仙台で被災後、都内に戻った大学生による状況報告他

原口 悠哉 @yuuya1986

略奪に関してモラルの低下を嘆く意見があるようですが、餓死するかも知れない状態で目の前に食料があった場合それはしょうがないことだと思います。仮にそこで略奪が起こっていたとしても、現地の皆さんは色々なものを皆に分け与えていました。

原口 悠哉 @yuuya1986

現地で必要だと感じたのは水・食料は当然として電池・懐中電灯・ラジオ・防寒用具（おそらく生理用品も）でした。灯りがあるかないか、というのは精神衛生上とても重要であることを思い知らされましたし、現地はまだまだとても寒いです。

原口 悠哉 @yuuya1986

情報収集の手段はラジオと携帯のワンセグのみです。おそらく、電池がなくなったことによって情報が全く得られていない方も多数いるのではないかと思います。帰ってきてから初めて原発爆発の映像を見て、衝撃を受けました。

原口 悠哉 @yuuya1986

14日0時の段階では、仙台の一部ではPHSを含め携帯の電波がなく固定・公衆電話も使えないため災害掲示板も使えませんでした。ですので現地の人に連絡が取れなくともひとまず落ち着いてください。生きている人も大勢います。

原口 悠哉 @yuuya1986

欲しいと感じた情報は、市町村単位でインフラの復旧・食料援助がどこまで進んでいるのかでした。亡くなった方の数や原発の情報ももちろん重要であると思うのですが、今生存している人たちを救うための情報が少しでも多く流れればと考えます。

原口 悠哉 @yuuya1986

ボランティアに関して思うのが、「自分のための寄付・援助」を行わないで欲しいということです。現地に行けばそれを賄うだけの食料・場所などのコストも増します。何か物資を輸送するにしても、緊急車両の通行の妨げになる可能性もあります。

原口 悠哉 @yuuya1986

ですので大規模な援助は国や大企業に任せ、個人が行う援助としては募金が一番の方法であると考えています。ただ、善意の強要はするべきではないですし、募金額の多寡についてとやかく言うのも筋違いであると考えています。

原口 悠哉 @yuuya1986

正直、東京に帰ってきた際普段とあまり変わらない街の様子に愕然としました。都内でも亡くなってる方はいらっしゃるので簡単に言えることではないですが、被災地は都内とは全く異なる状況であるということがもっと伝わればと感じています。

原口 悠哉 @yuuya1986

たとえば計画停電に関してですがあちらは1日中停電しています。「情報が得られない」などと言いますが、その情報は本当に必要なものでしょうか？神妙にするべきなどと言いたいわけではないのですが、努力している方達に対して強く文句を言うのは筋違いではないでしょうか。

原口 悠哉 @yuuya1986

また消費をすることが大切と言いますが、それはもう少し先の段階でなされるべきことではないでしょうか。今は鉄道会社の方達の負担も甚大です。必要のない場合は自宅で待機していることが重要だと考えます。

原口 悠哉 @yuuya1986

都内での食料の買い占めについてもここで品不足になるとその分被災地への食料供給が遅れるのではないでしょうか。また、ガソリンの補給は今本当に必要なのでしょうか。本当に心配で地震に備えるのであれば今のうちに西へ移動すればいいのではないでしょうか。

原口 悠哉 @yuuya1986

多くのツイートでTLを汚してしまいましたが、ひとまずここで今回の地震について書くのは終わりにしたいと思います。偉そうに色々と書いてしまいましたが正直僕もまだ混乱しているので、最初に書いたように僕自身がこれを通して何を伝えたいのか分かっていません。

原口 悠哉 @yuuya1986

ですが、現地で実際に被災し、そして今は東京にいる人間として見てきたこと、考えたことを記しておくことは一種の義務なのではないかと考えこのような形を取らせて頂きました。気に障る文言があった方に対しては謝罪致します。

原口 悠哉 @yuuya1986

「貴重な経験だった」とか「これを糧にして」とか「恩返しをする」とか、そういったことを軽々しく言うことはできません。ですが、まだ上手く言葉にできませんが、「よそ者」ではありつつも被災民となった一人として、自分にできることをやっていこうと思っています。

原口 悠哉 @yuuya1986

追記。ホテルでは免許合宿参加者で15名程のチームを作ったのですが、その際友人の @Sosuke_Kubo にとても助けられました。本当に素晴らしい友人です。言葉だけとなってしまい申し訳ないのですが、改めて周りの多くの方達への感謝を伝えさせて頂きます。本当にありがとうございました。

原口 悠哉 @yuuya1986

また、現地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。小さなことしかできない自分の無力さに申し訳ない気持ちでいっぱいです。しかし多くの人に返信を頂く中で気づけたのですが、この記事が復興に向け少しでも役立つことを願っております。 http://togetter.com/li/112253