【日記】2017/5/17、イトヲカシ広島ライブ感想

のれん⋈呟き用 @noren_tweet

ＭＣの一端を書くと。(書くんかい) 歌詞太郎さんは、『歌』と『歌手の人格』を切り離して考えるのが嫌らしい。 だって、どうしたって『歌手の人格』は『歌』に反映されるものだから。 だから、自分は「アーティスト」として恥じないように、ちゃんと身を正していく旨。

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これは、正しいと思う。 『歌』と『歌手の人格』を切り離して考えるのは聴き手側のモラルであって、歌う側が言い訳にしてはいけないと思う。 魅かれる存在であるなら、失望させてはいけない。とは言わないけど。 やっぱり、ファンを持つ宿命というのか、身を正さないとアーティスト業は難しい。

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ただ、履き違えてはいけないこともある。 例えば、母親バイオリニストが子供の躾と称してゲーム機を割った写真をTwitterに上げて炎上した件について。 （よせばいいのに）「あんな綺麗な音色を出せる彼女が、こんなことするハズがない！」と言って、男性奏者が油を注いだ話がありましたけど

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馬鹿野郎。人格には多面性がある。 人間の性格が、一面的だと思うなよ。 ニコニコしてる時もあれば、ムシャクシャしてる時もあるのが人間。 大観衆を前にしたステージ上の奏者としての彼女と、家で子供を相手にした母親としての彼女が同じ一面的だとは限らない。 そこは否定しちゃいけない。

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歌詞太郎さんは、そういうところわかってる。 人間はどうしようもなくブレる生き物で、清く生きることが難しいことを知ってる。 ただ、そのなかで自分は「アーティスト」として何を考えてやっていくのか。 言葉を尽くして、悩み抜いたことを語ってくれる。 目の前で。

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その真剣に真摯に向き合う姿から、自分が教わることって大きいと思う。 純粋な女の子なら、泣くと思う。

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後日談だけど、僕に歌詞太郎さんの存在を教えてくれた女性に「ライブ良かったよ」と言った次の返答が「泣かんかった？」だった。 純粋な女の子、ここに居た。と３秒間くらい沈黙してしまった。

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ライブが終わって、メンバーが立ち去るとき、歌詞太郎さんは最後まで会場の端から端まで手を振って、一人ひとりに「ありがとう」と言っていた。 本当に、少女漫画に出てくる察しの良い親切丁寧なイケメン君かよ。 素直に「また会いたい」と思いました。

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ポルノグラフィティとかABCとか有名な大手歌手は、別に日常からテレビに映って大衆宣伝してないのに固定のファンを抱えてる。 それは、各々に魅力があって、ちゃんとライブで心を掴んでいるからだ。 「また会いたい」と思わせるから、チケットを争奪してでも取りたがり、ファンクラブに入会する。

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ライブの基本を押さえたうえで、しっかり心も掴んでくる。 イトヲカシ。これは「行って良かった」と素直に思えるライブでした。 ていうか、来週（兵庫県ライブ）また行きます。