ジャーナリスト・烏賀陽(うがや)弘道さんの「大事(おおごと)になる前に・・・3・11から私たちが目撃してきた報道の実態」
- toshihiro36
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報道に関心のない視聴者、お金を出さないスポンサー、それに迎合するのが「経済性」「ビジネスマインド」だと尻軽に右顧左眄してきた新聞社員やテレビ局社員、そうした「報道の複合劣化」を私たちはいま目撃しています。
2011-03-16 18:14:34「報道は売れませんからね」「視聴率が取れません」「調査報道はカネだけかかって収益に結びつかないからね」「報道は硬いので、重版は無理ですね」「企画が通りません」と言い続けた新聞社員、テレビ局社員、出版社員、あなた方の愚行の集合体が、このクライシスの報道となって流れています。
2011-03-16 18:16:55@chan_dora http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51688876.html
2011-03-16 18:24:5190年前半からこれまで「報道なんて不採算部門だから」とテレビ局も出版社も報道から時間枠や出版企画、予算を奪い続けた。新聞社ですら取材にかけるお金を削りまくった。95年にオウムと阪神大震災の危機対応で一瞬盛り返したが、後はもう目を覆いたくなるような惨状。
2011-03-16 18:29:03民放でいえば、かつての「報道のTBS」だって、まともなドキュメンタリー枠すらなかった。日々のデイリーニュースは発生ものの処理だけで終わっていた。
2011-03-16 18:30:20こんな状態を15年以上続けて、いま「さあ、クライシスだ。報道、よろしく」と言っても、手も足も出ない。人材が育ってないんだから。当時の新入社員が、もう30歳代後半の指揮官クラスだよ。
2011-03-16 18:31:41狼に家を吹き飛ばされた三匹の子豚が、木を切って家を再建しようにも、「そういえば、植樹は不採算なので15年前に中止しました」と気付くようなものだ。
2011-03-16 18:33:16報道がいつもいつも予算や時間枠の中心であることが不可能なのは許容範囲にしても、予算、時間枠、組織、人事において「ほぼ根絶やし」にしてしまっては、こういうクライシスに食いついて行ける人材がいなくなるのは当然ではないか。
2011-03-16 18:36:51ベルリンの壁崩壊&ソ連の崩壊=89〜92年ごろに、現在に至る報道の退潮は始まっています。95年のオウム真理教、阪神大震災というクライシスで「瞬間最大風速」的に盛り返しましたが、98年ごろにはもう元に戻りました(質の問題はさておき)。
2011-03-16 18:41:4398年以降、平成大不況による広告の低迷、個人消費の衰えでどんどん予算、時間枠、人事、組織を削られ、サブプライムローン危機でとどめを刺された格好です。
2011-03-16 18:43:20およそ20年、短く見ても13年の「報道という畑」を放置して水もやらず荒れるがままにしておいたので、いざ収穫しようにも、もう土地がやせてタネも苗もなく、どうしようもない現実が、いまテレビや新聞に流れています。
2011-03-16 18:45:33(若干修正)オオカミに家を吹き飛ばされた三匹の子豚が、木を切って家を再建しようにも、「そういえば、林業は不採算なのでもう何年も前にやめちゃたんだ」と気付くようなものだ。
2011-03-16 18:51:45新聞社やテレビ局には、「報道」をクライシスのときに動かす以外に、平常時に「維持」しておく仕事もある。要は、それを怠っていた。
2011-03-16 18:53:44点検もせずに、ホコリをかぶったままクルマを20年放置して、「クライシスだ!」とあわててエンジンをかけて動くわけないじゃないか。
2011-03-16 18:54:29訂正とういか注意。「私が新聞社に絶望した理由が踊っている」のは「毎日新聞」ではありません。「毎日発行される新聞」です。って当たり前じゃろ アチョー
2011-03-16 19:24:44原発事故に怯えてものすごいストレスの下で暮らす関東の人々。被災地のみなさん。でもジョークは言える。素晴らしい。 =「戦場でのユーモアは最高の勇気」(イギリスのことわざ)
2011-03-16 19:48:31阪神大震災のときもそうだったけど、被災地から離れた当事者性の薄いところほど、ユーモアも許容しない真面目/善意のつもりの偏狭、狭量が横行するのはなぜだろう?
2011-03-16 19:52:44