『ここに伝説の聖剣、捨てるべからず』

選ばれたものしか使えない伝説の剣の 認証をごまかしてうまいことやろうと する人間の浅知恵が産んだ悲劇に次ぐ悲劇。 そんな人間を利用しようと発達する 続きを読む
7
とーふや @tohuyasan

「選ばれし者しか使えない伝説の剣を使う方法」で ・選ばれし者になって抜く台座や周囲の岩ごと抜く とかあったけど ・伝説の剣を使える選ばれし者の腕ごと使う というのは実際盲点だった

2017-06-03 12:32:17
帽子男 @alkali_acid

伝説の剣ただの生態認証と化してる

2017-06-03 16:51:47
帽子男 @alkali_acid

iPhone指紋センサー程度の精度しかない伝説の剣。ぶっちゃけ弱そう

2017-06-03 16:52:57
帽子男 @alkali_acid

岩ごと抜いた伝説の剣。すごい鈍器になるかと思いきや、敵を殴ろうとすると威力を減殺するペナルティが働く。

2017-06-03 16:56:31
帽子男 @alkali_acid

腕ごと使おうとすると生体認証偽装対策内部のパワーをすべて消去したのち崩壊する。

2017-06-03 16:57:01
帽子男 @alkali_acid

「不正利用をしようとしたユーザーを記録し、メーカーに通達しました。ブラックリストにのったため、今後すべての伝説武器の使用に制限がかかります

2017-06-03 16:58:01
帽子男 @alkali_acid

伝説の剣認証をごまかしてうまいことやってろ」みたいなバカが次々呪いで悲惨な最期を遂げていく。

2017-06-03 16:58:46
帽子男 @alkali_acid

「岩ごとぬいて強い鈍器として使おうとしたやつはね。トロールをぶんなぐったときにふにふにゃっとなったあげく、自分のくらう打撃は致命になって死んだよ」 「なんでそんなことしようとしたんですかね」 「剣の魔法の裏をかける俺かっこいいとでも思ってたんだろ」

2017-06-03 16:59:55
帽子男 @alkali_acid

「選ばれたものの腕をもいで使おうとしたやつはな。普通に両手が腐って死んだ」 「罰とかたたりって概念がないんすね」 「今時の若いのはそうだろうなあ」

2017-06-03 17:00:44
帽子男 @alkali_acid

「伝説の剣をだしぬこうとすると、罰とかたたりがあたるということが広まってな。とある王は敵を罠にかけて、その罰やたたりで倒そうと、餌として使った」 「どうなりました」 「乗ってきた敵と王と両方が死んだよ」 「つええな伝説の剣」

2017-06-03 17:03:30
帽子男 @alkali_acid

「勇者があらわれるまでそっとしとくって発想はなかったんすかね」 「人間てのはどうしても自分が頭がいいってことを証明したい連中らしいからなあ」 「あーおとぎ話とかで、主人公のひきたてやくとして、よく悪知恵をはたらかそうとして失敗するアホがいっぱいいますけど、あれは実際いるんすね」

2017-06-03 17:04:26
帽子男 @alkali_acid

「しかし考えてみると、伝説の剣って迷惑なもんすね」 「そりゃあお前、なんでたいてい厳重な封印を施したり、迷宮の奥に隠したりするか分かっただろ」 「頭がいいつもりの馬鹿がちょっかいかけないようにってことなんすねえ」 「おう。その辺においとくと絶対試したがるからな。人間てやつは」

2017-06-03 17:06:17
帽子男 @alkali_acid

「よーし思いついたぜ兄ちゃん」 「ほう」 「伝説の剣を抜く100の方法って本を出して儲けるんだ」 「あたまいいな」

2017-06-03 17:07:55
帽子男 @alkali_acid

うまいこと伝説の剣を抜こうと猿知恵をはたらかせる客を相手に繁盛する旅館、道具屋、保険屋に葬儀屋

2017-06-03 17:09:27
帽子男 @alkali_acid

「伝説の剣の柄だけ活用するわしの実用新案なら絶対確実」 「さすが旦那。でもいちおうご家族のための保険に加入されてはどうですか?今なら掛け金は銅貨五枚で」 「がははは!必要ないわい!」 「あーあ…柄だけ外そうとしたやつ今月で五人目だ」

2017-06-03 17:10:27
帽子男 @alkali_acid

「伝説の剣の刺さっている岩をゴーレムとして使い、頭突きで戦わせる!!完璧だ!!」 「遺言状を作っていくことをおすすめします」 「ははは!そんなもの不要に決まってるだろ!馬鹿な精霊の裏をかいてやるのさ!」 「…さようで」

2017-06-03 17:11:46
帽子男 @alkali_acid

ここスヴェルスガルドでは、伝説の剣を引き抜こうとする男達を相手にした商売でにぎわっていたが、ある日、空から降ってきた剣のような雹の雨にすべてが貫かれて滅びた

2017-06-03 17:17:08
帽子男 @alkali_acid

「そういう訳で坊主。あの剣にはかかわらない方がいい」 「ごめんなさい。でもいかないと」 長い包みを背負ってスヴェルスガルドへの道をたどっていく少年。

2017-06-03 17:19:23
帽子男 @alkali_acid

岩の台座には今もくもりひとつなく輝く剣が刺さっている。 少年は包みをおろし、布をとくと、あらわれたのはもう一振りの剣 「よかった。こんなに恐ろしい剣があるなら、きっと誰も近づかない」 もとある剣の横にやすやすと突き立てる。

2017-06-03 17:21:29
帽子男 @alkali_acid

「僕の国で作られた万毒の剣は、斬った相手を腐らせて瘴気の霧に変えて、どんどん犠牲を増やす。龍の焔でも火山の溶岩でも壊せなかった。悪しきものの手に堕ちたら恐ろしいことだ。でもこの伝説の剣のそばに刺しておけば、きっと大丈夫だ」

2017-06-03 17:22:54
帽子男 @alkali_acid

少年が立ち去ろうとしたところで、伝説の剣が抜けて手元に飛び込んでくる 「それは困る」 もとあった場所に差し直して、スヴェルスガルドの丘を降りていく。

2017-06-03 17:23:39
帽子男 @alkali_acid

それから百年に一度、あるいは二百年に一度といった具合で、遠い異国の地からもてあました魔剣、聖剣を捨てに、このスヴェルスガルドの地を訪れるものがあらわれた。 彼等は死を厭わず、呪いも恐れず、見返りも欲しない。たたりにふれて悲惨な最期を遂げようとかまわないという気持ちである。

2017-06-03 17:24:59
帽子男 @alkali_acid

「紅蓮竜巻と群青稲妻。我が七つ島諸島の海戦で兄弟王がそれぞれ用い、百隻の艦と一万の男達の命を奪った。もはや何者にも委ねることはできん。ここならよかろう」

2017-06-03 17:26:20
帽子男 @alkali_acid

「魔王ガザングウェイブの心臓を貫いた水晶の刃。やつの血で汚れ、持主の魂を闇にひきずりおろそうとするのだ。だが剣を破壊するとかのものが蘇ってしまう。という訳で隣に刺しておく。よろしくな」

2017-06-03 17:27:25