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自分なりのボーイミーツガールの定義

自分なりのボーイミーツガールの定義を整理するためにまとめました。 「君の名は。」と「イリヤの空、UFOの夏」のネタバレが含まれます。
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しゃめんぽ @shamenpo

boymeetsgirl.hatenadiary.com ボーイミーツガール研究ブログをやっているうちに、早くも自分なりのボーイミーツの定義が改めて生まれてきたので書いてみようと思う。

2017-05-21 13:42:52
しゃめんぽ @shamenpo

最初の頃に掲げたボーイミーツガールにおける3つの要件。 すなわち「出会い」「イベント」「信頼関係」のことだけど、これは変更なし。 ただ、定義の際にこれらのワードをどうつなげていくかだけ変わった。 そのことは後述する。 まずは要件ごとの解説から。

2017-05-21 13:45:34
しゃめんぽ @shamenpo

1つ目の「出会い」。 ボーイ「ミーツ」ガールというくらいだからこれは必須。 「出会い」がないと話が始まらない。 ラピュタのように女の子が空から落ちてきてもいいし、パン咥えた女の子が曲がり角でぶつかってきてもいい。 とにかく出会うことで話がスタートすればいい。

2017-05-21 13:49:37
しゃめんぽ @shamenpo

しかし、ボーイミーツガールには「出会って始まる物語」と「出会って終わる物語」がある。 前者は説明がいらないが、後者をどう説明するかが難しい。 なにせ、出会って終わる物語なのに出会って話がスタートするとはこれいかに? となるから。 例を挙げると「君の名は。」とかがそうだ。

2017-05-21 13:53:25
しゃめんぽ @shamenpo

ここでやってくるのが「仮のミーツ」と「真のミーツ」という用語。 つまり、二人の物語を始めるために、本当の出会いとは別に仮の出会いを序盤に配置するというもの。 「君の名は。」では入れ替わりが仮のミーツで、ラストの遭遇が真のミーツになる。 これで出会って終わる物語も説明可能に。

2017-05-21 13:57:46
しゃめんぽ @shamenpo

2つ目の「イベント」。 これは二人の関係性を変化させる出来事のこと。 関係性に変化を与えるならプラスであろうがマイナスであろうがそれはイベントになる。 ただ、関係性にマイナスに働くイベントが発生した後はそれを補うようにプラスのイベントが起きなければならない。

2017-05-21 14:03:34
しゃめんぽ @shamenpo

例を挙げると、「イリヤの空、UFOの夏」では逃避行の中で浅羽がイリヤを突き放すマイナスイベントが起こるが、終盤で浅羽がイリヤに告白するという大きなプラスイベントが発生した結果、最終的に二人の信頼関係が構築される。

2017-05-21 14:08:04
しゃめんぽ @shamenpo

3つ目の「信頼関係」。 ボーイミーツガールでは最終的にボーイとガールの間に信頼関係が構築される。 これは勘違いされやすいが、別に恋愛関係である必要はない。 自分が最近読んだ本だと「コップクラフト」みたいな相棒的関係でもボーイミーツガールである。

2017-05-21 14:11:14
しゃめんぽ @shamenpo

最初は馬が合わないと思っていた二人がイベントを通じて互いを信頼するようになる物語などが存在するが、これもボーイミーツガールの一例ではないだろうか。 自分なりの定義ではバディものもボーイミーツガールと呼んでもいいのではと思う。

2017-05-21 14:12:59
しゃめんぽ @shamenpo

まとめると、二人が「出会い」、「イベント」をこなすことで、「信頼関係」を構築する物語はボーイミーツガールだと言えるはずである。

2017-05-21 14:13:46