6/26おそチョロわんこそば
レスカマ
【レスカマ】「誰が触って良いって言ったの」そう冷たくあしらうが目の前の男は全く聞いている様子がなく、さらに手を伸ばしてくる始末だ。本当にこの人は、こういう所に慣れていないくせにずかずかと中に入り込もうとしてくる「だってチョロ美さん綺麗だから」…そんな言葉、信じられない筈だったのに
2017-06-26 22:20:33【レスカマ】「ふへへ、チョロ美さぁん」熱を持った腕が肩に回る。仕事柄アルコール摂取を避けている彼がこんなに酔っているのは珍しくて、その逞しい胸板に寄りかかるように身体を寄せた。「ねぇ、ここ家なんだけど」「ん?」だらしない表情をした彼に唇を寄せて、囁く。「チョロ松って呼んでよ」
2017-06-26 22:24:14【レスカマ】「チョロ美さんって結構強い?」「そんな事ないよ」「うそぉ」貴方はそうやって驚くけど、僕は酒に酔えないわけではない。ただ酔わされるのが嫌なだけ。「ホント。オニーサンが弱いだけじゃない?」硬い胸に指を滑らせると顔を赤くする可愛い人…。僕を酔わせられるのは「貴方だけなのに」
2017-06-27 17:53:55マフィア
【マフィア】カチリと撃鉄を起こし静かに相手を見やる。何か喚いているような気がするがどうでもいい「Addio」低く呟いて引き金を引けば簡単に失われるソレ「…俺のに手を出すなんて命知らずな奴だよねぇ」「…流石にやりすぎじゃないのボス」「俺そこまで優しくないよぉ?」特にお前に関してはな
2017-06-26 22:15:46【マフィア13】乾いた音が鳴り響く。赤がしとどに降り注ぎ真白い肌を汚していく。「珍しいね」彼はいつも汚れを嫌うから返り血を浴びないようにするのに…彼はふ、と笑って綺麗にこちらを向く。「たまにはいいでしょ」お前の色に染まりたいんだよ、とか、ほんと…「んなの俺に言えば汚してやんのに」
2017-06-26 22:18:05【マフィア】空を切るような音と共に鋭い痛みが頬を焼き僕は舌を打つ。目の前で歪に笑う男を殺意に満ちた目で見つめその頭を打ちぬこうとしたら、既に男は息絶えていて。「…何、俺のもんに傷つけてるの?」怒りに赤を色濃くしたおそ松に息を呑む。ああ、殺意に満ちたおそ松はこんなにもかっこいい。
2017-06-26 22:22:08【マフィア】銃痕に火傷痕に刺傷の痕。傷だらけの身体に唇を落としていると、僕の後頭部を撫でて兄が笑った。「なぁに、嫉妬?」「うん、妬いてる」くく、と低く喉で笑って、兄さんが僕の腕を背に回させた。「俺の背中に傷つけれんのはお前だけなんだから許してよ」「今すぐつけてやろうか」「熱烈ぅ」
2017-06-26 22:42:04デビめが
【デビめが】「女神さまおこんばんは」「…またそんな変な挨拶…きちんと挨拶くらいはできないんですか?」出会い頭に怪訝そうな顔をされ、心臓がどくんと跳ねる。こんな嫌そうな顔にときめきを感じる俺は本当に狂っているに違いないけど、それを誇りにすら思う。「へへっ」俺は女神さまと話せるなら…
2017-06-26 22:24:29【デビめが】泉から見える小さな空に向かって手を伸ばす。此処から動けない私にとってはそれがすべて「…貴方は本当全てを変えていくのですね」「違うよ。俺が変えたんじゃなくて女神様が知らなかった事を知ったからだよ」そう笑う姿さえ渡しにとって眩しいというのに。…何で貴方は悪魔なんでしょうね
2017-06-26 22:24:52【デビめが】「うへぇ、あっちぃ」ジャケットを脱ぎ捨てネクタイを緩めていると、不意にこちらに向けられている視線に気付いた。「どしたの、女神様」ぱちりと視線があった瞬間、白い頬が一気に赤く染まる。その様子ににたりと口角が歪むのを抑えきれず、細い腰を引き寄せた。「俺に見惚れちゃった?」
2017-06-26 22:55:38デビめが!さっきRTした吟花さんのSSのイメージで描かせていただきました~(*´▽`*) pic.twitter.com/SSB0mJHe66
2017-06-26 23:51:28【デビめが】「これはなんですか?」「短冊。願い事書くんだよ~。織姫と彦星が一年に一度会える日に、その願い事を叶えてくれるの」「一年に一度しか…会えないなんて、可哀想ですね」それはどうだろう?一年に一度の彼らと、毎日会っても触れ合えない俺たち。可哀そうなのは果たしてどちらだろうか?
2017-06-27 15:00:28マフィカマ
【マフィカマ】緑髪の隙間を指が摺り抜ける。キザったらしくそこに唇を落として彼は笑った。「もっと教えてよ、チョロ美ちゃんのこと」ああ嫌い。こんなに自分を見せない人。溜息を吐いて手を払い、僕は嗤う。「お得意の自分語りはもう終わり?Boss」驚きの顔がまた笑えた。「馬鹿にすんなよ?」
2017-06-26 22:25:00【マフィカマ】「まだいるの?」閉店が近づいても未だ飲み続ける男に溜息を吐く。ボスであるコイツが何でこんなところで油を売ってるのかしら。「だってチョロちゃんには毎日会わないと俺死んじゃうもん」死と隣合せで生きているのに何をバカな事を。でも満更でもない自分を誤魔化すよう酒をあおった。
2017-06-26 22:27:35【マフィカマ】「これ、俺の」そう引き寄せられて一瞬固まる。が、慌てて我に返り目の前に広がる赤いシャツを押し返す。いや力が違いすぎて結局離れる事は出来なかったけれども「ちょ、オーナー」「客だからと言って此処はそういう店じゃないんでねー?」サヨウナラってその人お得意様なんですけど!?
2017-06-26 22:27:57【マフィカマ】「Hasta la vista, baby. 」そう言って、あいつはドレスの裾を翻しながらその場を後にした。微かに香るパフュームの匂いと、噎せ返るようなアルコールの匂い。二つが混ざり合い、シゲキテキな香りになる。「…やってやろーじゃないの」上等なスーツはあいつが
2017-06-26 22:53:58→容赦なくぶちまけた酒のせいで台無しだ。(アンタみたいなやつ大ッ嫌いなんだよね。)―あのときのあいつの顔は、言うなれば無表情だった。分厚くて冷たい壁。…いいじゃん。おにーさんそういうの燃えるタチだよ? 出会いは最低最悪。それなのに、最高の2人になる予感がするのはなぜだろう。
2017-06-26 22:58:23【マフィカマ】噛み付くように唇を塞がれ、差し込まれた指先がぐしゃりと髪を掻き乱す。そのままウィッグが足元に脱ぎ捨てられて、ドレスの肩紐は指で滑り落とされた。「…っは、なに、がっつきすぎ」揶揄するように投げた視線は、獰猛な色を含んだ瞳に捕われた。「チョロ美じゃないお前を抱かせて」
2017-06-26 23:06:40