去年くらいから大分しんどかったんだろうなぁ。半年くらいでどんどん老化して弱っていく様子を見ていたので「そのうち、いつかは」と覚悟していたけど、呆気ないほど急に死んだなぁ。摩耶の時みたいに、まだ元気だったのが突然入院して一週間で、と謂うのとはまた別の急さだったな。
2017-06-09 16:32:32時間を掛けて心構えが出来ていたからか、摩耶の時みたいなショックはなくて、後から後から止めどなく涙が溢れ出ると謂うのではなくて、何かしみじみと寂しい。
2017-06-09 16:34:34摩耶のことを思い出すと、大体その時は腹立った事柄が多くて情が強すぎて面倒くさい猫だったけど、月夜の想い出ってみんな聞き分けが好くて手が掛からなくて優しい良い子だったって記憶しかない。多頭飼いしたら一番割を喰うタイプの不器用で優しい子だった。
2017-06-09 16:42:55これは親バカの贔屓目じゃなくて、猫って普通はもっとワガママで構われたがりで面倒くさい生き物のはずだよね。その意味で月夜はビックリするくらい良い子でいつもお姉ちゃんの割を喰わされていた。申し訳ないくらいだな、と謂う気持ちしかない。
2017-06-09 16:45:06月夜がこんな死に方をすると、摩耶はオレが一番辛くなるような死に方を企んで死んだんじゃないかって気すらしてくる(笑)。あの子はそんな子だった。
2017-06-09 16:46:49あんなに老いぼれてしんどそうだったのに月夜が頑張って半年も生きてくれたのは、自分がもうすぐ死ぬってことをオレに教えるためだったような気がする。勿論そんなのはただの感傷だが、あの子はそのくらい気持ちの優しい猫だった。死ぬ時くらいワガママで迷惑掛けたってよかったのに。
2017-06-09 16:54:56あんなに頑張って生きてくれると「もういいよ、そんなに頑張らなくても、楽になっていいんだよ」って言うしかないじゃないか。そんなにお姉ちゃんやオレに優しい生き方しなくてもよかったのに。
2017-06-09 16:57:20摩耶の時みたいに心が音を立ててボッキリ折れて大穴が空いたようなショックはないし、忘れようとしても忘れられなくて寝ても覚めても哀しい感じではないけれど、おまえみたいな不器用で優しい良い子が突然いなくなって寂しくないはずがないだろう。
2017-06-09 17:13:12計算してみたら、摩耶より一〇カ月くらい長く生きている。莫迦だなぁ、幾ら父ちゃんが「摩耶より長生きしてくれ」って言ったからってそんなに頑張らなくてもよかったのに。
2017-06-09 17:33:23@kuruhowa 生前共に暮らした幸福な記憶があるからこそ死なれた時に辛いので、生き物と共に暮らすことに尻込みしないでほしい。
2017-06-09 17:43:50自分よりも先に死なれると辛いのは人間も生き物も同じこと。でも、死なれると辛いからって誰とも関わり合わないなんて生き方はしないだろう。
2017-06-09 17:46:18人間以外の動物は大概人間ほど長生きしないし、人間とは違って自分が死んだ後にほっといても独りで生きていけるわけではないから、必ず自身でその死を見届けなければいけないと謂う違いがあるだけで、動物と共に暮らす時間は幸福なものだよ。
2017-06-09 17:50:30@kuruhowa 「健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか」ってフレーズがあるでしょう。まさにアレなんですよ。
2017-06-09 17:55:25二〇〇一年に摩耶を迎え、二〇〇三年に月夜を引き取ってから、健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときもあった。ダメな人間だから悪い時にはひどいこともしたが、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くしたいとは思っていた。
2017-06-09 18:03:40明日のメシにも事欠くようなどん底のときには、うるさくいたずらする猫に大きな声を上げたこともあった。だから、そんな苦楽を共にした生き物が死んだ時に何年も苦しむなんて、それはしょうがないことなんだよ。
2017-06-09 18:14:30あれもしてやりたかった、これもしてやりたかった、あのときあんなことをするんじゃなかった、猫が死んだ後にそう謂う後悔を抱えて苦しむのは、猫と共に生きた日々が幸福だったからなんだよ。
2017-06-09 18:17:07