2017年6月26日

パンクしたタイヤパンク

自転車をこいでいると急にペダルが何かにとり憑かれたように重くなった。幽霊の正体はパンクしたタイヤだった。
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5京m @accorrrn

自転車をこいでいると急にペダルが何かにとり憑かれたように重くなった。幽霊の正体はパンクしたタイヤだった。

2017-06-26 22:09:54
5京m @accorrrn

タイヤ廃棄場に漂う莫大な霊力。これを使って僕は霊界への門を開く。あの日失ったあの人にもう一度会うために。

2017-06-26 22:10:43
5京m @accorrrn

全てがパンクしたタイヤの霊力で営まれる社会を描くパンクしたタイヤパンク小説

2017-06-26 22:12:00
5京m @accorrrn

輪禍で失った恋人と再会するために男がタイヤ廃棄場で霊界への門を開いてから50年、社会から空気は抜け、世界は霊気で満ちていた。

2017-06-26 23:20:47
5京m @accorrrn

工業社会の主役たる車、それを支えるタイヤが生だとするならば、パンクしたタイヤはすなわち死である。生の社会たる工業社会に対して、パンクしたタイヤパンク社会は死の社会である。

2017-06-26 22:57:11
5京m @accorrrn

工業社会はタイヤのように「回る」ものであり回ることによって存在し続ける。一方パンクしたタイヤパンク社会はパンクしたタイヤのように回らずしてそこに存在し続ける。そこではもはや人間は動かない。真に流動的なものは、パンクしたタイヤの霊力だけである。

2017-06-26 23:02:10
5京m @accorrrn

誰もが不変の安寧を享受する時代の中で、心の貧しさを捨て切れない主人公は車輪の発明を足掛かりに工業社会の再建と人間の生の復権を目論む。彼が挑戦の末に垣間見る工業社会の実像、そしてパンクしたタイヤパンク社会の真の姿とは。

2017-06-26 23:22:59
5京m @accorrrn

ちょっと気に入ったしょうもない思い付きが、いつの間にやら労働へのアンチテーゼ的ディストピアになった。随分遠くまで来た。 すごい楽しかった

2017-06-26 23:33:26

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