鯨と死

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トロピカルマナティ @owaruchannel

資生堂ギャラリーの吉田志穂「山I測量」を見た。空間の使い方と作品の編集の仕方が上手くて良い展示だった。語彙が2なので「展示」が良い作家は良いな…と思った。インタビュー記事も面白い。bijutsutecho.com/interview/4221/ pic.twitter.com/WUsHEFLIKj

2017-06-05 20:12:08
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砂の下の鯨を見てこの日の事を思い出した。twitter.com/owaruchannel/s…

2017-06-05 20:13:30
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5年くらい前に鯨が死んでいるのを千葉県の入江に見に行ったことがあるんだけど半身は波に攫われて無くてそこいら中にめちゃくちゃ大きな骨が転がっていて肉は朽ちてすぐ側で地元のお婆さんは海藻を採っていてその日体についた匂いはその後何回洗っても取れなくて全部巨大に押し寄せてきてすごかった。

2016-08-24 22:39:50
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鯨の死体は本当に大きくて夏で暑くて潮風がべたべたしていて本当にすごい匂いがした。肉体が朽ち果てるプロセスにはとんでもなく大きなエネルギーが動くのだという事をくっきりと知った。

2017-06-05 20:26:01
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鯨の死体の横で平然と海藻を取りにきているお婆さんが何故だか凄く印象的で、ごろごろ転がった骨と肉とそこに群がる目に見えるサイズから目に見えないサイズまでの数えきれない数の生物がそこにあった。

2017-06-05 20:28:46
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帰り道に古本屋に寄って宮崎学の「死」という写真集を教えてもらった。象徴的な日だった。餃子を食べて帰った。死んで腐って生きているものの一部になる一連のプロセスの中で「死」は一体どこにあるのだろうと時々考える。

2017-06-05 20:32:17
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体にこびりついた匂いが取れないという事が今までに2度あって、1度目は家族が長期間入院した時に頻繁に見舞いに行っては洗濯物を交換していた時だった。精神的なものかもしれないが、病院が臭くて臭くてたまらなかった。その2ヶ月間はずっとその匂いが自分の体につきまとって離れなかった。

2017-06-05 20:39:29
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2度目は鯨の死体を見に行った時だった。洋服を洗っても何度風呂に入っても落ちない匂いがした。当時はそれを死の匂いだと思っていたけれど、今はそれは生きているものの匂いだったんじゃないかと思う。

2017-06-05 20:41:29
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日本では火葬が一般的だけれど、土葬・屈葬・鳥葬・水葬・風葬に興味がある。肉体が変化して別のものの一部になる方が良さそうだな。

2017-06-05 20:53:21