リフレ派諸氏の深夜のハイパーインフレ談義
仮に中央銀行の独立性が失われて政府と一体になったとしても、統合政府がハイパーインフレを起こしてシニョレッジを獲得するというのが合理的なのかを考えれば、ハイパーが起きるずっと前に国債問題は片付くし、インフレになれば常識的な増税すれば良いのでハイパーなどにはならない。
2010-03-26 22:48:41@night_in_tunisi 岩本先生と話をしている中で思ったのですが、それ以前にインフレ→重いインフレ→ハイパーインフレと進行していくと思っていたのが間違っているような気がしてきたのですが。
2010-03-26 22:57:11@night_in_tunisi うまく表現できるかな・・・ハイパーインフレは、「インフレ→重いインフレ」という経路をたどらずに「いきなり」起こるような気がしてきたんですね。
2010-03-26 23:01:50@do_moto どうなんでしょうかね。過去の事例を見れば参考になるかと思いますけど。ジンバブエはかなりじわじわとハイパーインフレになってますね。インフレは単に貨幣供給が増えるだけでなく、予想の更新も早くなっていく必要があると思います。だから、いきなりハイパーはないでしょう。
2010-03-26 23:05:09@night_in_tunisi 「数値的には」よくあるインフレや重いインフレ(2ケタインフレ)を経過はしていくのでしょうが(連続しているので)、そういう意味ではなくて、「景気が回復した結果おこるインフレ」がどこかで変質して「ハイパーインフレ」になることはないのではないかと。
2010-03-26 23:06:22@night_in_tunisi じゃあ「いきなり」は訂正。くろさんのグラフも見ましたので。でも経路が違うはまだ頭の中に残ってる。
2010-03-26 23:10:30@do_moto それは現状では可能性はゼロといっていいでしょうね。1000兆ドルの賠償金の支払を命じられたとか、日本の大都市全部が爆撃されて廃墟になったとか、税務署員が突然ストライキで徴税しなくなったとか、北朝鮮が精巧な偽札を空から死ぬほど配ったとか、そういうのがなければ。
2010-03-26 23:11:01@do_moto @night_in_tunisi ハイパーインフレって生産力が相当毀損しない限り起きないイメージなんですけど間違ってますかね?
2010-03-26 23:11:48@do_moto 中央銀行の「意思」の問題ですよ。「インセンティブ」に置き換えてもいい。ハイパーインフレは通貨発行権を持っている人がその気にならなければ起きない。ハイパーを起こすことにメリットがあるから起こすんです。
2010-03-26 23:13:56@night_in_tunisi うん、理論的にはありえるけど、現実的にはありえない現象。確認したい点のひとつめは、「普通のインフレとその先にある景気の過熱による重いインフレ」と「ハイパーインフレ」は発生メカニズムが違うということでいいのかな?
2010-03-26 23:16:43ハイパーインフレが終息するとき、マネーサプライ伸び率が相変わらず高いのに物価上昇率はそれより速く低くなってくのは有名だけど、ハイパーインフレが発生するときは逆に、『マネーサプライ伸び率<物価上昇率』となるみたい。
2010-03-26 23:21:25「右で述べたように、一九二二年一月から二三年一月にかけて、現金通貨は一七倍に増加したが、二三年一月の物価は二二年一月のそれの七六倍になっていた。 物価は紙幣の増刷よりもはるかに速いペースで上昇したわけである。」 (岩田規久男『インフレとデフレ』P25)
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