こうの史代 特別講義「原作者が語る『この世界の片隅に』」 #この世界の片隅に #こうの史代 6月28日(水)@神戸芸術工科大学(byこのメガネの片隅に〜私の名はシンかなぴんさん)
- minori_ironim
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監督は遠くにともっている灯りのような存在だった。そんな方から手紙がきたんですよ。ラッシーを観ていた頃は室内アンテナのTV画面の画質がひどくて名前読めなくて、最初は誰じゃ?だったんですけど。
2017-06-28 21:33:13映画は作品として楽しむというよりもハラハラした。編集さんにも「意味がわからない」とよく言われるし心配で。掲載後にもある。やらかしがないか、意味がわからないのに垂れ流していないか。面白いと思って描いてあとで自分で見てもよくわからないという悪夢もよく見る。
2017-06-28 21:38:03普段は描写の正確さはあまり気にならない方。でもこの世界〜は、戦争が題材なので気を遣った。親族にモデルもいるが、体験者の方にそう多くお話を伺ったわけではない。映画は原作があるのでそれを元にお話を伺えるのだけど、持っていくものが何もない原作漫画は信用してもらうのが大変。
2017-06-28 21:45:27宮沢賢治が大好き。賢治の生前に売れた原稿は1本のみ(「雪渡り」のことかと。生前刊行作は詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』がある)。私もそういうものと思っていた。
2017-06-28 21:50:33続いて幼少時〜大学漫研時のお話。いくつか話題を選ぶと、大和さんの作品だと『ヨコハマ物語』が大好きでした。源氏がそんなに好きじゃないのであちらはそれほど・・。それと手塚、藤子、白土さん。男子とは白土さんの漫画を借りるだけの付き合いだった。
2017-06-28 21:56:40白土さん→銀河鉄道999→滝田ゆうさんという流れでしょうか。滝田さんについては、私はきれいな線が引けないので、ぐにゃぐにゃした線で、情感があり、題材に節操がなく、同じ絵柄で何でも描く滝田さんに衝撃を受けた。これでいけるかも、とも。
2017-06-28 22:02:27漫研時に自分と違う世界で育ってきた人たちを認識。得意なことも違って、綺麗な集中線が描ける人、長いストーリーが書ける人などなど。これはかなわないと思う中で自分の作風がわかってくる。ショートストーリーのほのぼの風味、そこに「居場所」があるんだなと。
2017-06-28 22:08:37いよいよデビュー(自費出版物の販売から)のお話になりますが、詳しいご投稿をされる(されそうな)方がいらっしゃるようなので、少しペースダウンしますか。ふう。
2017-06-28 22:21:56まだメモしたうち5分の1かな〜。エピソードを割愛しつつ、でも盛り込めたらと思っています。自分用メモにこういうこと書くのも変だけどね。
2017-06-28 23:06:50あそっか、私のこのまとめ投稿、読みたいという方があまりにもおられなかったら(実は聴講メモのうち、ここからが私の一番書きたいところなのだけど)止めても別にいいのか。
2017-06-28 23:09:24本日での講堂でのお言葉はメモから起こして(テープもありますがメモ主体で)、できるだけ正確に誠実にまとめて皆さまに読んでいただくつもりです。申し訳ありませんが投稿にタグは付けておりません。
2017-06-28 23:41:19あそうだ。寝る前にもう一つ。外部者(おじさんおばさん多し)も受け入れた結果、講堂がいつも以上の満席近い状態になったのだけど、でもそんな中で席がギュウギュウになっても不満な顔一つ見せなかった学生さんたちにも大拍手。ありがとう!
2017-06-28 23:47:08先週からのたった4日で、俵太さんとこうのさんと寿さんと、もちろんコミティアの中村さん)に濃い話を聞かせてもらったので、本来の受講対象学生じゃないおじさんにも刺激多かった。
2017-06-28 23:52:00昨日のこうのさんのお話(しりあがりさん、中村さんを交えた鼎談)の内容については、寝ている間にすでに詳しい投稿をされている(&投稿継続中の)方々がおいでなので、自分用メモとして続きを書こう。
2017-06-29 08:12:07影響を受けた漫画家のお話は、小学校の頃に999(TV)にはまって、途中に藤子、手塚、白土、最後に滝田ゆうということでした。
2017-06-29 08:34:45同人誌即売会への参加、大学漫研時代、上京、アシスタント、アルバイト、商業誌デビューのお話は、たぶん時間の前後や重なりがあると思いますが、伺った順序でメモ。
2017-06-29 08:48:48コミティアに参加された時は衝撃だったと中村さん。会場がサンシャイン近くだった頃。「いきなり年寄り風というか、年よりもかなり上の感じでしたからね。当時としても古臭い絵柄」(こうのさん)。会場に用意されていた資料が多分2回目の参加(流通参加?)の頃でそれが97年。
2017-06-29 09:05:07商業誌デビュー作である『街角花だより』(明石版)を自費出版して150部刷って、知り合いなどに配ったら100冊以上余った。友人に「あんた、まさか売るつもりなくて刷ったわけじゃないよね」と即売会を教えてもらう。半信半疑だったけれど参加した。
2017-06-29 09:10:50会場は大田区のホール。驚いたのは、会場の入り口にもうお客さんが並んでいたこと。「(漫画を)読むだけの人がこんなにいるのか!うわー、東京はおそろしいところじゃー」
2017-06-29 09:13:02周囲には漫画家になるためと言って妹さんと一緒に上京。でも本当はあまり(プロの)漫画家になるつもりはなかった。何かを失う気がした。
2017-06-29 09:19:20漫画が大好きで、もう一つ好きなものを見つけて、それを漫画で伝えていくことをしたかった。でも結局、漫画以上に好きなものは見つからなかった。簡単には見つけられない。
2017-06-29 09:22:44