アオリがいなくなったことに皆が気づき始めるはず。 自分までいなくなっては、騒ぎが大きくなる。 いったい、どうすれば……。 pic.twitter.com/h0P2W4gv5T
2017-05-18 07:32:32そうだ、協力者を探そう。 かつてアタリメ司令がそうしたように、腕の立つ若者を見つけて、地下基地の探索を手伝ってもらおう。 しかし、このハイカラシティでは、ホタルの姿は目立ちすぎる。 オクタリアンの存在を知る者は、最小限に留めなくてはならない。 New!カラストンビ部隊の鉄則だ。↙
2017-05-18 07:33:41その時、ふと、アロワナモールでのアオリとの会話を思い出した。 最近、新たなナワバリバトルの中心地として、若者が集まる街が生まれているらしい。 そこなら、きっと腕の立つ若者も見つかるだろう。 行こう、新たな街、ハイカラスクエアへ……!(スプラトゥーン2 ヒーローモードへつづく) pic.twitter.com/y91jBgU06N
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