2017年6月3日

《詳細な土壌調査を省略しても、「復興」は進まない》

自己ツイートを纏めました。 中で取り上げた人だけでなく、カンニング竹山氏などが、単純に善意で関わっていることを、私は信じます。べつに「復興」に関わらなくとも、仕事がある人たちですから。逆にNのような「地元芸人」は、善意の有無に関係なく「復興」に参加しないと仕事がありませんから、話は別です。
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宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

かなりつらいことを、これから一連のツイートで書く。 批判の対象はY氏としておく。 イニシャルであるのは、私自身が、Y氏が善意で活動していることを全く疑っていないからだ。 しかしY氏はNHKなどで頻繁に福島県と原発事故に言及し、 「福島の復興」に尽力し、キャンペーンにも出続けている

2017-06-03 15:32:22
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

今日もたまたまラジオでY氏が「福島の復興」について語るのを聞いた。 「ここまで時間がたつと、否定、肯定どちらでもギャンギャン言っているのは2割ずつで、残りの6割は特別何も考えていないんですよ。新聞やネットのニュースでも見出しを読む程度だし。その6割に訴えかけようと思ってます」と。

2017-06-03 15:35:21
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

Y氏は「311」で被災地がみんなマイナスの方に実態もイメージも行ってしまったと認めたうえで、「福島だけはいつまでも風評被害の為に、マイナスのままで、ゼロにならない。だからみんな、ゼロまで持っていこうと頑張っている。でもそれだと、ゼロになった時に他の人を引き付ける部分がなくなる」と

2017-06-03 15:38:41
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

さらに続ける。「福島の最大の魅力は、『人』だと思う。一度来てくれると、リピーターがとても多いんですよ。若い頃は自分もそういう『人』を嫌だなと思ったことがあったけど。だから一度来てもらう事が、風評被害を無くした時に、プラスとして残っていくことだと思うんです」と。

2017-06-03 15:47:51
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

私個人としては、民俗学の理論と私自身の経験に基づいて、「福島の人」のプラスが「ウチとソトの使い分け」「裏表」「住民と外来者との区別」によるマヤカシであることを立証する自信があるのだが、立証しても、Y氏の善意は揺るぎもしないだろうと思う。なぜなら既にY氏は肯定側の2割の人だから。

2017-06-03 15:52:17
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

「311」から数年は、Y氏は彼が言う「否定側」の2割の人、つまり私たちのように「遠距離に区域外避難し、原発事故による現在や将来の健康被害を訴え、原発事故はまだ終わっていないし、『福島の復興』を語る段階にはなっていないと主張する人たち」への「配慮」も行っていた。

2017-06-03 15:58:26
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

しかし、Y氏の仕事にも大きな関係があるのだが、「否定側」の人たちがY氏に発注できる仕事はない。「否定側」を応援すればY氏の生活には良い影響にならないどころか、Y氏の業界では「干される」ことになってしまう。Y氏の生活を保つためには、「否定側」と関わり続けることが著しく困難なのだ。

2017-06-03 16:02:50
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

仕事としても、個人としても、Y氏は「肯定側」の人たちとばかり接触することになるし、「肯定側」の仕事ばかりを行うことになる。生活水準を落とさず、社会的なポジションも低下せずにいるためには、必要だし、やむを得ないことだ。 生活水準を落とし、仕事場にデマに基づく攻撃が届いたりしない為に

2017-06-03 16:07:56
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

「311」で起きた被害が、地震と津波によるものだけならば、私もY氏の言動を批判したりする必要はない。「福島の人」の「外面」に騙されて、その魅力を「観光資源」とすることを苦々しく思っただけで済まし、公然とこのような批判を書いたりはしなかっただろう。他の事で忙しかっただろうし。

2017-06-03 16:11:56
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

地震は、6年以上過ぎて新しい被害を生み出したりはしていないだろう。 津波も同様だ。ただし官製「復興」によって人々の間に大きな分断ができていることは、福島県以外の被災地でもマイナスだが。Y氏はそれも気にしないかもしれないし。 しかし、過酷事故継続中の原発と、その影響は、話が違う。

2017-06-03 16:15:19
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

東京電力福島第一原発からは、今でも有害な放射性物質を大気や海中に漏らし続けている上に、その漏出を管理する方法も計測する工夫も行われていない。 数直線で考えるならば、原発事故の影響を示す値は毎日少しずつ、マイナスの方向に進み続けている状態が継続中だ。ゼロになる見通しなど立たない。

2017-06-03 16:19:51
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

今年になって、私にとって意外なことがいくつかあった。 今年の「311」前後に、多くの原発事故被害者や避難者が、事故発生後まもなくに自身や周囲の人が鼻血を出したことを語った。が、それに対して政府も官僚も「専門家」も、私が知る限り全く反論しなかった。 「鼻血はデマ」ではなかったのか?

2017-06-03 16:23:17
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

『美味しんぼ』の鼻血描写の「事件」の時に、官僚も閣僚もメディアも合わせて完全否定した、あの大騒動は何だったのか?「6年経過したから、もう事実だとばれても大丈夫だ」と思ったのか?それとも、「ギャンギャン言う『否定派』の影響の封じ込めは成功した」と判断したからか?

2017-06-03 16:27:33
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

2011年3月12日に東電福島第一原発1号建屋の爆発による降下物を直接浴びた双葉町の人々は、今でも鼻血の頻発に悩まされ続けている。その他の「健康影響」と思われる状況は子どもにも青壮年にも高齢者にも増え続けている。ただし統計を取ることができる権限ある組織が数えないので詳細は不明だ。

2017-06-03 16:32:13
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

さらに、付け加えなければならない。 「健康影響」が現れるのは、福島県内にとどまらない。汚染された飲食物の流通も止めないし、汚染された物質をノーチェックで移動させている影響もあると推測されるが、最低でも東日本全域で「健康影響」が見聞きされる状況だ。計測すれば汚染も検出されている。

2017-06-03 16:36:07
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

再度書く。 土壌などを計測すれば、東日本全域が汚染されていることは事実として確認されている。山菜などの汚染は日本海側でも検出されている。 時間が経過するにつれて、原発事故による汚染は追加されている。汚染物質の漏出を止める事が不可能なのだから、論理的必然だ。 これが原発事故だ。

2017-06-03 16:42:42
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

「原子力緊急事態」は終わっていない。終わる見込みも、終える方法も見通しがつかない。「世界の叡智」を結集しても、核物質をなんとかすることができない。 刻一刻と。マイナスの方向へ事態が進行していくのを、とどめることさえできない。 その状況下で「復興」を語るなど、明白な間違いだ。

2017-06-03 16:47:27
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

今、原発事故に対して、私たちがなすべきことも、明白だ。 正視することは苦痛だが。そして、正視するための作業を6年以上経過した今から始めるのは、時間の無駄遣いだったと言わざるを得ないが。 観光キャンペーンをしたり、影響の過小評価の為の宣伝をしたりすることではない。

2017-06-03 16:52:19
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

事故原発の内部調査や、事故原因の詳細特定は、時間がかかるけれど継続しなければならない。 それよりもまず、 現在の汚染状況を、広域に統一した企画で詳細に調べる事。特に土壌の汚染調査を可能な限りの制度で調べる事。 現在の健康状況を、全国的に統一した企画で詳細に調べ記録する事。

2017-06-03 16:56:07
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

汚染状況と健康状況の詳細調査を実施したら、 そこからが非常に重要な作業だ。 二つの状況の相関関係をチェックする事。 その結果、相関がないと分かったら、その時は安心して地域の「復興」を行えば良い。 相関があると分かったら、可能な限り早く、対応する態勢づくりを構築する。

2017-06-03 17:00:18
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

原発事故に対応する態勢を作る。 それは、五輪招致のようなワクワクする事ではない。 広告代理店は、儲からないかもしれない。 インバウンドの収入は諦めるしかない。 だが、仕事がなくなるわけではない。別種の仕事が必要になるだけだ。 一部の人のウソは許す気になれないが。

2017-06-03 17:03:33
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

そこで、一連のツイートの冒頭で取り上げたY氏の話に戻る。 Y氏は、意図してウソをついていたわけではないだろう。 「福島の復興」を願う人々の心に応じたうえで、仕事と願望を一致させただけだ。 だが、Y氏の仕事によって不要な被曝をした人々への落とし前はつけてもらいたい。 まだ先は長い。

2017-06-03 17:07:49

コメント

鴻吉(こうきち)Jr. @ken73ok 2017年6月4日
内容以前にそもそも、「県境」という人為的な境界線をもって、福島を一括りに捉えようとする行為に、合理性は全く感じられません。
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